MUSICSHELFトップ > 特集・連載 > Animal Collective 新譜情報
掲載日:2007.10.16
![]() |
|
メリーランド州ボルティモア出身のエイヴィー・テア、パンダ・ベア、ジオロジスト、ディーケンの4人から成る不定形音楽グループ。エレクトロニックからホラー、ゴスペル、ヒップ・ホップ、ソウル、ポップ、フォークまであらゆる要素を取り込んだ音楽性が話題となり、2004年の『Sung Tongs』、2005年の『Feels』が世界中で高い評価を受ける。今までにライヴ・アルバムを含め8枚のアルバムを発表、8月29日には最新作『Strawberry Jam』をイギリスの人気レーベルDOMINOからリリースしたばかり。
Myspace
http://www.myspace.com/animalcollectivetheband Hostess Entertainment http://www.myspace.com/hostessentertainment |
|
大阪公演
3/16(sun) CLUB QUATTRO* OPEN 18:00 / START 19:00 ¥5,500(前売/1ドリンク付) (問)06-6535-5569 (SMASH WEST) 名古屋公演 3/17(mon) CLUB QUATTRO* OPEN 18:00 / START 19:00 ¥5,500(前売/1ドリンク付) (問)052-264-8211 (クラブクアトロ) 東京公演 3/18 (tue) LIQUIDROOM* OPEN 18:00 / START 19:00 ¥5,500(前売/1ドリンク別途) (問)03-3444-6751 (SMASH) チケット発売 11/10(土)?PGにて発売開始 共催:root & branch 協力:Hostess Entertainment お問い合わせ: SMASH 03-3444-6751 |
Animal Collective select:
アニマル・コレクティヴのツアー定番トラック
アニマル・コレクティヴのツアー定番トラック
世界中で大絶賛を受けた前作『Feels』から早2年。今や超人気者となった音楽集団アニマルコレクティヴ。今回、新作『STRAWBERRY JAM』(2007.8リリース)のプロモーションで来日したメンバーを代表して、ディーケンがツアーの移動中に聴く定番楽曲をテーマに10曲選んでもらいました。(編集部)
→このプレイリストを見る
→このプレイリストを見る

インタビュー/文:村尾泰郎
--今回、スタジオに入る前にサウンドのイメージはできていたんですか?
ディーケン「できてたよ。今回のアルバム・タイトルの〈ストロベリー・ジャム〉というのは、ツアー中に飛行機に乗っていて、その時に機内食に付いていた苺ジャムがキッカケなんだ。そのジャムっていうのが人工的というか、すごく鮮やかな色で、〈アルバムもこんな感じにしたいんだよね〉っていう話になった。じゃあ、どうやったらそういう感じの音になるんだろう?って考えた時、まずライヴ感を大事にしようってことになったんだ」
--サウンド面で意識したことは?
ディーケン「前作の『フィールズ』ではすごくギターをフィーチャーしてたけど、今回はそれはヤメて、より異質なサウンドやループを使っていこう、というのがひとつのアイデアとしてあったね。例えば同じギターを使うにしても、違う音色を産み出すためにあえてエフェクトをいっぱいかけるとか。そういう、とてもライヴ感のあるヘヴィーなアルバムにしたかったんだ」
--レコーディング地にトゥーソンを選んだ理由は?
ディーケン「音楽を語るうえで、僕らは音楽的な形容詞や言葉じゃなくて情景や環境を使って表現することが多い。そういった意味で、今回のアルバムは砂漠っぽいって思った。そこで砂漠にあるスタジオを探したら、アリゾナのトゥーソンにあったってわけ。スタジオ自体はトゥーソンの街中にあって、ほんとに砂漠のなかでレコーディングしていたわけじゃないけど、砂漠のなかにある家を宿泊用に借りて、そこから毎日30分かけてスタジオと行き来したんだ。その道中にはほとんど何もなくて、サボテンとか生命力の強い植物ぐらいしか生えていない。昼と夜の温度差が激しく、夜はすごく寒くて昼はすごく暑いんだ。平野がずっと続いて、地平線がすごく遠くに見えてたよ」
--今回のレコーディングで、特に気に入ったサウンドはありましたか?
ディーケン「ギター・シンセだね。ミニのピックアップを通して、シンセをギターでコントロールでるんだ。だからシンセの面白い音が、ギターを弾きながら出せる。それが今回の新しい発見で、ギター・シンセを使っていろんなことができたのが大きかった。あとは、ノアがSP303のサンプラーをいっぱい使った。一緒に弾くんじゃなくて、前もって録音されたものを、その場で出していくという手法を今回かなり使ってるね」
--今回の収録曲のなかで、とくに印象に残っている曲を挙げるとしたら?
ディーケン「これまでは曲を書いて、それをライヴを通して仕上げていって、最後にレコーディングしてたんだ。でも今回はライヴで一度もやっていない曲を何曲かレコーディングした。なかでも「Peacebone」は、最初に書いたもののアレンジをまず変えて、スタジオに入ってからも何度も何度も変えながら作っていった。曲が徐々に形になっていくのを見守るのは面白かったよ」
--個性的なメンバー4人の意見をまとめるのは大変じゃないですか?
ディーケン「いや、むしろお互いの違いで、お互いを引き立て合ってる関係なんじゃないかな。そもそも僕らは子供の頃から音楽のやり方を一緒に憶えていった仲間だから、お互いのことをとても理解し合ってるんだ。君が言うように当然それぞれが違うものを持ち込んでくることはあるにしても、それは逆にすごく歓迎する雰囲気がある。時に意見が違っても、とても協力的にやってるよ」
--きっとそういうディスカッションのなかから、独特のサウンドが生まれるんでしょうね。
ディーケン「あるイメージに向かってみんなが曲を作っていくとしても、ひょっとしたらみんな同じものを聴きながら、それぞれ違うものを感じて、違うことを考えて作ってるということもあると思う。僕が悲しい瞬間を捉えて曲を作ってるとしても、他のメンバーはそれを聴いてハッピーなものを表現しようと思ってるかもしれないし。でもそんなふうに、一見相反するものが同時進行で行われている音楽、そんな音楽をアニマル・コレクティヴを通じて作れることが楽しくて仕方ないんだ」






