MUSICSHELFトップ > 特集・連載 > Saigenji 新譜情報
掲載日:2007.11.27

01.弧動 2007 ※新録
02.走り出すように
03.雨の匂い
04.Rhythm
05.SUNRISE
06.Breakthrough The Blue
07.Berimbau ※カヴァー曲・新録
08.Music Junkie
09.Magalenha ※カヴァー曲・新録
10.NAMIMA
11.海のそばに with acoustic piano ※新録
12.la puerta
13.acalanto
14.気づいたら僕らは
02.走り出すように
03.雨の匂い
04.Rhythm
05.SUNRISE
06.Breakthrough The Blue
07.Berimbau ※カヴァー曲・新録
08.Music Junkie
09.Magalenha ※カヴァー曲・新録
10.NAMIMA
11.海のそばに with acoustic piano ※新録
12.la puerta
13.acalanto
14.気づいたら僕らは
![]() |
|
1975年広島生まれ。沖縄~香港~沖縄~東京育ち。9才の時に「コンドルは飛んでいく」に感銘を受けケーナを始める。南米の民族音楽フォルクロ-レやブラジル音楽を中心にsoulやjazzなどありとあらゆる音楽を飲み込み、肉体的に吐き出すギタリスト&ボイスパフォーマー、インプロヴァイザ-、ソングライタ-。その圧倒的なエネルギ-に満ち溢れたパフォーマンスは観る者全てを虜にする魅力に満ちあふれており、独自の観点から生み出される作詞作曲も多方面で高い評価を受けている。これまでにMISIA、MONDO GROSSO、冨田ラボ、今井美樹、アン・サリー、平井堅、LOSALIOS等にゲストボーカルやギタリストとして、また『IT'S ONLY ROCK'N ROLL (BUT WE LIKE IT) -A TRIBUTE TO ROLLING STONES-』『Felicidade -A Tribute to Joao Gilberto-』『Disney Girls』等、数々のトリビュートアルバムにも本人名義による独自の楽曲解釈で多数参加している。また、「it's too late」「close to you」「GOLDEN LADY」の超絶カヴァーはFMで大量OAされて話題を呼んだ。アルバム『Innocencia』からは2曲が映画「東京タワー」にの挿入歌として使用され、「ダイワハウス」「金のごまだれ」「サッポロドラフトワン」などのCMでもsaigenjiの歌声&ギターがOAされている。ここ3年以上は年間150本以上のLIVEを行っており、2004年にはシンガポール、パリ、ソウルでもツアーを敢行し、エネルギッシュなパフォ-マンスで聴衆を熱狂させた。2005年4月には、カエターノ・ヴェローゾのプロデュースワークやモレーノ+2で活躍中のブラジル新世代の気鋭アーティスト"カシン"プロデュースによるブラジル録音を敢行し、4枚目のアルバム『ACALANTO』を完成させた。2006年7月に5枚目のアルバム『Music Eater』を発売。ここ数年ライブでステージを共にしている同年代のミュージシャンとのバンドサウンドを聴かせる、よりグルーヴィでストレートな内容に仕上がっている。
Saigenji 公式サイト
http://saigenji.com/ |
|
"Seleçäo" Best Album Release Live
2007年12月9日(日)
Motion Blue Yokohama Saigenji(g,vo)、 小泉 "P" 克人(b)、斉藤良(ds)、福和誠司(per) 他 charge:¥4,200(税込) ●1st(open_4:00pm , start_5:30pm) ●2nd(open_7:00pm , start_8:30pm) ※入替制 "Seleçäo" Best Album
インストア・ライヴ&サイン会 詳しくは、こちら。
|
Saigenji select:
2007年的SSWの薫り
2007年的SSWの薫り
全体的に空気感だと思うんですが、ポップスに対する反動みたいなものがあるんです。現在の音楽市場って完全に飽和状態じゃないですか、そんな中でもの凄くプロデュースされたものより、アーティストの「素」が出た音楽の方が今の気分じゃないかなと思うんです。やはりいい曲を、いい声と凄くシンプルな演奏で聴かせる音楽が今の自分に合っているんです。それはジョアン・ジルベルトやケニー・ランキンは昔からやっていたことだし、最近のホセ・ゴンザレスやホルヘ・ドレクスレルにも通じるんです。きっと元祖はジョアン・ジルベルトじゃないかと思うんですけどね。
→このプレイリストを見る
→このプレイリストを見る

インタビュー/文:ウチタカヒデ
--初のベストアルバムということですが、選曲や曲順のこだわりにはどういったものがありましたか?
基本的に選曲はライヴでメインにやっている人気のある曲を選びました。これまでのオリジナル・アルバムでシングルっぽい曲というより、ライヴで必ず演奏する曲なので割と迷わずスムーズに決めていきましたね。大体各アルバムから2曲ずつという感じです。
--これまでの5作品を振り返って思い起こすのはどんなことでしょうか?最もレコーディングが難産だったアルバムは?一方最もスムーズにいったアルバムは?
アルバムによって制作期間は違うんですけど、『SAIGENJI』は初めてのアルバムということでかなり長い期間プリプロをやっていたんです。だから録音を含めて長かった記憶があるので難産を極めたって感じですね。『SAIGENJI(1st, 2002)』から『Innocencia(3rd, 2004)』まではハピネス・レコードから出したものなんですけど、アレンジやミュージシャンの人選などに時間が掛かっています。『ACALANTO(4th, 2005)』は2週間でザックリ録ったんですけど、録音前にプロデューサーのカシン(ドメニコ+2、モレーノ+2)と音源のやり取りを結構やっていました。
--やはりハピネスの場合、ホーム・スタジオの強みで試行錯誤しながら無制限に長い期間レコーディング出来たのと、『ACALANTO』はリオ録音での滞在スケジュールも関係しているんでしょうね。
それはありますね。ハピネスでは常にスタジオの融通が利く状態だったのでそれは大きいです。特に『la puerta(2nd, 2003)』は時間を掛けて作ったアルバムですね。
--参加ミュージシャンが一番多いのも『la puerta』じゃないですか?
多分そうですね。先輩ミュージシャンにかなり協力してもらいました(笑)。それを考えると、ミックスまで含めて一番印象に残っているのは『la puerta』かも知れませんね。プロデューサーの平野さんも凄く力を入れてくれてアレンジを煮詰めて作っていた印象はあります。最近作の『Music Eater(5th, 2006)』の場合は、新しく知り合った奥原君(Gira mundo)と一緒に作ったんですが、このアルバムがコミュニケーションを含め、ある意味一番スムーズにいったかも知れません。
--奥原さんが同世代だったというのもあるでしょうね。
それは大きいと思います。あまり試行錯誤をしたという記憶がなかったです(笑)。意志が伝わり易かったというのもあるでしょうね。
--今でも俯瞰的に聴き返すことの多いのはどのアルバムでしょうか?
自分のアルバムってあまり聴かないんですよ(笑)。今回ベストの選曲をするにあたって、久し振りに昔のアルバムを聴いた訳です。それで割と新しくなればなる程進歩しているんだろうと思っていたんですけど、意外とそうでもないという事が判明して、「あんま、変わんね~な~」というか(笑)。
--いえいえ、そんなことはないと思いますよ(笑)
そうなんでしょうけど(笑)、基本的なところは1stの『SAIGENJI』で完成されているんだなという気はしましたね。だから、どのアルバムなんだろう・・・。今聴いても一番“ハッ”とするのは、『ACALANTO』かも知れません。やはり他のアルバムとはサウンドの空気が違いますね。やはりカシンのカラーが凄く出ていると思うんですよ。
--自分のパレットにはなかった絵の具を足してもらったという感じですか?
正にそうですね。それまでは結構原色の感じだったと思うんですけど、『ACALANTO』は中間色が多いのかも知れません。
--今回新緑された2曲のカヴァー曲についてなのですが、選曲された理由は?
今まで自分のアルバムではブラジルもののカヴァーは一曲も録音していなかったんですけど、ライヴで演奏すると結構盛り上がっていたのと、自分のアクロバティックな(演奏上における)要素が凄く盛り込み易かったからですね。それと例えばオルタナティヴにソウルを演奏するとかではなく、ストレートにブラジリアンのカヴァーをやることが今回のベストアルバムには合うんじゃないかと思ったんです。
--確かに今まではキャロル・キングやバカラックなどポップス・カヴァーをSaigenji流の解釈で面白く聴かせるという傾向が強かったですよね。
そうそう、そうなんですよ(笑)。割とブラジルもののカヴァーをやるとそのままって感じなんですけど、結構ライヴではお客さんが喜んでくれていたのも大きいです。多分今までも「何故アルバムでブラジルもののカヴァーをやってくれないんだ」っていうファンも多かったと思うんですよね。
--オリジナルの2曲、「鼓動」と「海のそばに」も新たに再録していますね。「海のそばに」はアコースティック・ピアノが美しいアレンジで曲の良さが際立った感じがします。
そうでしょう?ECMって感じだよね(笑)
--歌伴がキース・ジャレットみたいな(笑)。恐らくSaigenjiセンチメンタル派な女子は喜ぶんじゃないかなと思いますね(笑)。
(爆笑)・・・。そういう側面はあるかも知れないよね。そこは大事な部分ですから(笑)。今回「鼓動」と「海のそばに」を録り直したのは、元々は凄くシンプルなアレンジだったんだけど、ライヴでは非常に人気の高い曲だったので、もしかするとポップ・ソングとしてもう少し可能性があるんじゃないかなと思ったからなんですよね。
--既成録音の曲に関しても、今回のマスタリングで新鮮に聴けるのではないでしょうか?
マスタリング前は結構バラけていたんですけど、担当したエンジニアの藤野さん(藤野成嘉氏)がナチュラルにマスタリングをしてくれる方で、広がりを凄く重視してアコースティックな部分を引き出すのが巧いんです。今回僕はそこの部分にはあまりディレクションはしていなかったので、結果的に藤野さんのセンスで決まったという感じですね。
--最後に今回のベストアルバムのPRをお願いします。
今回の選曲は割とキャッチーになった反面、自分の濃い部分が出たと思うんです。今回は完全に「動」という感じですね。今レコーディングしているニューアルバムはまた違ったスタイルになるんですけど、そっちが「静」なんです。この2作で対になる感じなので合わせて聴いてもらえたら嬉しいですね。





