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Behind the Music ミュージシャンの今を伝える Vol.8 MAGUMI (LA-PPISCH)
レピッシュ20周年 やるからには負ける気がしない MAGUMI (LA-PPISCH) MAGUMI (LA-PPISCH)
■インタビュー/文:佐々木美夏 ■デザイン:SQIP Inc. 掲載日:2007.7.6
 数々の独創的な名曲と伝説や逸話を残した、史上最強のライブバンド・レピッシュ。3年ほど活動を休止していたが、この秋、再びライブ・シーンに帰ってくる。もう一度あの場を体感できる日が来るとは思っていなかった。この20年間は決して平坦なものではなかったが、マグミは相変わらず飄々と毎日を過ごしている。
--20年前を思い出すと、若かったな、バカだったな、とか思う?
MAGUMI (LA-PPISCH)  あんまり今と変わんないんじゃない?(笑)ただ、今よりも“どうなったっていいや”って思っていたとは思うけど。レコード会社なんてクビになったって全然平気、って思ってたし。音楽も、その当時はそんなテクニックなかったけど、思いっきりハジケたことがやれればいいな、って思ってた。あと他人からはちょっと変わってるように思われたかったね。正統じゃない感じに見られたかった。
--音楽的に新しいことをやってやろう、と?
 バンド自体がそうなってたから。最低でも日本にはないような音楽をやりたいと思ってて、現ちゃんも恭一もそういうことを一生懸命考えてやってた。年をとっていくとそういうのはだんだん厳しくなっていくと思うけど・・・今の世の中はね、世の中にない音楽を作るのは非常に難しくなってるからね、これだけいろんなものがあると。
--デビューしてすぐに人気者になってしまったのは予想外だった?
 なんかよくわかんなかったけど、ただ大きい事務所だったし、先輩のバービーボーイズがどんどん売れてくのを見てたから、俺たちもああなっていくんだろうな、って。他のメンバーはわかんないけど俺は思ってたよ。流れには乗ってるな、って思ってたし。でもまさかあんな女ばっかりに人気が出るとは思わなかったけどね(笑)。
MAGUMI (LA-PPISCH) --音楽的な面で、レピッシュはまっとうに評価されていたと思う?
 クラスの変わりもんがファンだ、って話はよく聞いた(笑)。評価は少なかったんじゃない?ミュージシャンでレピッシュ好きなやつは多かったけどね。あと業界の人とか。
--レコード会社からはもっとわかりやすいものを求められたりしただろうけど・・・。
 でもまぁそう言いながらも現ちゃんと恭一は結局自分の中から出てきたもののゴリ押ししかできない人たちなんで(笑)、なかなか難しかったんじゃない?「パヤパヤ」みたいな曲を作れって言われてもねぇ、難しい話だし。「パヤパヤ」だって、デビューのときに“こんなのシングルにできないよ”って言われたもん。こんなに展開が多くて長い曲は無理、もうちょっと整理しないと、って。それで勝手に3分30秒に縮めた片面シングル作られたし(笑)。
--バンドを長く続けるのはやっぱり難しいこと?
 うん、でもやっぱりいちばん重要なのは面白いアルバムができたかどうか、だから。そういうのがバンドにとっては重要。なんかこう、ね、どれも完璧なアルバムとは思っていないけど、それでも一応満足できるアルバムができたら、またみんなと一緒にやっていこう、って思える。また今回も斬新なものができたんじゃない?っていうそれだけで。
--一応最後のアルバムということになっている『POP』の制作中は、煮詰まりを感じてた?
MAGUMI (LA-PPISCH)  いや、煮詰まりを感じてはいなかったけど、ただ人間的なバランスは間違いなく悪くなってた。それまで5人の絶妙なバランスっていうのがあったからね。雪好がやめていなかったら現ちゃんももしかしたらやめるのを思いとどまったかもしれないし・・・。
--活動休止宣言をしてからのこの3年間は、マグミにとってどんな3年間だった?
 いろんなとこに呼ばれて2~3曲歌ったり、DJもやったり、形にしてみようと思うユニットとかもいくつかあったんだけど、今のところは空回りしてるね(爆笑)。俺はある程度他人に対しては我慢できるほうなんだけど、その限界を超える人間が意外に多い(笑)。
--今回、20周年でまたライブをやろうってことになった発端は?
 昔からずっと一緒にやってた舞台監督の人が“レピッシュの20周年が見たいんだよね”って言ってくれて。(伊藤)フミオからも言われたんだよね、“今年でKEMURIも終わるから最後くらい一緒にやりたい”って。いろいろそういうのがあって、20周年だし、しかも現ちゃんもやるっていうから、だったらまぁ面白いかな、と。
--ひさしぶりに4人で会って、どうだった?
 4人では会ってない。最初にTatsu、俺、恭一で会って、その次に俺と恭一と現ちゃんで会った。4人で会うのはリハが最初になるんじゃない?まぁ話せば昔と変わんないよ。
MAGUMI (LA-PPISCH) --こんなライブにしよう、みたいなことも話し合った?
 初期を中心にベストっぽい感じでやろう、って話はした。先のことは考えずにね。
--マグミとしてはどんなところに期待してほしい?
 まぁ今回は、できればファンのみんなも含めてのお祝いだと思ってもらえれば。初めて見る人は、このオッサンたちがどんなもんかってのを覗いても面白いだろうし。当然のごとく、やるからには負ける気はしてないんで。常に勝つ気でいるんで(笑)。
--何に勝つんだ、敵はどこだ(笑)。
 なかなかビシッとした敵がいなくてねぇ。でもそういう勢いでやんないと、フニャッてなっちゃうんだよ!(笑)
 
MAGUMI Private Music
--ふだんどんなシチュエーションで音楽を聴いていますか?
 ひとつはモバイル放送。要するに有線みたいなやつ。80'sとか90'sとか年代別に分かれているチャンネルがあって、それがなんだかんだ流れている。あと相変わらず俺はものすごく新譜に興味があるんで、いつもレコード屋を回って毎月10枚は買ってる。
--自分のキャリアの中でいちばん思い出深い曲を1曲挙げてください。
ハーメルン / LA-PPISCH)「ハーメルン」from 『BEST 1987~1997』
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 レピッシュは騒がしくてとらえどころのないイメージだったと思うけど、ちゃんとした歌もので、しかもレピッシュらしい曲に出会えた気がしたのがこの曲。昔から俺は歌ものが上手だったんだけど、なかった。だから非常に苦労したところがあったんだけど、これはすんなり歌えた曲だった。
 
1984年、パンク・バンドとテクノ・バンドが合体してレピッシュ誕生。メンバーはマグミ(Vo)、恭一(G)、上田現(Key)、tatsu(B)、雪好(Dr)。マグミと恭一は熊本出身で小学校からの同級生。上田現は兵庫県宝塚市出身。tatsuと雪好は東京出身。寡黙で堅実なリズム隊と暴れん坊のフロント3人という布陣による圧倒的なライブ・パフォーマンスで話題を集め、フィッシュボーンのフロントアクトを務める。87年シングル「パヤパヤ」でメジャー・デビュー。バンド・ブームの追い風を受けて瞬く間に人気者となり、雑誌ではアイドル扱いもされるが、音楽面では頑固一徹だった。トッド・ラングレンがプロデュースしたアルバム『KARAKURI HOUSE』の高評価。NY、フランス、ポーランド等の海外ライブで見せた“負けるもんか”魂。国内でもアリーナ・クラスの会場を走り回り、確固とした地位を築く。01年秋、雪好脱退。02年春、上田現脱退。3人+サポートメンバーでアルバム制作とライブを続けるが、04年夏、ファンクラブ会員向けに活動休止メッセージを出す。07年夏、ライジングサンにて復活を果たし、秋にはツアーも。メンバーはマグミ、恭一、tatsu、上田現。結成20周年を祝うこの祭りを見逃したら、一生後悔する!

LÄ-PPISCH OFFICIAL SITE
http://la-ppisch.com/TOP.html
 
MAGUMI's PLAYLIST: 午前中にのんびり聴きたい曲
プレイリストの詳しいレビューとCDや楽曲購入
MAGUMI (LA-PPISCH)  ライブ情報
【 LÄ-PPISCH 】
RISING SUN ROCK FESTIVAL
2007 in EZO

8/18(sat) 石狩湾新港樽川ふ頭横野外特設ステージ
Open 11:00 Start 13:00
詳しくはこちら


"20th Anniversary
LIVE! LOVE! LIFE!"


10/10(wed) 名古屋ELL
ELL 30th Anniversary PRESENTS
OPEN 18:00 / START 19:00
All Standing ¥5,250(税込)
※1ドリンク代¥500別
(問)ジェイルハウス 052-936-6041

10/11(thu) 大阪BIG CAT
OPEN 18:00 / START 19:00
All Standing ¥5,250(税込)
※1ドリンク代¥500別
(問)SOGO大阪 06-6344-3326

10/13(sat) 福岡DRUM LOGOS
ゲスト:KEMURI
OPEN 17:30 / START 18:30
All Standing ¥5,250(税込)
(問)キョードー西日本 092-714-0159

10/21(sun) 東京SHIBUYA-AX
OPEN 17:00 / START 18:00
1F Standing・2F指定共¥5,250(税込)
(問)SOGO東京 03-3405-9999

☆全公演チケットの一般発売日9月9日(日)


【 MAGUMI 】
MAGUMIX NIGHT
~FREAK4周年記念スペシャル~

2007年7月13日 新宿「Live Freak」
Open 18:30 Start 19:00

2007年7月26日 南青山「Red Shoes」
Open 22:00
Chiwaki Magumi

詳細はこちら
MAGUMI (LA-PPISCH)  CD情報
未体験者のためのおススメCD
(解説:佐々木美夏)


レピッシュ / LÄ-PPISCH
『レピッシュ』
Amazonで試聴・購入
凶暴でファンタジックでとことん独創的。
日本にミクスチャーロックを根付かせた1stアルバム。

KARAKURI HOUSE / LÄ-PPISCH
『KARAKURI HOUSE』
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トッド・ラングレンがプロデュースし、米ウッドストックでレコーディング。日本のロック史に残る名盤。

POP / LÄ-PPISCH
『POP』
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雪好&上田現が脱退し、3人になったレピッシュが原点回帰。楽しくて明るい、現時点での最新作。

異邦人 / MAGUMI
MAGUMI 『異邦人』
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初のソロ・シングルは恭一プロデュースであの名曲を大胆かつ斬新にカバー。M2のレピッシュ曲は元JAMのTAKUYAがプロデュース、M3はマグミのセルフ・プロデュースで大ファンであるポール・マッカートニーに捧げる。
MAGUMI プロフィール
MAGUMI (LA-PPISCH)
MAGUMI
1963年、熊本県出身。日本スカ・パンク界のルーツ、LÄ-PPISCHのボーカル&トランペット。LÄ-PPISCHとして、87年のデビューから現在に至るまで、通算シングル14枚、アルバム13枚をリリース。楽曲の独特の音楽センスと詩、なによりもその圧倒的なライブパフォーマンスは、現在活躍する数々の若手アーティスト達に多大な影響を与え、日本でもトリビュートアルバムが現在Vol.2まで発表されている。MAGUMI自身は、ファンと共に好きな音楽を見聞き、楽しみ、そして歌うというスタンスで現在はライブ活動のみならず、DJ・MC・イベントのプロデュース等、精力的に活動中。

MAGUMI OFFICIAL SITE
http://www.magumi.jp/