MUSICSHELFトップ > 特集・連載 > ホフディラン インタビュー
個人的にこの春最大のニュースだった「ホフディラン完全復活!」。ライブでの復活は刹那的な感じがするが、こうして5年ぶりの新曲が届くと実感が湧く。ワタナベイビーと小宮山雄飛。このふたりにしか作れないポップ・ワールドの扉がこの先も開かれ続けていく、そう思うだけでとても嬉しい。インタビューの場も終始笑いに包まれていた。
--復活にいたるまでの経緯はどんなもんだったんでしょう?
小宮山:次にやるときはワタナベイビーが強いっていうのが僕の中のテーマでして。復活のライブをやる1年くらい前に映画(『男はソレを我慢できない』。主演の竹中直人氏とワタナベイビーが主題歌「今夜はブギーバック」を歌った)の撮影現場で会ったんですけど、ちょうどワタナベくんが毎月20本くらいライブをやってたときで、評判を聞いたら、いいんですよ。これは調子がよさそうだ、ワタナベくんがちょっと強くなってきた、だったらやってみようか、そんな感じですね。
--活動休止するときは、雄飛くんのほうが“休もう”って言い出したんだよね?
小宮山:そうですね。(ワタナベくんが)病弱でしたから(笑)。もう吹けば飛ぶようなね、将棋の駒みたいな人でしたから。
ワタナベ:いや、将棋の駒は健康なイメージだから。飛車とか角とか。
小宮山:基本的にワタナベくんの言うことを僕は信用してないですから(笑)。調子が悪いときに“調子いいよ”って言う人なんで。前は単純に“今日風邪ひいた”とか嘘ついて来なかったり。しかも“途中で風邪”っていうわけわかんない。向かってる途中のどこどこの交差点なんだけど風邪で帰る、みたいな。風邪って途中でひくもんじゃなくねぇか?(笑)
ワタナベ:無理して家を出たんだよ。
--雄飛くんはBANK$とかやってたけど、そこでは得られないものがホフにはあった?
小宮山:ワタナベくんがやっぱ強いですからね。なんだかんだ“ダメだ”って話をしてもそれはホフディランとしてであって、そうじゃないとこ行ったらもっとダメな人はいっぱいいますから(笑)。基準を高くしてるから“ダメだよ、もっと頑張んなよ”って話であって、ワタナベくんはステージで全部持ってくパワーを持ってますからね。
ワタナベ:あ、普通の人よりは強いの?
小宮山:普通の人よりステージ上での圧倒的な強さは持ってる。強い人とやったときに対等なんですよ。勝てないんですけど、竹中直人さんとも対等にできるじゃないですか。だからと言って素人の学生とライブやっても多分対等なんですよ。
--誰とやっても負けないけど勝てない(笑)。
小宮山:そうそう、負けないけど勝てない(笑)。 ワタナベ:天は人の上に人をつくらず。
小宮山:多分ね、我々みたいな凡人は素人とやったら勝てるんですよ。だけどそこにすごい人が来たらライブでは負けるわけですよ。でもワタナベくんは素人ともものすごい大物ともできるわけですよ。10人の客の前でもできるけどフジロックでも物怖じはしない。そのパワーがホフディランって大きいな、ワタナベイビーだからこそなのかな、って思って。
--ワタナベくんの良さに改めて気づいてしまった。
小宮山:そうですね。その大きいところに行くときに必要な核爆弾みたいなね(笑)。大国と対戦するときに核爆弾がないとどうにもなんないじゃないですか。でも家の身近なところにはプルトニウムとか置いときたくない。だからあまりね、ご自宅にはお薦めしないですよ?(笑)でも大きい勝負をするときには私もやはり核武装をしたいな、というか。
ワタナベ:うちの国も持ってるんだぞ、と。
--まぁ昔から本当に一緒にやってたのが不思議なくらい対極にあったふたりだけど・・・。
ワタナベ:いろんな人がそう言いますけどね、まぁ自然の成り行きだから、自分の意思でもないし。高尚な話をしますとね、神様が勝手に組ませたんです。
--だったらまた始めるのも必然。
ワタナベ:そう、だから取材で“再び組んだ思惑は?”“意気込みは?”とか聞かれるけど、別にないんですよ。いたって自然なこと。
小宮山:プルトニウム自体は核爆弾にもなれば平和利用もできる、いろんな可能性を秘めた物質なわけじゃないですか。だからプルトニウムであればいいわけですよ。中では一生懸命核融合を起こしてても、他のことはできないじゃないですか。プルトニウムがバイトとか始めても危なくてしょうがないじゃないですか(笑)。だからプルトニウムであることだけ自覚してくれればいいんです。で、あるとき、プルトニウムであるパワーがみなぎってる、という噂を聞き始めたんです。映画の楽屋でも鈴木京香さんとかを相手にバカウケなんですよ。竹中直人さんとその場で作った歌とか歌ってるんだけど、鈴木京香さんが大爆笑してて、ワタナベイビーのCDとか買ってるんですよ。800枚くらいしか売れなかったシングルを。それをさせられるのってすごいじゃないですか。僕はチョイ役で行っただけなんだけど、他にも小池栄子さん、高橋幸宏さん、清水ミチコさん、ベンガルさん、そんな面子の中で普通に、一番人気とは言わないが二番人気くらいを博してるわけですよ。その爆発力はすごいな、と。
--第一弾シングル「はじまりの恋」。このビートルズをベースにしたちょっとねじれたポップ感は、やっぱりこのふたりじゃなきゃ出せないと思いましたよ。
ワタナベ:とにかく何回も聴ける良さがあるんで、僕は好きですね。「スマイル」(デビュー曲)とかはあまり・・雄飛はガンガン聴いてましたけど僕はちょっとダメだったんですよ。
小宮山:・・・!?ものすごい出だしでダメじゃないですか(笑)。
ワタナベ:ちょっと甘口すぎるかなぁ、みたいな話したじゃん。
小宮山:そうでしたっけ?それにしてもまさか出だしでそんなコケてたなんて(笑)。
--でもこれも昔の毒はちょっと薄まってるかな、と思ったけど。
ワタナベ:いや、毒はね、良くないです。やっぱり魂売ってかないと。
小宮山:(爆笑)どこに?
ワタナベ:お茶の間に。
小宮山:今回はホフディランらしいっていうことを意識したんで。休止前は“僕らがやれば何でもホフディランだ”って感覚で、それ自体は実際そうなんだけど、でも逆に言うと、じゃぁ何でもいいんだ、ってことになる。今回は“ホフディランのよさは何だろう”って研究しまして。ホフディランであればいい、じゃなくて、ホフディランのよいところを出さなければ意味がない、と判断しまして。毒がないとかじゃなくて、いい部分を出そう、っていうことを考えて作ったんで、よいホフディランなんじゃないでしょうか。
--これで完全復活なんですね? 覚悟を決めた?
小宮山:覚悟っていうかね、わりと気楽にできるようになったというか、いいこと以外はやる必要がなくなったんですね。いいホフディランだけやればいいんだ、と。前は悪いとこも含めて全部ホフディランだったけど、もう悪いとこはやらなくていいから。
ワタナベ:昔はお互い個人の仕事やってると“なんだよ!”みたいなところもあったんだけど、でももう今はお互いにガンガン好き勝手やればいいと思って。雄飛だけのファンもいるわけで、そっちもホフディランのライブ会場に連れてきてもらえれば有り難いです。
--普段どんなシチュエーションで音楽を聴いていますか?
ワタナベ:眠るときに聴いてますね。眠りに落ちるために。
--音楽があるとよく眠れる?
ワタナベ:よく眠れないんだけど、それに打ち勝って眠る(笑)。中学時代にビートルズでこれをやってたんだけど、眠るときに聴くとフレーズが頭に入ってきていいんですよ。
小宮山:睡眠学習じゃないですか(笑)。僕はiPodかiTunesですね。パソコンにスピーカーをつなげて聴いてます。
--お気に入りの1曲
ワタナベ:スケジュール連絡の行き違いで、レコーディングの日なのにテニスのチケットを買っちゃってあったんですよ。でも譲らないで“急にあさってレコーディングとか言われても困るよ”って言って、テニスを見に行っちゃったんです。で、仮歌を雄飛に歌ってもらった。そのテイクを僕はいまだに聴いてる。“歌えてねぇな~”って(笑)
--そんなにテニスが見たかったの?
ワタナベ:ちょっとね、こだわりの一戦で。シュティフィ・グラフvs伊達公子っていう名勝負。
小宮山:ワタナベくん、そのビデオに映ってるんですよ。レコーディングしないで2列目くらいでテニスを見てるところが(笑)。
ワタナベ:numberっていう雑誌のビデオ・シリーズ、見てください(笑)。それ以降、お互いの曲の仮歌を歌い合うのが流行りました。
小宮山:僕らはまだいろんなことをわかってなくて、その後の「欲望」とかはそれなりにノウハウとかもわかってきてたんだけど、この曲のときはわかってないけどわかりかけてきてるような、人で言うと18歳みたいな(笑)。わかってはいないけど、そうか、大人ってこういうことなんだ、これが初体験か、みたいなね。そんな感じでした。レコーディングの作業から何からいろんなことが。だからいちばん甘酸っぱい。
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復活第一弾シングル!!
ワンマンライブ決定!!
「ホフディランですよ!復活復活 また復活」 5月2日(水) 渋谷 O-EAST OPEN 18:00 /START 19:00 【お問合せ】 HOT STUFF tel 03-5720-9999 前売り/all standing ¥ 4,200(tax in) ドリンク代別 3/4より発売開始 ・チケットぴあ/0570-02-9999 Pコード(248-670) ・LAWSON TICKET/0570-06-3003 Lコード(37489) ・e+ ・TICKET NAVI ・excite ticket EXコード(X00776) GIFT 開催決定! 渋谷の狂乱、それ即ち「GIFT」! 今回のGIFTはホフディラン(小宮山雄飛/ワタナベイビー)、カジヒデキ、&UMUも参加決定♪ 5月2日(水)JZBlat OPEN / START: 22:00~ TICKET ¥ 2,500(1ドリンク) ホフディラン/カジヒデキの各公演のチケット半券持参の方には特典アリ!! ARABAKI ROCK FEST.07 出演決定! http://arabaki.com/ SWEET LOVE SHOWER 2007 SPRING出演決定!! 5月20日(日) 大阪城野音 OPEN 13:00/START 14:00 【お問合せ】 GREENS tel06-6882-1224 フリーシート(自由席)/グリーンシート (芝生席)共 前売り¥ 3,675(tax in) 3/17より発売開始 サンボマスター「世界ロック選抜」 青森・福島大会に出演決定! 6月9日(土)青森QUARTER OPEN 17:30/START 18:00 TICKET ¥ 3,150(ドリンク別) 6月11日(月)郡山HIP SHOT JAPAN OPEN 18:00/START 19:00 TICKET ¥ 3,150(ドリンク別) 【お問合せ】 GiP tel022-222-9999 ホフディラン
ワタナベイビー(Vo.&G.)と小宮山雄飛(Vo.&Key.)の2人組。96年「スマイル」でデビュー。数々のスマッシュヒットを飛ばしたが、2002年のベスト盤を最後に活動休止に入る。そして2006/9/30日比谷野外音楽堂にてLIVEを行ない4年ぶりに活動を再開! 12/31,1/1にはCOUNTDOWN JAPANにも出演。2007/3/21に待望の復活第1弾シングル「はじまりの恋」をリリース。5/2(水)渋谷O-EASTにてワンマンライブが、 5/20(日)にはSWEET LOVE SHOWER 2007 SPRING(大阪城野音)が決定している。 小宮山雄飛オフィシャルサイト
http://www.geniusatwork.jp/ cgi-bin/news/news3.cgi 小宮山雄飛ブログ http://blog.so-net.ne.jp/yuhi/ こむぞう http://comzo.cocolog-nifty.com/ シコウヒンTV http://www.450hin.tv/ TOYOTA NETZポッドキャスト http://www.netzmusic.jp/top.html |
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ワタナベイビー:呼吸をしよう from『多摩川レコード』
小宮山雄飛:恋はいつもまぼろしのように






