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Feel the Music vol.15
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--シンガーのKAORIさんとコラボレーションしていますが、彼女の魅力とは?
 テクノ、ハウス、ラウンジ、ジャズも歌えちゃうところ。今年の春、Crue-L Recordsからリリースした彼女の1stアルバムがなかなかの評判で、今度、僕のアルバムが発売される2日前にCrue-Lからミニ・アルバムも出すんですよ。これが「ジャケ買い間違いなし!」っていうくらいジャケットがセクシー。そのアルバムに僕も1曲参加しているから売れて欲しいですね(笑)でもセールスで負けられなーい!!両方買ってくださーい!
--「ELECTRIC SMOOCH」のアートワークもスペイシーでかわいいじゃないですか。
 これは元々一昨年、DVD制作のプロジェクトがあって、それが無くなってしまったんです。それで、グラフィックマニピュレーターさんに申し訳なく思っている時に、卓球君から声がかかったので「渡りに船!」って事でね。ジャケット、特にPVはそのプロジェクトのアイデアだったから直ぐに「これでいこう!」って決めました。
 でね!さっきのKAORIちゃんの「クールなジャケット」もこのグラフィックマニピュレーターさんが作ってくれていてクオリティー高いわけですよ。僕はジャケットで裸になるわけにもいかないし、あっちは、裸にならなくても奇麗でしょ?どうしよ~。負けたくないぃ!
--どうして裸なんですか(笑)裸になれないから女性のイラストにしたの?
 このジャケットのコンセプトは、Naked Musicっていうサンフランシスコのディープ・ハウスのレーベルがいつも女性のイラストでセクシーなジャケットを作っているんだけど、それをやりたいなって。
--タイトルにあるSMOOCH(抱擁するときにチュってする挨拶的なチュー)も可愛いですね。
 電子・チュ、チュ、チュって感じで(笑)
--今回のアルバムでは「テクノ外交官」らしくいろんな国の人とコラボレーションをしたり、楽曲にしてもいろんな世界のテイストが入っていますよね?これは意図したところなのでしょうか?
 そんな大それたこと、4ヶ月の短期間では考えられない(笑)。全部ノリでとりあえず作りまくったんです。でも、かえってそれが良くて、時間がなかったから変な冒険をせずに済んだし。自分がやれる事は?って考えたら、「テクノだな」って思って。それに集中してシンプルで良いものができました。
--このアルバムの中で面白いエピソードはありました?
 テクニカルな話になっちゃうんだけど、ボンゴの音にエフェクトかけてたら、三味線みたいな音になっちゃったとか、「A multistage rocket」は2曲分のフレーズが1曲分でまとまっちゃったとか、偶然な出来事が幾つもあったのが面白かった!
 今まで、曲作るのって苦痛だったりもしたんだけど、4ヶ月集中していたらだいぶ慣れて、一昨日も徹夜でRYUKYUDISKOのリミックスをしていたんだけど、全然苦痛じゃなかった。当分、曲作りはこの方法論で満足すると思います。このスタイルだったらドンドン作れちゃいそう。
--最後に、そんなテクノの魅力って何でしょう?
 テクノを聞いていると言葉では表せない「音楽だけでの感情の起伏」があるところかな。曲に寄ってはメランコリックなものとかハッピーなものとか、感情のローラーコースターって言うのかな。そういうのがテクノの魅力だと思う。
 
TOBY Private Music
--普段どんなシチュエーションで音楽を聴いていますか?
 車の中で音楽聴くことが多いかな。アルバムを制作している最中は他の人の音楽を聴かないようにしていたんだけど、完成して最近はKOMPAKTから出ている“THE FIELD”とPEACEFROG/SOUNDSCAPEから出ている“ARIL BRIKHA”にハマっています。今は、曲を作るためのネタ探しの意味も含めて似たようなジャンルの音楽を聴くことが多いかも。あと、先日SONYの“WALKMAN”のリリースのイベントで“WALKMAN”を頂き、初めてオンラインで音楽を買いました。宇多田ヒカルの「This Is Love」とゲド戦記の主題歌を買ったんだけど、ちゃんと視聴して選びましたよ。映画「パプリカ」の平沢 進さんの主題歌もお気に入りです。
--思い出の曲は?
 Microglobeの「Trust-Tobynation RMX」だね。初めてマイク・ヴァン・ダイクと一緒に作業した曲。曲作りのイロハの「イ」を教わったのがこれ。機材の事とか手取り、足取り教えてもらいました。それに、当時の自分の感情がよく表わされてる。
--どんな感情?
 やっと失恋の痛手から立ち直って、地平線の向こうに日が昇ってきたよ。っていう感じ(笑)
TOBY's PLAYLIST: 無人島にいくとしたら、この音楽持って行く!
プレイリストの詳しいレビューとCDや楽曲購入
TOBY イベント情報
7月6日(金)
Sterne
@ WOMB, 東京
http://www.womb.co.jp/

8月18日(土)
RISING SUN ROCK FESTIVAL
2007 in EZO

@ 石狩湾新港樽川ふ頭横野外特設ステージ, 北海道
http://rsr.wess.co.jp/

9月1日(土)
WIRE07
@ YOKOHAMA ARENA, 横浜
http://www.wire07.com/
TOBY プロフィール
TOBY
(トビー)

またの名を『テクノ外交官』としても知られるTOBYは、1990年よりドイツのテクノシーンと交流を深め、世界最大のテクノフェスティバル"LOVE PARADE"をはじめ、Sven Vath、Dr.Motte、Mijk Van Dijk等のアーティストをいち早く日本に紹介するなど、今日まで日本とドイツのテクノシーンの架け橋となってきた。

そして、かつて日本のテクノシーンを代表したクラブ"MANIAC LOVE"がオープンした1993年より本格的にDJ活動をスタートさせ、国内有名クラブはもとより、フランクフルトの"OMEN"、ベルリンの"TRESOR"といったドイツ各地、オーストリア、ポーランド、チェコ、フィンランド、ロシア等のヨーロッパ諸国、中国、台湾、シンガポールなどのアジア各国、そして日本最大の屋内レイブ「WIRE」やドイツの「FUSION」といったビッグフェスティバルにも出演する。盟友Misuzuと立ち上げたラウンジスタイルパーティー「Sorbet」においては、ハウスセットのDJ PLAYを中心に、彼の新たな一面を披露している。
昨年9月には恒例となった『WIRE06』へ出演すると同時に、自身がオーガナイズする『WIRE前夜祭』を改め開催した『WIRE06アフターアワーズ』が大盛況のうちに終了した。
プロダクションワークにおいては、Mijk Van Dijkとのユニット「The brothers in raw」、Thomas Schumacherとのコラボレーション「Train to Tokio」、Gabriel Le Marとのユニット「Supercruizer」など、著名なテクノプロデューサーとのコラボレーションを展開。2003年に発売されたインベーダーゲーム誕生25周年記念CD「スペースインベーダー大作戦」(東芝EMI)や、シーナ&ロケッツ結成25周年記念CD「ELECTROKKETS」(ビクターエンタテインメント)に楽曲を提供。近年はANDREAS KAUFFELTとのユニット「KABUTO」がヒットしている。

また、2月15日に発売(海外版は昨秋発売)されたPSPソフト「ルミネス2」では、Q'HEY、M.M.M.(映像担当)との共作"Be-bop Acid"を楽曲提供している。
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