MUSICSHELFトップ > 特集・連載 > dj KENTARO DJ紹介・インタビュー
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2002年、DJ/ターンテーブリストがその技能を競い合う大会<DMC DJ CHAMPIONSHIPS>で、若干20歳にして日本人初の世界王者となって、世界を驚かせたdj KENTARO。彼のDJの何がスゴイって、そりゃ超絶な技術力は当然のことながら、なおかつ楽しくて、そして踊れるところ。バトルDJでありながら、しっかりパーティーDJの資質を備えている。彼のプレイはDJテクニックのことをよく分からない人が聴いても、自由な発想と聴く人をあっと驚かせる細やかな工夫、そして磨き抜かれたスキルによって作り上げられた極上のエンターテイメントであることが分かるのです。誰もが認める、世界最高峰の技を持つDJとして活躍しながら、今年はプロデューサーとしてもファースト・アルバムで世界デビューも果たします。"NO WALL BETWEEN THE MUSIC"をモットーに、ますます世界を楽しませてくれるdj KENTAROの快進撃は止まらない!!
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![]() ![]() もともと(ハービー・ハンコックの)"Rock It"が大好きで、この前ヨーロッパ・ツアーのとき、ロンドンの中古屋で見つけたレコードです。最初は"Rock It"かと思ったんですけど、よく見たら(DJのGrandmixer)D.S.T.のメガミックスだって書いてあって、値段も安かったし、「買うしかない!」と思って試聴もしないで買いました。聴いてみたら思いの他音が良くて驚きました。展開も良くて、もう1枚買いたくなりましたね。「2枚使い」もできる内容だったんで。この曲のスクラッチは、オールドスクールな荒削りさがモロに出てる。それもスクラッチの魅力だと思うんで。ただキレイなだけとか、回数切れるとかなだけではなくて、ライブ感がすごく出てるところがいいですね。
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![]() ![]() 『Livin' Proof』は大好きなアルバムなんですけど、特に中でも好きなのがこの曲で思い入れがあります。DJプレミアのコスリが絶妙ですね。ある意味、彼が「言葉で擦る」ことのパイオニア的存在だと思います。
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![]() ![]() これはロッキンなテクノっていうか、まあ今風のカッコいい曲なんですけど、スクラッチが入り乱れるようにカットアップされている。これは実際にコスッている訳じゃなくて、スクラッチ音をサンプリングしてありますね。あり得ない感じが、実際にスクラッチやっている僕らみたいな人間が聴いても逆に楽しめるような、面白い曲です。ダンス・ミュージックでスクラッチをこれだけ大々的にフィーチャーしていて、あまり他にない感じですね。
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![]() ![]() これはもう、曲が超カッコいい。さり気ない感じのコスリがまた、「先生、いい仕事してるな〜」って感じで(笑)。すっごい聴いた、これも思い出深い曲ですね。やっぱりプレミアが、ある意味"Rock It"以降、初めて効果音じゃなくて、ラップの声をコスるっていうやり方で影響を与えた人なんじゃないですかね。
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![]() ![]() これはクオリティーが高い!ビートからベースから、全部スクラッチで作っているんです。彼はキレの良い、独特なスクラッチをしますね。確か僕の1コ下くらいで、まだすごく若いんですけど、15歳で(DMCの)チャンピオンになってる。これも彼がまだ十代の頃の作品です。今はけっこうレアで手に入りにくいかもしれない。彼は最年少で優勝したんですけど、そこから歩みを止めずに、今もカニエ・ウエストのDJをやったり、メジャーなところにも食い込んでいるし、僕もリスペクトしている人ですね。
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なぜDJをするのか、と訊いてみたところ、dj KENTAROは「そこにターンテーブルがあるから!」と笑って答えた。それは冗談かもしれないけれど、バトルDJとして頂点を極めた彼がターンテーブルと共に過ごした時間は、ハンパなく長いに違いない。彼らはみんな毎日毎日、何時間も練習を重ねて技の完成度を高めて試合に備える。まるでアスリートのような鍛錬をしているのです。
そういう意味では、dj KENTAROはこれまで登場してもらったDJの方々とは少し違ったタイプのDJと言えます。「初めて出会った楽器がターンテーブルだったんです。僕もバンドとかやっていたらまた違っていたんでしょうけどね。あとは、やっぱりカッコ良かったですよね。僕は女にモテたいとか一切考えませんでしたけど(笑)、DJがカッコ良かったから、自分もやってみたいと思いましたね」 dj KENTAROのプレイを見て、同じ思いを抱いた未来のDJも少なくないはず。 そんな彼に今回選んでもらったのは、「専門家」が選ぶスクラッチのカッコ良い曲!中には彼自身の作品も含まれています。興味を持った方は、DJに留まらず、楽曲の制作においても才能を発揮する彼のファースト・アルバム、『Enter』もぜひチェックしてみて下さい。 |
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