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the players' worlds プロの世界「Vol.5」木暮“shake”武彦「洋楽への時めくイメージの広がりをもとめて」
■インタビュー/文:MUSICSHELF編集部  ■撮影:本多元  ■デザイン:SQIP Inc.  ■取材協力:La mama
掲載日:2007.7.27
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 メジャーデビューから27年。レベッカ、レッドウォーリアーズを経て渡米。帰国後も富士山に活動拠点を移し、飽くなき音楽探求は続く。8月に現在のバンドであるMt.デリシャスから待望の2ndアルバムをリリースするシャケに、あらためて今、そして昔を訊いた。
--まずはニューアルバム『太陽に還ろう』についてお聞きしたいのですが、1stと比べるとロック色やグルーヴ感が増している印象を受けましたが。
 1stアルバムに「SOLOR COASTER」というグルーヴィーな曲があって、それが伏線にはなっているんだけど。まず、このバンド(Mt.デリシャス)はほとんど何も決めないで、ジャムをしながら、その中でお互いに閃いたもの(フレーズであったりリズムであったり)をもとに曲を作っていくんです。段々と歳を重ねるに連れてゆったりした曲が増えていったんだけど、このバンドはすごくみんなエネルギーがあるんでね、レッドでやっていたようなカッティングをやってみたら、バンドならではの新しい音楽みたいなものが出来てきて、それが自分の中でエネルギーが沸いてくる感じがしてね、これちょっと今は元気になるべき時なのかなって。そこで、それでそれまでやっていたトリッピーなものにエネルギーとかグルーヴを掛け合わせたみたいな新しい音楽をやろうと思って作りました。
--今回の曲もジャムを繰り返しながら曲を仕上げていったのですね。
 去年のツアー前から何かキラッと光るものがあったら、すぐにメモをして、自然発生的に出来たものと、今年1月から約2ヶ月間位、作曲のためのジャムに入って、その間にライブがあるときは作った曲をすぐ演奏してみて、そこからまたリハに戻って色々アレンジして曲を仕上げていました。最後は新曲ばかりのライブになっちゃった(笑)。
--今回のアルバムも含めて現在のシャケさんのギターサウンドのこだわりがありましたら教えてください。
 ナチュラルな響きの良さですかね。あんまりモジュレーションやコーラス等のエフェクターを使うのは好きじゃないんでね。こもった音を弾いてみたり、スライドを弾いてみたり、色んな事をやるんだけど、割と澄んだ音が好きで、澄んでいるけどエッジがあったりレンジも一番上から下まで広くあってとか。基本的には歌モノの曲はあんまりないので存在的にはギターがボーカルみたいな、そして、ヴォイスのレイナはリードギターみたいな、存在的には歌とギターが逆なんです。
--シャケさんはソロという側面と今回のようにバンドという側面をお持ちですよね。 バンドに対するこだわりがありましたら聞かせてください。
 ずっとソロでやっていて、もちろんこれからもソロとしてアコースティックやギターばっかりのアルバムみたいなものもやってみたいですけど、バンドってお互いに自分がやりたいものを持ち合って、認め合ったり、反発したりして作り上げるからある種マジックが起こりやすいからね。
--その中でもMt.デリシャスというバンドは最も化学反応が起こりやすいバンドという事でしょうか。
 そうだね。こういうバンドがやりたかったというのがありますね。ジャムを繰り返してハッとするものが出来上がっていくって、60年代の音楽ってそうでしょ。ドアーズだったり、ツェッペリンやピンクフロイドっていうのは元々みんな天才的なミュージシャンだけどもっと無限性の中で、自分の個性をぶつけ合って音楽を創っていく。今、世の中でこれが流行っているからやろうとかそういうのじゃない、こんな事やってみよう、あんなこともやってみようと憧憬に満ちているというかね。で、なおかつ音楽性としても高まったものをやって時代を変えていったという、やっぱり突き抜けた物を作るためにはそんな風にバンドをやっていかないといけないんだなってアメリカに住んでいる頃に思ったんですけど、ただ、一度プロという枠になってしまうと、なかなか実現でき難いんですよね。当時ジャム演るとしたらツアーの前とかレコーディング前くらいしかなくて、もっと日常的に音楽的な冒険で集まってジャムセッションするとかそういうことがなくなってきてしまった。レッドウォーリアーズはあのバンドならではの音楽の作り方があるしね。だから、富士山に引っ越した時は自分ひとりで音楽を作って、やりたい事を全てやりつくそうと思っていたのね。ところがそこにたまたま今のバンドメンバーのドラムの(柏原)克己がいて、彼は家で思いっきりドラムが叩けるんで10年前から山中湖に住んでいるんだけど、やっぱり地方では野心をもったミュージシャンてなかなかいないでしょ。それで俺が行った事をすごく喜んでくれてね。なんとなく河口湖のイヴェントでピンクフロイドを演奏した結果、彼と意気投合してね。だから、それまでは自然とか宇宙観とかそういう静のビジョンが頭にあったんだけど、それにプラスしてロックバンドのエネルギーみないたものをくっつけたら面白いものができるんじゃなかなって気がしてね。そして日常的なJAMによる自由な音楽の追究によって曲を作っていくという今のスタイルになって約3年が経ちました。
--話はガラっと変わるんでが、シャケさんが音楽に目覚めたきっかけを教えてください。
 子どもの頃、いとこの家庭といっしょに田舎で暮らしていてね、まわりに集まる人がみんな年上だったからその影響もあってね。最初は吉田拓郎も聴いてましたし、ギルバート・オサリバンとかキャロル・キング、T・レックスとかヒットポップスみたいなものを聴いていて、やっぱり洋楽はイメージがすごく広がるんでその頃から好きでしたね。
--そこでアコースティックギターをいとこに薦められてはじめたとお聞きしましたが。
 ギターが好きになったのはFのコードを乗越えてからですね(笑)。ある日ね、痛いけど思いっきり押さえたら音が鳴ってね、それから楽しくなってね。その後、街中に引っ越しあと、田舎の仲間がエレキギターを持って遊びにきて、ラジカセから音を出して「パイプライン」を弾いてくれたんですね。その”テケテケ”って音にびっくりしちゃって、ガツンとやられましたね(笑)。それからはロックのことしか考えられなくなりました。
--最初に買ったギターって覚えています?
 モーリスのレスポール。当時、ギターとアンプ、エフェクター(ワウ、ファズ)、マイク、スタンド。。全部欲しくてね。予算内でギターは一番安いのを選びました。
 
木暮“shake”武彦’s PLAYLIST: BIG BLUESTONE MUSIC
 
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プレイリストの詳しいレビューとCDや楽曲購入
CD情報
太陽に還ろう
2nd Album
『太陽に還ろう』
2007.8.8 on sale!!
¥2,500(tax in.)/CS-1151
収録曲
1.ZOMBIE ZOMBIE
2.SUPIIDO
3.PAYAPA-PATI
4.LIFE IS BEAUTIFUL
5.青の群
6.BIG BLUE STONE
7.太陽に還ろう
『太陽に還ろう』購入方法
下記の項目をメールにコピーし、記入の上、送信先のアドレスへお送り下さい。
『太陽に還ろう』購入申し込み
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ライブ情報
251presents
~下北沢 MORDERN CULTURE
BOOGIES
2007.8.8. 下北沢CLUB251
18:30 open/19:00 start
前売¥2,800/当日¥3,300
(スタンディング、drink代¥500別)
出演:Mt.デリシャス、No Stars Innovation、LARGE HOUSE SATISFACTION、HERE
チケット:251店頭、ぴあ、ローソン、
前売メール予約
(問)CLUB251 03-5481-4141
『ツアー“太陽に還ろう”』
8/ 8 下北沢CLUB251
8/18 米沢ARB
8/19 石巻LA STRADA
8/20 仙台LIVE HOUSE enn
8/22 盛岡Club Change
8/23 八戸LIVE HOUSE ROXX
9/ 4 松本ALECX
9/ 5 長野LIVE HOUSE J
9/ 6 上田LOFT
9/ 9 神戸wynterland
9/10 米子ベリエ
9/11 出雲アポロ
9/13 広島並木ジャンクション
9/14 大阪SOMA
9/15 四日市ガリバー
9/16 飯田CANVAS
9/21 初台TheDOORS
18:30 open/19:00 start
前売¥3,500/当日¥4,000
店頭、ローソン
(問)初台TheDOORS 03-5350-5800
HERITAGE
CHARITY MUSIC-FESTIVAL
第9回ヘリテージ
チャリティー・ミュージック・フェスティバル
2007.9.29(土)、9.30(日)
河口湖ステラシアター
Mt.デリシャスで出演。
(問):ヘリテージミュージックライブ・ソ行委員会
0555-72-1234(湖のホテル内)
LIVE !
RESPECT THE STONES ! ! VOL.2
~ストーンズ・ナイト~
9/7(金)初台 ザ・ドアーズ
18:00 open/19:00 start
前売¥4,500/当日¥5,000(D¥別)
出演:THE EASY WALKERS,
サエキけんぞう(パール兄弟), SAMEJIMA Project,
DIAMOND☆YUKAI&SHAKE,
ドン・マツオ(the ZOOBOMBS),
THE PRIVATES ほか
MC:Mike M. Koshitani
(問)ドーアズ 03-5350-5800