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the players' worlds プロの世界「Vol.8」TAKUYA「今思ったことを、アンプから音として出す」
■インタビュー/文:佐々木美夏  ■デザイン:SQIP Inc.
掲載日:2007.9.3
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 19歳でスカンクに加入し、プロ・デビュー。その後、JUDY AND MARYでギタリスト、コンポーザー、プロデューサーとしての才を開花させ、さまざまなプロジェクトに名を残してきた。15年前から続けている自身のバンド・ROBOTS名義で8年ぶりにリリースする3rdアルバムでは、相変わらずのやんちゃさと確固とした世界観を垣間見せつつ、“ギタリストTAKUYA”をひさびさに解放している。
TAKUYA--レコード会社の制約がない状態で、ギター弾きたい放題ですね(笑)。
 (笑)今回は特に、もともとメジャーで出そうとかそういう予定でもなかったんで、どうせインディーズだしやりたい放題やってやれ、みたいな。今回からバンドにしようって思ってたしね。3年くらい前にSHIGEと人時くんに“ちゃんとバンドでやりたい”って話して、ただ運営とかは向いてないからリーダーはSHIGEで、僕は音楽制作とプロモーション担当、っていう感じ。
--もともとROBOTSはTAKUYAありきで始まったのに、それがだんだんそう変わってきたのは何故なんでしょう。
 といっても4人で“せーの”で音を出したのは計3日間くらいしかない。半年に1回くらい3曲とか4曲とか録って、あとはそこで録ったドラムとベースを元に俺がずっとひとりで作ってた。変わった形態のバンドだよね。バンドっていうよりコミュニティ。僕は音楽を作るのがポジション。SHIGEはHPを運営したり物販を売ったりブッキングしたりするポジション、って感じかな。
--ジュディマリ解散後、TAKUYA名義でもアルバムを出していたじゃない? それとROBOTSとの差別化も考えた?
 ROBOTSは自分の中ではよりバンド・サウンドで、ギター・ロック、ギター・ミュージックをやる。このアルバムに関して言うと、メロウなJ-POPみたいのはやらない、って決めてた。だからROBOTS=ギター・バンドのフォーマットでやる集合体。
--ROBOTSはTAKUYAにとってやっぱり大事なもの?
 うん、すごく大事かな。そうね、こんなに大事なはずはなかったんだけど、気がついてみたら唯一の親友はSHIGEだった、みたいな。
--バンドの難しさを充分わかっているTAKUYAがこれだけはやり続けてるんだもんね。
 うん、JUDY AND MARYのメンバーも含めていろんな人が僕の元を通り過ぎて行ったけど、SHIGEだけは通り過ぎなかったのは不思議。すごい縁を感じるし、俺が唯一泣きつけるのはSHIGEだけだなぁ。そういう意味でも“バンド”。初めて自分で起こした自分のバンド。1stアルバムも2ndアルバムもあるけど、本当は今回名前を変えようかって話もちょっとあったくらい違う感じ。すごい信頼関係のもとにある。やっと初めて、人のバンドに入るんじゃなくて自分のバンドでデビューできました、って感じかなぁ。このキャリアにして(笑)。昔とはやってる意識が全然違うし、ここ3年くらいライブをたくさんやってきて、今この時期にこういうアルバムを出せる、ここまで来たことに対しては、すごい自信がある。嘘っぽくない。こんなことは初めてだなぁ、って思う。
--うん、今まででいちばん奔放なTAKUYAを聴けた気がする。
 うん、そうね。うん。まぁ後半のジュディマリもそうだったけどね。あれこそ俺のサウンドだったけど、世間はそういう風には見なくて、やっぱりジュディマリ=YUKIだったんだろうと思うし。だからその反動でああいうことを自分のソロ名義ではやらなかった。あと前のROBOTS名義のときはやっぱ自分で作った曲を全部出したかったから、なんかこう、ジャンルがちょっと散漫になった感もあり。それはしょうがないし、今はそういうのに対して心的にもすごい余裕があるというか、いっぱいいろんなことができるっていうのは僕もわかってて、周りからもある程度評価されてて。まぁだからいわゆるポップ・ソングでタイアップがついて、っていう曲は別なアーティストでやってて、そっちはそっちで最近は満足できる活動をしてるから、ROBOTSではロックをやるって宣言してる。向かう先もブレてない。そういう意味では何故ここに最初から行けなかったんだろう、って僕も思う。けど僕にはこれくらい時間が必要だったんだろうね。あとは、ギターは20代でそこそこ確立できてたと思うんだけど、プロデューサーとしての能力と歌が追いついてなくて、そこを一生懸命何年も勉強したり練習したりしてた。もちろんスタッフだったり周囲の人間関係だったりがやっとここで揃ったっていう。そういういいタイミングのアルバムかな。
--エピック時代のROBOTSのアルバムはソロ名義で出してもよかった気もするし、ジュディマリ解散後にユニバーサルからソロで2枚出したけど、2枚目を出した後はライブもやらないでそのまま終わったじゃない? でもその後にこのアルバムが来たから、あぁやっといろんなことが整理されたんだな、って気がする。
 そうだね。離婚もして落ち着いたし(笑)。いや、本当にやっとこさ、って感じかな。最近はミュージシャンとしてなのか人間としてなのかわからないけど自立できた。そういう自信が出たアルバムかなぁ。もちろんこのアルバムはそういうことをいろいろ試しながら作ったんだけど。2年間くらい作ってたからね、これ。
--2年もひとつのことやり続けるなんて、途中でイヤにならないの?
 いや、全然。わりとストイックな性格なんでそういうのは全然大丈夫。その2年間に自分の歌の実力だったり、ロック・ミュージック、バンド・サウンドのプロデュースだったり、ていうのを自分で見つけながらだったから、布袋(寅泰)さんの『GUITARHYTHM』みたいなのがやっとできたな、って思う。
--タイトルの『DYING MUSIC』は、DYING MESSAGE(死に際に残すメッセージ)からとったの?
 うん、それと、『デトロイト・メタル・シティ』(漫画)で絶対デスメタルが来るな、って思ってて(笑)。このCDには入ってないけどライブのSE用にデスメタルを作ったのね。僕の中では来年あたり大ブレイクするって思ってて(笑)、DEATHに行く直前くらいだからDYINGくらいかなぁ、って(笑)。あともうひとつはまた漫画だけど『BECK』に出てくるバンドもDYING BREEDだし。DYINGが来てる(笑)。
TAKUYA--もともとTAKUYAはデヴィッド・ボウイ・マニアだし、ニューウエーヴの人だと思ってたんだけど、それが何故デスメタルなの。
 う~ん、だってデスメタルが来そうじゃん、なんか。俺はそう信じてる。あとギター音楽好きに聴いてもらいたいから。今回は特に、「イロトリドリノセカイ」とかみたいなのを期待してる人はもう買わないでもらっていいです(笑)。でもジュディマリでは「ミュージックファイター」が最高だったと思う人は買ってほしい。
--歌詞を日本語で歌おうとは思わない?
 それは理由があって。ひとつは、このアルバムの曲を作り始めてた当時、僕はあんまり日本にはいなくて脳みその中が英語だったから。もうひとつは、ギターのサウンドを聴いてほしいから。日本語にするとついつい切ない歌詞や抒情詩的なやつが入っちゃうから、今回はもうそういうのはやめて英語にして、あんまり歌詞とかは聴いてほしくないっていう狙いがあった。あとは今はちょっと違うんだけど、この曲を作ってた当時はやっぱ世界情勢とかまだ気になってる頃で、どうしてもそういう歌詞になるっていうのはわかってて。でもそんな事を俺が日本語で言っても・・・。日本で売れる曲っていうのはラブソングじゃなきゃダメだっていうのももうわかってたから、だったらわかんない英語で歌ったほうがいいかな、っていう(笑)。
--極論してしまえば、歌がないギター・インストでもよかったくらいの気持ち?
 そうね、極論を言うと。
 
TAKUYA’s PLAYLIST: You Tubeで検索してでも見たいPV
 
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TAKUYA プレイリストの詳しいレビューとCDや楽曲購入
TAKUYA リリース情報
元JUDY&MARYのTAKUYA率いるROBOTSが8年ぶりとなる3rdアルバムを発売!!
DYING MUSIC
NEW ALBUM
『DYING MUSIC』
2007.9.5 RELEASE!!
レヴェイユ
TER-25003 ¥2,500(TAX IN)
amazon.co.jpで試聴・購入する HMVで試聴・購入する
収録曲
01.The Earth
02.キルミーリルビー
03.Transonic
04.I Imagine Love
(It's An Emergency)
05.Analog
06.I Want To Heat Up Tonight
07.ナイトメアリー
08.Uk Ok?
09.Big Apple
10.Greatest Delight
11.The World Is Falling Down,
Is It True
TAKUYA ライブ情報
『ワンマンLIVE』
9.21(fri)沖縄・桜坂セントラル
OA:オズ(沖縄)
OPEN18:00/START19:00
前売¥2800/当日¥3300(+D)
チケット発売中!
ぴあ[P:266-727],ローソン[L:86812]
『桜坂セントラル』HPにて
チケット予約受付中
問)桜坂セントラル:098-861-8505
9.24(mon) 熊本D.Jango
w/Egg Man
OPEN18:00/START18:30
前売¥2500/当日¥3000(+D)
チケット発売中!
ぴあ[P:900-105],熊本Django
問)熊本Django:096-355-6960
『ワンマンLIVE』
10.7(sun) 神戸 STAR CLUB
OPEN18:00/START18:30
前売¥3500/当日¥4000(+D)
◆チケット(9/8発売)
ぴあ[P:268-525],ローソン[L:59806],
STAR CLUB店頭
問)神戸STAR CLUB:078-221-6328
『ワンマンLIVE』
10.15(mon) 渋谷CLUB QUATTRO
OPEN18:30/START19:30
前売¥4200/当日¥未定(1D付)
◆チケット(9/9発売)
ぴあ[P:267-008],ローソン[L:31639],e+
問)DISK GARAGE:
03-5436-9600 (weekday 12:00-19:00)
★ディスクガレージ先行発売
・受付期間
7月23日(月)21:00~7月31日(火)23:00
※規定枚数になり次第終了いたします
お申込みはディスクガレージオンラインチケットサイト『GET TICKET』をご利用いただきます。初めてご利用になる方は、GET TICKETへの会員登録(無料)が必要です。その他詳しくはお申込みページにてご確認ください。
(問)ディスクガレージ
03-5436-9600(平日12:00-19:00)
11.7 (wed) 仙台 LIVE HOUSE enn
w/EDDYROCK,tae
OPEN18:30/START19:00
前売¥2500/当日¥3000(+D)
◆チケット(9/8発売)
ローソン[L:],enn店頭
問)enn:022-212-2678
11.14(wed) 大阪・福島2nd line
w/Hippogriff,tae
OPEN18:30/START19:00
前売¥2500/当日¥3000(+D)
◆チケット(10/6発売):
ぴあ[P:267-424],
ローソン[L:59217],2nd line 店頭
(問)福島2nd line
06-6453-1985
11.15(thu) 名古屋・今池ハックフィン
w/Hippogriff,tae
OPEN18:30/STAR19:00
前売¥2500/当日¥3000(+D)
◆チケット(9/8発売)
ぴあ[P:267-882],ハックフィン店頭
(問)ハックフィン:052-733-8347