2008年10月に配信限定リリースされたデビュー曲「花になれ」が180万ダウンロードを突破。続いて発表されたメジャー1stミニアルバム『Unreal』はオリコン初登場2位、2008年度オリコンアルバムセールス新人部門第1位を獲得するなど、異例の好スタートを切った4人組ロックバンド、flumpool。初のワンマン・ツアーは軒並みソールド・アウトとなり、デビュー1年足らずですでにホール・ツアーも決定。圧倒的なスピードでメインストリームに踊り出た彼らが初のパッケージ・シングル「星に願いを」を完成させた。存在全体から漂う絶妙な温度感、琴線を震わすメロディ、クールネスを宿した歌声といった持ち味を損ねることなく、そのポピュラリティはいよいよ揺るぎないものとなっている。周囲の喧騒と華々しい話題性をよそに、自分たちの音楽に対するフラットな視点を保ったまま、奇を衒うことなくflumpoolを創造し続けるメンバー4人に話を訊いた。
--1stアルバム『Unreal』も大ヒットということで、バンドを取り巻く状況も目まぐるしく変わってきていると思うのですが。
尼川元気(B):でもまだ、ぼちぼち・・・です(笑)。
小倉誠司(Dr):こういう状況になったことがないものですから(笑)、だからあまり戸惑いみたいなものはないんですよ。毎日、楽しいですし。
山村隆太(Vo&G):好きなことやってるわけですからね。まったく大丈夫です。
--アルバム以降、初めてのシングルが今回の「星に願いを」なんですが、初のパッケージ・シングルということで特別な思いはありますか。
隆太:パッケージだから特別ということではなく、また自分たちの曲を出せるんだということが、まず嬉しいですよね。flumpoolの曲を聴いていただけるのであれば、配信でもCDでも僕らはどちらでも嬉しいです。今の自分たちを等身大で表現できていると思うので、ひとりでも多くの人に聴いていただければと思います。
--この曲をシングルにしようと思われたのは?
誠司:シングルをどうしようかという最初の段階で、アルバム『Unreal』に収録されている「春風」をどこかに入れたいねっていう話があったんですよ。「春風」をメインにするというのではなく、軸にしてみようというか。そこから考えていって「春風」と対になる、「春風」より一歩前に進んだ曲が出来て。それが「星に願いを」なんです。
阪井一生(G):曲そのものは以前からあったんですけど、詞も含めて何段階にも変わった曲で。
隆太:どこか内面を見つめているような「春風」に対して、「星に願いを」は一歩踏み出した感、走り出した感が欲しかったので、そこがより伝わるように歌詞もメロディも手直ししていきました。
--「春風」もそうですが、『Unreal』に収録されている曲は自分の内側にある感情を歌っているような、そんな曲が多いですよね。その辺りを考えると「星に願いを」は、自然と外を向いた曲なんじゃないかと。
隆太:そうかもしれないですね。アルバムの曲はインディーズの頃からあった曲なので、そこまで聴いてくれる人を意識していなかったかもしれないです。でも、音楽を作る者として魅力のある人間になりたいというのもあったし、やっぱり音楽は人に届ける仕事ですからね。そういう面では、聴いてくれる人のことを意識し始めたのかな、という気はしています。
--自分は音楽を人に届ける立場の人間なんだ、という意識なんでしょうか。
隆太:音楽をやっていて、自分自身がどんどん楽しくなってきたんですよ。その上で、自分の歌を聴いてくれる人がいて、いろんなことに共感してくれる人がいる。だからもっと楽しませたい、もっと楽しみたいっていう気持ちが出てきたんじゃないかなと思うんです。
--なるほど。今回はオリジナル曲ということもありますしね。
一生:やっぱり嬉しいですね。嬉しいけど、でもそれほど意識はしてなかったんですよ。
隆太:「花になれ」も自分たちが演奏して自分たちが表現しているわけですし。何よりもまずメッセージを伝える、ということのほうが重要ですからね。
--それにしてもロマンティックなタイトルがつきましたよね。
隆太:はい(笑)。自分自身、何か悩んだときにちょくちょく星空を見あげることが多いなって、ふと気付いて。それって僕自身が頑張りたいときなんですよね。そのとき「前に進みたい人や悩んでる人の背中を押すために星ってあるんじゃないかなあ」って思えたんですよ。そこから、星に照らされながら走ってる人の姿が浮かんできて。それを詞にできたらなと思って書いていったんです。
--タイトルだけを見ると甘い雰囲気だけど、中身はやっぱり少しビターで。
隆太:今の僕は、そういう表現しかできないのかもしれないですね。
元気:そういう人間ですからね(笑)
--(笑)。その一方で、どうしようもなく気持ちが駈られて、聴き手の手を掴んでどこかに連れてってくれるような、そんな雰囲気もあるし。
隆太:自分の音楽でそういうことができたら素敵だなあとは思ってはいたんですけど・・・なんでそうなったかは自分でもわからない・・・なんでだろう(笑)。でも『Unreal』のときは、どちらかというと前を向きたい自分にも向けたメッセージだったというか。その頃よりは、僕自身が少し強くなっている・・・というのはあるかもしれないです。
--ポジティヴの裏にはネガティヴが絶対あるものだし、その微妙なラインが描かれているような気がします。
隆太:やっぱり音楽ってどこかプレゼント的な側面があると思うんですね。だからネガティヴなことばかりを歌うのは僕自身は好きじゃないし、聴いてくれる人に対して、どこか前向き、どこかポジティヴでありたいとは思ってます。僕の価値観としては、ですけど。
--曲を書いたのは一生さんですが、自分の中で、これはいい曲、これはダメな曲っていう線引きはどこでします?
一生:ダメなのは、頭に残らないメロディ・・・ですね。たとえば、寝たら忘れてるようなものは、僕の中では×、かな。
--なるほど。曲を煮詰める作業は一生さんと誠司さんと二人で?
一生:はい。基本的に誠司は引っ張っていってくれるタイプなので、意見が割れることはあまりないですね。
誠司:flumpoolとして作りたいものっていうのは、多分お互いの中では共通していると思いますし、flumpoolとしてどう表現するかということもお互いに認識していると思うので。
--flumpoolらしさってどこにあると思います?
誠司:それは自分たちでもわかっているようで、まだわかっていない部分かもしれないですね。だからそこはインスピレーションというか、言葉にはできない自分たちの中の判断でやっているのかもしれないです。「単純に面白いからやってみようよ」っていうことも多いですからね。
--なるほど。まだまだflumpoolは発展していきそうですね。カップリングの「回転木馬(メリーゴーランド)」もバンドにとって大事な曲なんですよね。
元気:flumpoolとして初めてバンド・サウンドで作った曲ですね。
隆太:目まぐるしく毎日が過ぎていく中で、でも「地球規模で考えたら大したことじゃないんだよなあ」「自分が生まれてきた意味なんて小さいものなんだよなあ」って思うことがあって。だけど、好きな音楽ができて、いい人たちに支えられて、幸せだ、楽しいと感じている自分もいるんですよね。だったら、それだけあればいいんじゃないかって思えたんですよ。日々、同じところをずっと回っているんだけど、そんなときでも笑っていられるのがいちばん幸せなんだろうと。そういう思いを描きました。
--その自分のことを歌った歌が、聴き手の歌になる。それが作り手としての喜びのひとつだと思うんですけど。
隆太:そうですね。自分自身がそこまで意図していなかったところまで感じ取ってくれているというのは大きな驚きだし、共感してくれているっていうのは励みにもなるし。キャッチボールができているんだなって思えたときは嬉しいですよね。
--3曲目の「春風」も、より伝わりやすい優しいアレンジになっていますよね。
隆太:そうですね。歌の世界がもっと深く伝わるように、ということを考えて、このアレンジになりました。話し言葉に近いニュアンスにすることで、もっと違う世界が見えてくるんじゃないか。そんなことをレコーディングしながら感じてましたね。
--その伝わる感覚がダイレクトに返ってくるライヴ・ツアーがいよいよ始まりますね。初ワンマンで全会場SOLD OUTだそうじゃないですか。
一生:どうしましょう・・・でも、みんなに楽しんでもらえて、また来たいって思ってもらえるようなライヴにできたらいいですね。
誠司:自分たちのライヴを楽しみにしてくれているお客さんに対して、全力で応える。今はただ最高のライヴにすることしか考えてないです。でもまだまだ先はあると思うので、flumpoolにしかできないライヴを自分たちとお客さんとで一緒に作り上げていきたいですね。そうできるように頑張ります。
--1stアルバム『Unreal』も大ヒットということで、バンドを取り巻く状況も目まぐるしく変わってきていると思うのですが。
尼川元気(B):でもまだ、ぼちぼち・・・です(笑)。
小倉誠司(Dr):こういう状況になったことがないものですから(笑)、だからあまり戸惑いみたいなものはないんですよ。毎日、楽しいですし。
山村隆太(Vo&G):好きなことやってるわけですからね。まったく大丈夫です。
--アルバム以降、初めてのシングルが今回の「星に願いを」なんですが、初のパッケージ・シングルということで特別な思いはありますか。
隆太:パッケージだから特別ということではなく、また自分たちの曲を出せるんだということが、まず嬉しいですよね。flumpoolの曲を聴いていただけるのであれば、配信でもCDでも僕らはどちらでも嬉しいです。今の自分たちを等身大で表現できていると思うので、ひとりでも多くの人に聴いていただければと思います。
--この曲をシングルにしようと思われたのは?
誠司:シングルをどうしようかという最初の段階で、アルバム『Unreal』に収録されている「春風」をどこかに入れたいねっていう話があったんですよ。「春風」をメインにするというのではなく、軸にしてみようというか。そこから考えていって「春風」と対になる、「春風」より一歩前に進んだ曲が出来て。それが「星に願いを」なんです。
阪井一生(G):曲そのものは以前からあったんですけど、詞も含めて何段階にも変わった曲で。
隆太:どこか内面を見つめているような「春風」に対して、「星に願いを」は一歩踏み出した感、走り出した感が欲しかったので、そこがより伝わるように歌詞もメロディも手直ししていきました。
--「春風」もそうですが、『Unreal』に収録されている曲は自分の内側にある感情を歌っているような、そんな曲が多いですよね。その辺りを考えると「星に願いを」は、自然と外を向いた曲なんじゃないかと。
隆太:そうかもしれないですね。アルバムの曲はインディーズの頃からあった曲なので、そこまで聴いてくれる人を意識していなかったかもしれないです。でも、音楽を作る者として魅力のある人間になりたいというのもあったし、やっぱり音楽は人に届ける仕事ですからね。そういう面では、聴いてくれる人のことを意識し始めたのかな、という気はしています。
--自分は音楽を人に届ける立場の人間なんだ、という意識なんでしょうか。
隆太:音楽をやっていて、自分自身がどんどん楽しくなってきたんですよ。その上で、自分の歌を聴いてくれる人がいて、いろんなことに共感してくれる人がいる。だからもっと楽しませたい、もっと楽しみたいっていう気持ちが出てきたんじゃないかなと思うんです。
--なるほど。今回はオリジナル曲ということもありますしね。
一生:やっぱり嬉しいですね。嬉しいけど、でもそれほど意識はしてなかったんですよ。
隆太:「花になれ」も自分たちが演奏して自分たちが表現しているわけですし。何よりもまずメッセージを伝える、ということのほうが重要ですからね。
--それにしてもロマンティックなタイトルがつきましたよね。
隆太:はい(笑)。自分自身、何か悩んだときにちょくちょく星空を見あげることが多いなって、ふと気付いて。それって僕自身が頑張りたいときなんですよね。そのとき「前に進みたい人や悩んでる人の背中を押すために星ってあるんじゃないかなあ」って思えたんですよ。そこから、星に照らされながら走ってる人の姿が浮かんできて。それを詞にできたらなと思って書いていったんです。
--タイトルだけを見ると甘い雰囲気だけど、中身はやっぱり少しビターで。
隆太:今の僕は、そういう表現しかできないのかもしれないですね。
元気:そういう人間ですからね(笑)
--(笑)。その一方で、どうしようもなく気持ちが駈られて、聴き手の手を掴んでどこかに連れてってくれるような、そんな雰囲気もあるし。
隆太:自分の音楽でそういうことができたら素敵だなあとは思ってはいたんですけど・・・なんでそうなったかは自分でもわからない・・・なんでだろう(笑)。でも『Unreal』のときは、どちらかというと前を向きたい自分にも向けたメッセージだったというか。その頃よりは、僕自身が少し強くなっている・・・というのはあるかもしれないです。
--ポジティヴの裏にはネガティヴが絶対あるものだし、その微妙なラインが描かれているような気がします。
隆太:やっぱり音楽ってどこかプレゼント的な側面があると思うんですね。だからネガティヴなことばかりを歌うのは僕自身は好きじゃないし、聴いてくれる人に対して、どこか前向き、どこかポジティヴでありたいとは思ってます。僕の価値観としては、ですけど。
--曲を書いたのは一生さんですが、自分の中で、これはいい曲、これはダメな曲っていう線引きはどこでします?
一生:ダメなのは、頭に残らないメロディ・・・ですね。たとえば、寝たら忘れてるようなものは、僕の中では×、かな。
--なるほど。曲を煮詰める作業は一生さんと誠司さんと二人で?
一生:はい。基本的に誠司は引っ張っていってくれるタイプなので、意見が割れることはあまりないですね。
誠司:flumpoolとして作りたいものっていうのは、多分お互いの中では共通していると思いますし、flumpoolとしてどう表現するかということもお互いに認識していると思うので。
--flumpoolらしさってどこにあると思います?
誠司:それは自分たちでもわかっているようで、まだわかっていない部分かもしれないですね。だからそこはインスピレーションというか、言葉にはできない自分たちの中の判断でやっているのかもしれないです。「単純に面白いからやってみようよ」っていうことも多いですからね。
--なるほど。まだまだflumpoolは発展していきそうですね。カップリングの「回転木馬(メリーゴーランド)」もバンドにとって大事な曲なんですよね。
元気:flumpoolとして初めてバンド・サウンドで作った曲ですね。
隆太:目まぐるしく毎日が過ぎていく中で、でも「地球規模で考えたら大したことじゃないんだよなあ」「自分が生まれてきた意味なんて小さいものなんだよなあ」って思うことがあって。だけど、好きな音楽ができて、いい人たちに支えられて、幸せだ、楽しいと感じている自分もいるんですよね。だったら、それだけあればいいんじゃないかって思えたんですよ。日々、同じところをずっと回っているんだけど、そんなときでも笑っていられるのがいちばん幸せなんだろうと。そういう思いを描きました。
--その自分のことを歌った歌が、聴き手の歌になる。それが作り手としての喜びのひとつだと思うんですけど。
隆太:そうですね。自分自身がそこまで意図していなかったところまで感じ取ってくれているというのは大きな驚きだし、共感してくれているっていうのは励みにもなるし。キャッチボールができているんだなって思えたときは嬉しいですよね。
--3曲目の「春風」も、より伝わりやすい優しいアレンジになっていますよね。
隆太:そうですね。歌の世界がもっと深く伝わるように、ということを考えて、このアレンジになりました。話し言葉に近いニュアンスにすることで、もっと違う世界が見えてくるんじゃないか。そんなことをレコーディングしながら感じてましたね。
--その伝わる感覚がダイレクトに返ってくるライヴ・ツアーがいよいよ始まりますね。初ワンマンで全会場SOLD OUTだそうじゃないですか。
一生:どうしましょう・・・でも、みんなに楽しんでもらえて、また来たいって思ってもらえるようなライヴにできたらいいですね。
誠司:自分たちのライヴを楽しみにしてくれているお客さんに対して、全力で応える。今はただ最高のライヴにすることしか考えてないです。でもまだまだ先はあると思うので、flumpoolにしかできないライヴを自分たちとお客さんとで一緒に作り上げていきたいですね。そうできるように頑張ります。
<インタビュー/文:篠原美江>



