
サッカー文化が根づいている国には優れたサッカー・ソングが存在している。そして、日本にはカジヒデキがいる。そういいきれるくらい、彼が作ってきた作品の中にサッカーを題材にした曲は多い。そしてそのどれもが、イギリスで作られてきたサッカー・アンセムと比較しても遜色がなく名曲と呼ぶにふさわしいナンバーだ。シーズン・チケットまで所有するほどの熱烈なチェルシー・サポーター(正真正銘のブルー・ボーイ!)、カジ君にサッカーとサッカー・ソングへのこだわりを聞いた。
--カジ君がサッカーに興味をもったきっかけはどういうことからですか。
きっかけは、昔僕が所属していたトラットリア・レーベルが出した『ベンド・イット』というサッカー・ソングを集めたコンピレーションCDですね。とにかく内容が濃かった!そしてその頃、マンチェスター・ムーブメント等もあって、UKのバンドはよくサッカーのユニフォームを着ていて、サッカーとロックには密接な関係にあると知り、興味をもっていったんです。ブラーのデーモンはチェルシーのユニフォームを着ていましたね。あと昔から僕の周りには熱心なサッカー・ファンが沢山いて、彼らに連れられて、日本代表の試合はよく見にいっていましたが、より深くはまったのは98年にイギリスに行き、ロンドンのスタンフォードブリッジとリバプールのアンフィールドで試合を見たことですね。
--サッカーのどこらへんに魅了されたのですか。
まずはスタジアムの雰囲気とグラウンドの美しさ。後は駅からスタジアムまでの道程の雰囲気とか。特に最初にスタンフォード・ブリッジに行ったときは、カルチャー・ショックでしたね。その時はJ-SPORTSのサッカー番組でテーマ曲を書くという仕事絡みだったんですが、まずロンドンでチェルシー戦を見て、翌日リバプールに移動してアンフィールドでリバプール戦を見たんです。そこでは試合後のパブの盛り上がりにも圧倒されてしまって、これはただごとではないと思いました(笑)。その時は試合の内容よりも、そういう付随した部分への感動が大きかったですね(笑)。
--その後ロンドン滞在が多くなって、チェルシーのサポーターになって、シーズン・チケット・ホルダーにまでなってしまったと。そんななかで思い出の試合はありますか。
難しいなぁ~。一番の思い出は04/05シーズンのチャンピオンズ・リーグの準々決勝のチェルシー対バルサかなぁ。確か4‐2でチェルシーが勝ったんだけど、あのときのスタジアムの大興奮は忘れられませんね! あのシーズンのチェルシーのホーム・ゲームは全て見にいったので、思い出だらけです(笑)。就任1年目のモウリーニョ(監督)は特にカッコよかった。服装から発言からポーズから全て! あのシーズンはチャンピオンズ・リーグの準決勝でリバプールに負けたのが最高に悔しかったけど、プレミアは50年ぶりに優勝して、最高に盛り上がりましたね! もちろん、パレードも見にいきました。
--現地観戦で怖い体験とかはありましたか。
初めてチェルシーのサポーターとしてマンチェスター・ユナイテッド戦のアウェイに乗り込んだとき、ロンドンのユーストンからチェルシー・トレインという電車に乗ってマンチェスターに行ったんです。チェルシーのマフラーを巻いてどこからどう見てもチェルシー・サポの格好をしていたら、いかついオヤジがいきなり自分の前に現れて大声で「ファック・オーッフ!」って僕を怒鳴ったんです。そのときはさすがにびびりました......。ホントに怖かったですね。プレミアのクラブのサポーターって、ホームではユニフォーム着て分かりやすい格好をするんだけど、アウェイでは控えめな感じなんですよね。チェルシーのサポーターはトッテナム戦のアウェイでは、絶対にスタジアムの外でユニフォームは着ない(笑)。
--トッテナムのスタジアム、ホワイトハート・レーンって本当に怖いですよね。特にナイトゲームは......。ところで、好きな選手誰ですか?
やっぱりフランク・ランパードかな。彼がいなかったら、今のチェルシーはなかったと思うし。ランパードはとにかくいいところでゴールを決めるし、ケガも少ないので本当に素晴らしい選手だと思います。でも、チェルシーを深く好きになるきっかけをくれたのは、今バルサにいるグジョンセンですね(笑)。今でも大好きです。
--グジョンセン! アイスランド代表! それで、カジ君は今までに多くのサッカー・ソングを作ってきました。サッカー・ソングへの思いはありますか。
僕のサッカー・ソングのルーツは『ベンド・イット91』というコンピなんです。あれは本当にでかい!マイク・オールウェイがコンパイルして、日本盤にはカヒミとブリッジの曲が入って、トラットリアから出た作品。最初、僕はそのカセットを小山田(圭吾)君に「マイク・オールウェイが送ってきたんだ」といって聴かせて貰ったんですけど、本当に驚きました!カッコよくてお洒落で、それまでイメージしてたサッカー・ソングとは全然違ってて、イングランドや世界中のサッカー・ソングの奥深い魅力を知ったんです。その後「FOOT!」関連の曲を書かせて貰うようになって、それが10年続いています。思うのは、サッカー・ソングはパッション、そして流行という事。「FOOT!」のプロデューサーの田口(賢司)さんはサッカーへの情熱がものすごくて、毎年しっかりテーマを決めて僕にオファーしてくるんです。それも多種多彩。それにインスパイアされ、その情熱に応えようと思っていると同時に、僕が本場イングランドでダイレクトに培ってきた知識をガンガン盛り込んで曲を作っているので、僕のサッカー・ソングは生半可なものではないと自負していますね(笑)。
<取材、文/竹部吉晃>

【リリース情報】
【LIVE情報】
『HIDEKI KAJI BLUE BOYS DON'T CRY tour』
07.13 mon. 東京:渋谷 CLUB QUATTRO
open 18:00 / start 19:00 前売3800円当日4300円(ドリンク代別)
07.15 wed. 大阪:心斎橋 CLUB QUATTRO
open 18:00 / start 19:00 前売3800円当日4300円(ドリンク代別)
07.17 fri. 愛知:名古屋 Electric Lady Land
open 18:30 / start 19:00 前売3800円当日4300円(ドリンク代別)
詳細はオフィシャルサイトへ
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NEW SINGL 『BLUE BOYS DON'T CRY e.p.』 elicity PECF-1012 / ¥1,500(tax in.) NOW ON SALE! 収録曲 1.Passion Fruits 2.The Sweetest Love 3.Favourite Shirts (Boy Meets Girl) 4.Sally My Love |
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07.13 mon. 東京:渋谷 CLUB QUATTRO
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07.15 wed. 大阪:心斎橋 CLUB QUATTRO
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open 18:30 / start 19:00 前売3800円当日4300円(ドリンク代別)
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