アンモフライトSpecial Interview 201211

アンモフライト Special Interview part.1

弾ける恋をポップに彩った前作「夏色ドット」から一転。秋から冬にかけてアンモフライトが届ける3rdシングル「アルタルフ~この恋の終わりに~」は、失恋を綴った悲しくも切ないバラードだ。この曲は3年程前からライブで演奏してきた彼らにとって大事なナンバー。3枚目のシングルにするにあたって新たなヴァージョンとしてリアレンジした結果、メンバー各自の切々とした思いや個性をより深めることに成功している。津久井恒仁(Vo&G)、久保田庸友(G)、鳥居塚尚人(B)、葛西一茂(Dr)の4人にこの思い入れ深い新曲についてインタビューを敢行。そして出身地でもある小田原についても語ってもらった。

―― 新曲「アルタルフ~この恋の終わりに~」は心に染み入ってくる切ないバラードですね。ライブで大事に演奏してきた曲だと伺いましたが?

津久井恒仁:ええ。3年ぐらい前に作ってそれ以来ずっと演奏していますね。

―― その当時から比べて変化しているんですか?

津久井:今回レコーディングするにあたってキーを下げて歌いやすくなったというのはありますね。あと歌詞も当時と変えてわかりやすくした部分もあるんですよ。ただずっとやり続けてきた曲なので自分たちの中ではこの曲に対する固定したイメージがあるわけだから、それを変えるのはちょっとやり辛かったところもありました。要は自分たちだけで作り変えるのは難しかったということなんですけど。デビューの時から僕らのプロデューサーでもあるシライシ紗トリさんとは音楽を作ることに関して今、すごくいい関係性なので信頼して任せられるというか。自分たちが壊せない殻みたいなものを壊してくれて、それでいてちゃんと届けやすい状態で投げられるように僕らを導いてもらえたのは良かったと思ってます。

―― キーを下げたことで歌いやすくなったと言っていましたが、以前はバラードを歌うことの概念としてギリギリの感じで声を出すことにひとつの美学を感じていたということもあったのかしら?

津久井:それもあったし、この曲はこのキーだっていうのが作った当初から自分の中にすり込まれていたんですよね。そういうところでロックバンドの自分というものが出てきて。そうか、キーを下げるのか…っていう戸惑いとか、キーを下げることに対して否定的な部分が顔を出したりして。それで(人の心に)刺さるの?って。それで悲しいというのが歌を聴いてわかるの?って考えることもあって。でもそれは危険球であり、逆の意味で受け取り辛いものになる可能性もはらんでいるんですけどね。

―― ともするとマスターベーションになってしまう可能性もあるし。

津久井:それもありますよね。だけど、自分では悪いとは思っていないんですけど…(笑)。

―― あははは…でも、今回に関しては…。

津久井:いい変化をもたらすことができました。

―― ライブではこのヴァージョンですでに演奏しているんですよね?

久保田庸友:ええ。何度か。

―― アンモフライトのライブをずっと見ているオーディエンスにしたら、この変化をどう感じているんでしょうね。演奏している上で観客の反応を肌で感じると思うんですが?

津久井:変な話、ずっと聴いていたものが変わっていくの僕は嫌な人なので(笑)。だから、そういうふうに捉える人も無きにしも非ずかなとは思いますね。歌っていてもそういうのを感じたりするし。ただその奥にあるものをちゃんと見せることが僕らの表現だし、仕事だから、そこを超えられる感動を届けられるように歌っていかないといけないなと思いますね。

―― 確かにそうですよね。ちなみにインディーズ時代に音源として発売したことはあるんですか?

津久井:あります。会場限定でしたけど。

―― その音源を持っている方は貴重ですね。聴き比べて楽しむというコアな聴き方もできるし。

葛西一茂:だいぶ演奏もフレーズも変わってわかりやすく、伝わりやすいものに変化したっていうのもあるし。だからもし前のCDを持っている人がいれば、今のものを聴き比べてここはこういうふうに変化していったんだなって聴いてもらえたら、僕らプレイヤーとしてもすごく嬉しいですよね。

―― 新録する上で心がけたことは?

鳥居塚尚人:キーが変わったことによって弾くところも変わってくるのでどういうふうに届けようかなとか、どういうふうに歌と合わせようかなとかってことを考えてましたね。正直、3年前の僕だったらキーが変わったら嫌だなと思ったと思うんですけど(笑)、今は曲がより生かされるのであればキーが変わることは賛成だなと思いますね。

―― この3年間に何があってそういうふうな考え方に変わったのでしょうか?

鳥居塚:うーん…何ですかね(笑)。やっぱり、ちょっと子供だったんですかね…少しは大人になったのかなあ。

―― 音楽との相対し方が変わってきたというか?

鳥居塚:それもそうですし、人としても成長したのかなって。広い目で見れたなってことは感じますね。

―― ギターに関してはいかがですか?

久保田:今回はどれだけ引き算ができるかが自分の役割として重要な鍵だったなと思いますね。

―― 以前のヴァージョンではソロを弾き倒していたとか?

久保田:ソロは相当、弾き倒してました(笑)。だけど、今回はストリングスとかベルとかいろいろなものが入ってくることによって、それらと自分のギターの存在とのバランスを考えました。前までは自分が上モノとして存在していたわけだから、それが今回はいろいろな上モノとの共存ということで自分のギターがどこにあるべきなのかって。それを踏まえてもっと歌を聴かせるためにギターがどうあるべきなのかっていうことが一番大事に考えたりして。だから、いつもよりやることは少なかったけど、考えることは多かった気がしますね。

―― この曲は、津久井さん自身の手痛い失恋が引き金となって作られたそうですね。

津久井:はい。この曲を作る発端が自分の中で一番辛かった恋愛が基本になっていて、あまりにも辛くて自分がどういうふうにその失恋を消化するのかってことに困っていたんですよね。見て見ぬフリをするのか、別の誰かと楽しい時間を過ごして忘れるのか…。だけど、そうしてしまうことが正解じゃないだろうなって。大切に思っていればいるほど、ただのいい想い出にするっていうよりかは自分の中でちゃんと受け入れて整理をつけたかったんです。歌を作ることは誰かに聴いてもらいたいという気持ちは当時ももちろんあったんですけど、この曲の場合はそれよりもただ辛かったことをちゃんと受け止められるようにしたいって思いで作り始めたんです。

―― そういったありのままの純然たる想いをベーシックにしてストーリーを考えていったわけですね。

津久井:はい。大事なポイント的なサビのメロディーと言葉は一緒に出てきたんですけど。そこを拠点にそれまでのストーリーを組み立てていったんですよ。あとは自分の中では救いを作りたくなかったというのがあるんですけど。

―― 歌詞を変えた部分があると言ってましたが?

津久井:具体的な言葉を入れたり…例えば、携帯の充電とか。以前だったら携帯なんて書かなかったですよね。女子高生じゃないんだから…って思っていたから。だけど、もう少し聴いてくれる人と近い距離になりたいという気持ちがどんどん生まれていったから、そういった言葉を使えるようになった。もっとリスナーのそばに行きたいっていう気持ちが湧いてきたというか。

―― この詞を読んでいた時に相当失恋の痛手が強かったんだなと思いました。歌詞に“代わりに話しかけていた 君の青いカップ”ってあるでしょ。青いカップに話しかけていたのか…って。

津久井:病んじゃっている感が凄いですよね(笑)。

―― (笑)何か思わず想像しちゃったりしてね…。

津久井:あ、僕の顔で想像するのはやめてくださいね(笑)。

―― はい、気をつけます(笑)。こういう感覚って男性はあるんでしょうね、きっと。

津久井:ですかね…(笑)。想いが強ければ強いほど病んでいっちゃうのはしょうがないというか。

葛西:思い入れは付き合った月日が長ければ長いほどあるんじゃないですかね。


―― ちょっと話が逸れるんですけど、別れた彼女の想い出の品とかって取って置くタイプですか?

葛西:うーーーーん…どうなんですかね…気づいたら無くなっているタイプですね。

全員:あはははははは…。


―― 気づいたら無くなっている??? どういうことですか?

葛西:えっ…(笑)。意識があるうちは取って置くのかなあ…。たぶん、意識がなくなった時に思い出せないまま捨てているんだと思うんですよね。だから気づいたら無くなっているっていうか。だから想いがあるうちは取っておくタイプ(笑)。

鳥居塚:僕の場合はどうだろ…たぶん、すぐには捨てないと思いますけどね。気持ちが落ち着いたら捨てちゃいますね……。


久保田:知らぬ間に無くなっているってことはないんだ?(笑)。

鳥居塚:ない(笑)。

久保田:僕は使えるものは使いますね。こだわらない。歯ブラシとかは使えないじゃないですか、そういうのはすぐ捨てるけど。




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3rd Single
「アルタルフ~この恋の終わりに~」

2012.11.21 ON SALE!

 

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【初回限定盤】
VIZL-506 / ¥1,500(tax in)

 

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【通常盤】
VICL-36740 / ¥1,000(tax in)

 

収録曲

1.アルタルフ~この恋の終わりに~
2.ライフ・イズ・ア・ギャンブル
3.milk ter
4.アルタルフ~この恋の終わりに~
(Instrumental)
5.ライフ・イズ・ア・ギャンブル
(Instrumental)
6.milk tea
(Instrumental)

 

 アンモフライト TOUR 2013
“アルタルフ”~大阪の夜空編~

1/18(金)大阪 LIVE SQUARE 2nd LINE

アンモフライト TOUR 2013
“アルタルフ”~東京の夜空編~

1/25(金)Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASURE


「アルタルフ~この恋の終わりに~」
リリース記念フリーライブ&サイン会

11/23(金・祝)原宿・KDDIデザイニングスタジオ

「アルタルフ~この恋の終わりに~」
発売記念インストアイベント

11/25(日)小田原ダイナシティ ウェストモール 1F キャニオンステージ

小田原イズム2012
11/25(日)小田原姿麗人

Mr.PARTY!
12月13日(木)OSAKA MUSE

cross fm 20th anniversary special A-Cross the Music ~ December ~supported by Act Against AIDS】
12/15(土)福岡スパイラルファクトリー

音生ライブサーキット 2012
WINTER CHRISTMAS SPECIAL

12/22(土) F.A.D yokohama/club LIZARD/7th AVENUE/BAYSIS/BAY JUNGLE

 

アンモフライト
津久井 恒仁(Vo.+Gt.)
久保田 庸友(Gt.)
鳥居塚 尚人(Ba.)
葛西 一茂(Dr.)

ammoflight(アンモフライト)とは、「古代生物アンモナイトが空を飛ぶほどの飛躍」を見せたい、という思いを込めてつけた造語。小田原出身。日常に埋もれているファンタジーを歌う、J-ピュア・ロックバンド。思わず歌いたくなるキャッチーなメロディと、自分や社会に葛藤しながらも、明日や愛を強く信じる歌詞の世界観は、聴く者を笑顔にする。ボーカル津久井のちょっと強気で癖になる声に、中毒者が急増中!

 

オフィシャルサイト

http://ammoflight.com/