
ザ・ビートルズの全オリジナル・アルバムが最高の音質でよみがえる。4月7日、ザ・ビートルズのさまざまな権利を管理する英アップル社(Apple Corps Ltd.)と英EMIミュージックは、ザ・ビートルズのオリジナル・アルバム全12枚と、1987年のCD化に際して、ビートルズのコア・カタログに加えられた『マジカル・ミステリー・ツアー』、そして今回1タイトルにまとめられた編集盤の『パスト・マスターズvol.1』と『同Vol.2』(*1)の計14タイトル(16枚)が、今年9月9日に世界同時発売されることを発表した。ビートルズの音源がデジタル・リマスター化されるのは、1987年の初CD化以来、初めて。
【ビートルズの全オリジナル・アルバム、CD化以来初のデジタル・リマスター】
リマスターは4年の歳月をかけてロンドンにあるEMIのアビイ・ロード・スタジオで行われた。リマスター作業は、最新のレコーディング・テクノロジーに加え、ヴィンテージのスタジオ機材も用いながら細心の注意を払って実施。クリック音、ヴォーカルの破裂音などは曲本来のイメージを損なわない限りにおいて修復。また、リマスターの際に多用されるノイズの除去なども、ビートルズの楽曲の重要性に鑑み、曲本来の持ち味をなくさないよう行われ、作業チームによる度重なるチェックを経て、チームの全員からOKが出るまで、延々と続けられた。こうしてオリジナルのリリース以来、最も原音に近いサウンドとなった今回のCDには、オリジナルのライナーノーツと新たな解説、そしてレアな写真を収めたブックレットが付き、更に全アルバムには期間限定でアルバムに関する短いドキュメンタリー・フィルムもCDエキストラで収録される。
また、これら全14作のアルバムはドキュメンタリーを集めたDVD付きでボックス・セットとしても発売される。
【初期のアルバム4作品が初ステレオCD化】
そして、今回の新登場にあたり、デビュー・アルバム『プリーズ・プリーズ・ミー』から、『ウィズ・ザ・ビートルズ』、『ハード・デイズ・ナイト』、『ビートルズ・フォー・セール』までの初期4作品が初めてステレオCDで登場。
これら4作品はアナログ時代にはステレオ・ヴァージョンが存在していたが、1987年のCD化の際、全てモノラル・ヴァージョンに統一、ステレオ・ヴァージョンは現在入手困難となっていた。今回の発売に当たってはアナログのオリジナル・ステレオ・ミックスをデジタル・リマスター化、初めてアルバムがステレオCD化された。
【コレクターのためのモノラル・ボックス・セットも発売】
更にコレクターのためのモノラル・ボックス・セットも登場。それがモノラルのリリース用(*2)にミックスされたビートルズのレコーディングを集大成した『The Beatles in Mono』だ。セットはオリジナル・モノ・ミックスのアルバム10作と、2枚組の『モノ・マスターズ』(ステレオ盤の『パスト・マスターズ』に対応したアルバム未収録曲集)で構成され、モノの『ヘルプ!』と『ラバー・ソウル』には、これまで未CD化だった1965年版のオリジナル・ステレオ・ミックスもボーナスとして収録される。これらのアルバムは、オリジナルのインサートやレーベル・デザインもすべて再現した紙ジャケットでリリースされる予定だ。なお、こちらはボックス・セットのみのリリースとなる。
これら全てが2009年9月9日に世界で同時発売される。全てのファンにとって、今年2009年は特別な年になりそうだ。
なお、現在EMIミュージック・ジャパンのビートルズ・サイトでは、今回のプロモーションのために用意されたスペシャル映像を配信中。こちらも要チェック!
http://emij.jp/beatles/ (PC/携帯)
(*1)「シー・ラヴズ・ユー」「ヘイ・ジュード」など、オリジナル・アルバムに収録されていないシングル曲、EP収録曲を収録したアルバム
(*2)『レット・イット・ビー』、『アビイ・ロード』を除くオリジナル・アルバム12タイトル及び、『マジカル・ミステリー・ツアー』までは、当時ステレオ・ミックスとモノラル・ミックスの2種類が各々アナログで発売されていた。このステレオ・ミックスとモノラル・ミックスは、曲によってはテイクやミックスに微妙な違いがあるため、コレクターの間では、その発売が待たれていた。
●2009年9月9日発売
アルバム・タイトル及びオリジナル発売日
①『プリーズ・プリーズ・ミー』(TOCP-71001) 1963年3月
②『ウィズ・ザ・ビートルズ』 (TOCP-71002) 1963年11月
③『ハード・デイズ・ナイト』(TOCP-71003) 1964年7月
④『ビートルズ・フォー・セール』(TOCP-71004) 1964年12月
⑤『ヘルプ!』(TOCP-71005) 1965年8月
⑥『ラバー・ソウル』(TOCP-71006) 1965年12月
⑦『リボルバー』(TOCP-71007) 1966年8月
⑧『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』 (TOCP-71008) 1967年6月
⑨『マジカル・ミステリー・ツアー』(TOCP-71009) 1967年11月
⑩『ザ・ビートルズ(2枚組)』(TOCP-71010-11) 1968年11月
⑪『イエロー・サブマリン』(TOCP-71012) 1969年1月
⑫『アビイ・ロード』(TOCP-71013) 1969年9月
⑬『レット・イット・ビー』(TOCP-71014) 1970年11月
⑭『パスト・マスターズ Vol.1 &2 (2枚組)』(TOCP-71015-16) 1988年3月
【音源】
①~④初ステレオCD化。オリジナル・ステレオ・ミックスをリマスター。
⑤⑥87年の初CD化の際、ジョージ・マーティンがミックスし直したヴァージョン。
ライナーノーツ
⑧ブックレットには1987年のライナーノーツとポール・マッカートニーによって新たに書き加えられたイントロダクションが加えられる。
⑪ブックレットにはオリジナルUSライナーノーツが加えられる。
⑭Kevin Howlettによって書き下ろされた新しいライナーノーツが入る。
※ボーナス映像付(①~⑬)CDエキストラ仕様。それぞれのアルバムにまつわるレア映像、未発表映像、スタジオでの会話等から構成された5分間映像
※ブックレット: オリジナル・ライナーノーツ、写真
【予定価格】
①~⑨、⑪~⑬ 2,600円(税込)
⑩⑭(2枚組) 3,700円(税込)
【ボックスセット】
The Stereo Albums (TOCP-71021-71036)
①~⑭のボックスセットも同時発売予定。
【ボックスセット】(TOCP-71041-71053)
The Beatles In Mono
①『プリーズ・プリーズ・ミー』 (TOCP-71041)
②『ウィズ・ザ・ビートルズ』(TOCP-71042)
③『ハード・デイズ・ナイト』(TOCP-71043)
④『ビートルズ・フォー・セール』(TOCP-71044)
⑤『ヘルプ!』 (TOCP-71045)
⑥『ラバー・ソウル』(TOCP-71046)
⑦『リボルバー』(TOCP-71047)
⑧『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』 (TOCP-71048)
⑨ 『マジカル・ミステリー・ツアー』(TOCP-71049)
⑩『ザ・ビートルズ(2枚組)』 (TOCP-71050-51)
⑪『モノ・マスターズ(2枚組)』(TOCP-71052-53)
※音源=⑤~⑩モノ・ヴァージョン初CD化、⑤⑥1965年当時のオリジナル・ステレオ・ミックスも追加収録。
※アートワーク :オリジナルLPを忠実に再現した紙ジャケット。
■ビートルズに関する詳細はEMIミュージック・ジャパンのビートルズ・サイト
http://emi.jp/beatles (PC/携帯)