LIVE REPORT

Daizystripper 5周年記念ワンマンライブ

Daizystripper 5th Anniversary ONE-MAN Tour FINAL "DREAMER"
2012.6.3 @渋谷公会堂



結成5周年を記念して行われたDaizystripper初の渋谷公会堂ワンマンライブ。会場に着くと、入口やロビーには色とりどりのたくさんのお祝いの花やメッセージボードが飾られてあり、すでにスペシャルな空気が漂っていた。
たくさんのファンが見守るなか、1曲目に選ばれたのは彼らの記念すべき1stシングル「ダンデライオン」。楽器陣がステージに登場し、演奏が始まる。しかし、夕霧の声が聴こえるものの、姿はまだ見えない。ザワザワと夕霧の姿を探すファンの度肝を抜くように、夕霧は頭のサビメロを歌い終わるとステージ後方に作られたせり出しから勢いよく飛び出してきた。フロアのテンションは一気に急上昇。高く振り上げた拳と力強い声がライブを盛り上げていく。

続く「ジュリエットのナイフ」、「罪と罰」、曲のセレクトに喜びの歓声が上がる。「Seaside Avenue」のサビで起こったオーディエンスの合唱。きれいに揃った声に感動を覚えた。
爽やかなギターが心地良い「Sunday Driver」では、夕霧がまゆの横に並び、2人でニコニコと見つめ合う姿が微笑ましい。途中、なおとまゆがセット後方に駆け登り、2人で内緒話をしながら楽しそうにギターを奏でる。仲の良い姿にとても温かい気持ちになった。イントロでスモークが大量に焚かれた「PSYCHEDELIC HEAVEN」は、ポップなサビとゴリッとした間奏の緩急の付け方が秀逸。自信に満ち満ちた音が何とも頼もしい。

「星空と君の手」では、天井に金環日食を思わせるような光のリングが連なり、まるで5人とファンを繋いでいる絆のように思えた。ステージには星球が散りばめられ、とても幻想的な景色。
そこから披露された風弥のドラムソロ。様々な音色を取り入れ、遊び心たっぷりに魅せると、ピアノソロへ。そして夕霧と2人で「SMILE WORLD」を演奏。続く「aquarium」では水色の光が会場を包み、会場がきれいな水槽と化した。随所で取り入れられた光の演出は、曲の空気を鮮やかに彩り、曲の世界をより一層深めてくれた。

MCコーナーでは、メンバーそれぞれが5周年への想いを話すと、なおはワンマンライブ恒例ともいえるメンバーへのお手紙を披露。便箋8枚にしたためられた手紙を読んでいくと、笑いが起き、メンバーもオーディエンスも笑顔に。本当に楽しそうな笑顔は見ているだけで幸せな気持ちになれる。
「俺たちの終わらない歌を聴いてください」そんな言葉で始まった「Endress Song」、「切望のフリージア」。そして5歳になったDaizystripperを祝うべく「BIRTHDAY SONG」が披露された。両隣と手を繋いで体を横に揺らすオーディエンス。なんて幸せな光景だろう。
本編は、「BLACK DROPPer」、「Little Ballerina」でオーディエンスを暴れさせると、ラスト「Bremen」で締めくくられた。

 


アンコールは、「ツラくなったら今日のことを思い出してください」という夕霧の一言から始まった「トレゾア」。彼らはファンの喜ぶ曲をよく知っている。驚喜の声と最高の笑顔。8月にニューミニアルバムがリリースされることを告知すると、そのミニアルバムから新曲「彼女はエメラルド」を披露。ソリッドなReiのベースが印象的なこの曲は、風弥のドラムソロも織り込まれていて見どころ満載。
ライブで欠かせない「decade」ではステージ前に簡易トロッコが出現し、夕霧、まゆ、なおが順番に乗っかって、ファンに手を伸ばす。少しでも近くに、という彼らの想いだろう。

オーディエンスによる「KISS YOU」の大合唱に呼び込まれ、ダブルアンコール。きれいな歌声へのお返しのように披露された「KISS YOU」。そこにいた人すべての想いは、「おめでとう、そしてありがとう」。温かく優しい歌声は涙を誘う。ラストに披露された「STAY GOLD」では、イントロが終わった時点で涙を流すまゆの姿があった。感極まって流れた熱い涙。泣いてしまったことに少し照れながらも堪え切れない、込み上げる感情。その涙にグッときた。たくさんの愛情が詰まったライブ。曲が終わると笑顔の花が満開だった。

この日のライブにはそれぞれの強い想いが詰まっていた。メンバーの、これまで支えてきてくれたファンを楽しませたいという気持ち、オーディエンスの、自分たちに幸せをくれたDaizystripperの5周年をお祝いしたい気持ち。双方の温かい気持ちがぶつかりあい、とてつもなく美しい空間を作り上げていた。
「ここは一つの通過点」、そうメンバーも話していたが、これだけ素晴らしいライブを見せてくれたDaizystripperだからこそ、この日のライブは通過点であってほしいと思う。まだまだこれからおもしろいことをやってくれる、彼らにはそう期待をせずにはいられない。
10周年はどんな景色を見せてくれるのだろう…そう思うのは早計かもしれないが、その日を楽しみにこれからも彼らの活動を見続けていきたいと思う。

 

 

 

<取材・文 / なるまゆか>

 

 

Daizystripper 5th Anniversary ONE-MAN Tour FINAL "DREAMER"
2012.6.3 @渋谷公会堂 セットリスト

1.ダンデライオン
2.ジュリエットのナイフ
3.罪な罰
4.Seaside Avenue
5.Sunday Driver
6.PSYCHEDELIC HEAVEN
7.色彩ヴィヴィッド
8.星空と君の手
9.Dr.Solo
10.SMILE WORLD
11.aquarium
12.Endress Song
13.切望のフリージア
14.BIRTHDAY SONG
15.SHINE
16.BLACK DROPPer
17.Little Ballerina
18.Bremen

EN1.トレゾア
EN2.彼女はエメラルド(新曲)
EN3.decade

WEN1.KISS YOU
WEN2.STAY GOLD

 

 

 

【リリース情報】
New Mini Album
『HUMALOID』

2012.8.1 ON SALE!

【初回限定盤A】 CD(6曲)+DVD(MUSIC CLIP)
PLGC-083 / ¥3,150(tax in)
【初回限定盤B】 CD(6曲)+DVD(LIVE映像)
PLGC-084 / ¥3,150(tax in)
【通常盤】 CD(6曲)
PLGC-085 / ¥2,625(tax in)

【ライブ情報】
ONE-MAN LIVE 決定!!
2012年12月28日(金)Zepp Tpkyo

【映画情報】
映画『TOKYOてやんでぃ~The StoryTeller’s Apprentice~』
主題歌をDaizyStipperが担当!
映画公開、2013年1月予定。

DaizyStripper オフィシャルサイト
http://www.daizystripper.com

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