LIVE REPORT

ドレスコーズ 渋谷で爆音を轟かせる

 

ドレスコーズが7月14日、 Shibuya Milkywayで行われたイベントライヴに出演した。SEが鳴り、バックライトが差し込むステージ。メンバーが登場すると観客が前に押し寄せ、期待に満ち溢れたスタートを切る。裾の短い黒のレザージャケットに身を包み、細いウエストを見せているVo.志磨。最後尾にどっしりと構えるDr.菅はワインレッドのシャツに黒のジャケット、Gt.丸山は志磨同様に黒のレザージャケットを羽織っている。黒を基調にした3人とは違い、白地に赤いガラのシャツを着たBa.山中。それぞれのカラーを生かした装いは個々のオリジナルな雰囲気を醸し出しており、その佇まいとオーラに思わず息をのんだ。

デビューシングル「Trash」からスタートし、畳み掛けるように全6曲を披露した彼ら。一音目が鳴った瞬間の強烈なインパクト。そこにいたすべての人間の心を掴んだと言っても過言ではないほどに迫力のある音は、とてつもなくエモーショナルで体の芯に響き渡る。
観客一人ひとりの表情を確かめるようにしながら歌う志磨。自分の世界に入り込み黙々とグルーヴを奏でる山中と、対照的にメンバーの顔を確認しながら音を躍らせる丸山。そして、汗を撒き散らしながら全身を使ってリズムを刻んでいく菅。それぞれが自分の世界に入り込みながら自身の音と対峙する姿はとても美しかった。
ラスト「パラードの犬」でギターを持ってささやくように歌う志磨の色気溢れる姿がとても印象に残っている。しかししっとりとは終わらず、轟音でライヴを終えたのがなんとも彼ららしい。これからのドレスコーズへの期待がさらにさらに高まったド迫力のステージだった。

 

 

 

<取材・文 / なるまゆか>

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