UNCHAINの4人が隔週掲載でお届けする連載 “大試聴!!CDビフォーアフター シーズン2”

UNCHAINの大試聴!!CDビフォーアフター シーズン2

Vol. 22

UPDATE:2010.09.10

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今週の一言 吉田が自身二度目のドラムセットを買った。めちゃめちゃ鳴るぜ~、気持ちいい。やっぱり中学生の頃に通販で買った、サンキュッパのドラムセットとは大違いだわ! (谷)

UNCHAINの大試聴!!CDビフォーアフター

Vol.22担当 谷川正憲 (Vo./Gt.)

秋ですね。
季節の変わり目に新しい音楽を聴いてみるのはいかがでしょう。



Salle Gaveau

『La Cumparsita』


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この「サルガヴォ」というグループは、音楽の新しい可能性をテーマに集められた五重奏団(キンテート)。
ジャケットなどのアートは、全てあの岡本太郎さんによるものです。
岡本太郎さんの作品を見ると、豪快、巨大、力強さ、などの言葉がまず浮かんできますが、この「サルガヴォ」も、まさにそんな言葉がしっくりくる、そんな音楽ではないでしょうか。

出会いは、某雑誌のインタビューのときでした。
あるカフェでインタビューをしていたところ、今まで聴いたことのないような音が、僕の耳を貫いたのでした。
あまりの衝撃に、インタビューの質問に対する言葉が出て来ず、気がつけば、耳を完全にもっていかれていました。
ちょっと笑けるくらいでした。
たまらず、店の主人に聴きました。

「このすごいの、なんなんですか。」

主人は答えました。
「サルガヴォ。ほら鬼怒さんの、最近でたやつ。」
鬼怒。鬼怒無月(きどなつき)という名前は、聞いたことがありました。
僕の友人のギタリストが、とにかくすさまじいと言っていたあの鬼怒無月さんか。
僕はCDを買うことを決意したのでした。

サルガヴォの3rd album「ラ・クンパルシータ」
帯には「ここはピアソラの見た夢の向こう側」とあります。
ピアソラというのは、アストル・ピアソラというタンゴにクラシックやジャズの要素を融合させて、新たな演奏形態を生み出した人ですが、wikiによると、「タンゴの破壊者」と言われることもあったといいます。
もうピアソラという名前自体がジャンルの名前にもなっているみたいですね。
「タンゴの破壊者」というのはもちろん非難の言葉ですが、サルガヴォを聴いていると、言い得て妙だとも思うんです。

タンゴってゆうのはいわゆる踊りの伴奏で、「ズンチャッチャー、ズンチャッチャー」の3拍子を連想できると思うんですが、その基本リズムとかも、無視して、ジャズみたいなインプロビゼーションや、クラシックのようなドラマチックな物語があるんです。
「壊す」って表現はぴったりですよ。

ポピュラーなところで、ジブリの「ハウルの動く城」。
あれに出てくるような雰囲気の、ウキウキ跳ねるようなリズムで、晴天の大草原の風景が見えてきそうな壮大さ。
その中に突然、歪んだエレキギターが嵐の襲撃とばかりに、場をぐちゃぐちゃに掻き回します!
#2の「童話で書かれた生態系」はまさにそんな感じ。
#3の「悪魔にやられた悪魔」は、名前からしてもうすごそうですが、出だしからダークに悪魔が登場してきたかと思うと、さらに凶悪な悪魔がやってきて、ぶつかり合い、混沌の終焉。
そんな曲かなと。よく聴くと、一応3拍子系のリズムではあるようです。9拍子かな。
タイトルのかわいらしい#5「影絵遊び」は、音も可愛らしいのですが、だんだん様子がおかしくなってきます。
後半は可愛らしいどころか、汚らしい、ノイジーな音になっていきます。
サルガヴォのマイスペのブログにこのアルバムの本人解説が掲載されているんですが、タイトルの裏に隠された意味なんかもおもしろいです。
なるほど、それで影絵遊びかあ。深い!
解説を見ると少し曲のイメージが深まるので、より楽しめると思いますよ。

ラストナンバーの#10「ぐちゃぐちゃな秩序」
もうそのまんまです。秩序もなにもあったもんじゃない。
保育園とかの休み時間みたいな感じ、映画「トイストーリー」では、子供たちがおもちゃをめちゃくちゃにしているシーンがありましたが、ああゆう悲惨な絵が浮かんできました。

よく考えてみると、クラシックのような計算された世界観の中に、ジャズのその場のノリ、いわゆるアドリブ、インプロをふんだんに溶け込ませるってゆうのは、矛盾していますよね。
全く逆のことを同時に行うようなもんです。

クラシックを自分なりに好き勝手に演奏していつも怒られていた
「のだめカンタービレ」の、のだめはこうゆう感じだったのでしょうか。

創られた物語の中に、今現在進行系で創られている物語が浸食し、豪快に重なり合ってゆくような。
ライブだとどんなんになっちゃうんだろう。
想像するだけで震えますね。

鬼がでるか、蛇がでるか。
何が起こるか全くわからない。
本当におもしろかったです。





Salle Gaveau

メンバー
鬼怒 無月(Natsuki Kido) guitar
喜多 直毅(Naoki Kita) violin
佐藤 芳明(Yoshiaki Sato) accordion
鳥越 啓介(Keisuke Torigoe) contrabass
林 正樹(Masaki Hayashi) piano

2003年、鬼怒無月が「新しい音楽の可能性」を説いて集めたメンバーによる、ポスト・ピアソラ・ミュージックを目指す五重奏団(キンテート)。ヴァイオリン、ギター、ピアノ、ベースと、バンドネオンをアコーディオンへ変更することで、タンゴを超えて音楽の可能性を飛躍的に広げた。2007年1月、1stアルバム「Alloy」を発表。4月には"Rock In Opposition 2007 France Event" (France)に、Magma,Faustらと共に出演。2008年にはシンガポールのモザイクミュージックフェスティバルにも出演し、その6月には待望の2ndアルバム「Strange Device」を発表。さらに8月にはドイツ、オランダ、フランス、オーストリア、イタリアの5カ国を巡るツアーを成功させ、9月にはパリの日本文化会館にて行われた国際交流基金主催による「Jazz in Japan 2008」に出演し海外からも高い評価を得ている。2010年には国内ツアー後、再度ヨーロッパツアーも予定しており、「世界の Salle Gaveau」としての注目を集めている

オフィシャル マイスペース
http://www.myspace.com/sallegaveau

 

 

UNCHAIN インフォメーション

リリース情報

Hello, Young Souls!!

7月7日発売
3rd Album
『Hello, Young Souls!!』

初回限定盤 (CD+DVD)
FLCT-0001 / ¥3,150(tax in.)
全15曲収録

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通常盤 (CDのみ)
FLCT-0002 / ¥2,520(tax in.)
全14曲収録

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[初回限定盤 DVD収録]
1. Gravity (Music Video)
2. The World Is Yours
(Music Video)
3. Super Collider
(Music Video)

 

unchain_jkt_worldisyours.jpg
(写真は初回版)



New Single
『The World Is Yours』
NOW ON SALE!
fluctus

【初回盤】
RZCF-77015 / ¥1,575(tax in.)
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【通常盤】
RZCF-77016 / ¥1,260(tax in.)
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unchain_jkt_earlyyears.jpg Re-Issue Album (2CD)
『the early years』
NOW ON SALE!
fluctus
RZCF-77017~8 / ¥2,835(tax in.)
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UNCHAIN プロフィール

http://www.the-takosan.com

 

UNCHAIN (アンチェイン)

(右から)
吉田昇吾(Dr.) 佐藤将文(G./Cho.) 
谷川正憲(Vo./G.) 谷浩彰(B./Cho.)


京都府出身の4ピース・ロック・バンド。
1996年、中学の同級生だった谷川正憲(Vo/Gt)、谷浩彰(B/Cho)、吉田昇吾(Dr)の3人で結成され、後に1年後輩の佐藤将文(Gt/Cho)が加入し現在の編成となる。パンク・メロコア・エモを軸に、ジャズ・フュージョン・ソウル・ファンク等のブラック・ミュージックのエッセンスを絶妙にブレンドしたグルーヴィーな独自のロックを鳴らす。2005年、インディーズ・デビュー。『the space of the sense』、『THE MUSIC HUMANIZED IS HERE』の2枚のミニ・アルバムをリリース。2007年、ミニ・アルバム『departure』でメジャー・デビュー。同年ミニ・アルバム『rejoice』リリース。2008年、ファースト・フル・アルバム『rapture』リリース。全編英詞によるグルーヴ・ロックの一つの完成形とも言うべき傑作を作り出し、各方面から絶賛の嵐。2008年秋からバンド史上初の日本語詞によるシングル3部作リリース。2009年、セカンド・フル・アルバム『Music is the key』リリース。英語詞/日本語詞の楽曲を織り交ぜ、さらに幅の広がった音楽性はバンドの新たなフェイズへの突入を告げた。2009年、ロック濃度を増した2枚のシングル『Gravity』『The World Is Yours』をリリース。2010年春、今まで発表したオリジナル楽曲すべてを披露するクアトロ・ツアーを慣行。SOLD OUTの大盛況のなか幕を閉じる。2010年七夕、進化の結晶である3rdアルバムをリリース。

 

オフィシャルサイト:
http://fluctus.jp/unchain/

MySpace:
http://www.myspace.com/unchainjp

 

【MUSICSHELF これまでのインタビュー】
2010.1.19 掲載 「The World Is Yours」

unchain201001_cat.jpg
2009.1.23 掲載 『Music is the key』

バックナンバー

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UNCHAIN 只今絶賛ツアー中!!


はい、TEAM UNCHAINは只今絶賛ツアー中です。

9/10の札幌から始まり、全7ヶ所のワンマンツアー。

まだスケジュールに予定が入ってないという方、急いで!

折り返しとなる東京公演とファイナルの大阪公演には素敵なコーラス隊も来ますよ。

そんなロングヘアーズ(仮)と初めてステージに立った8/8ひたちなか!

今回はそんな瞬間をちょっとだけ。24hと言いながら20minだけ。大人の世界は色々と厳しいのさ。

ちなみに9/18のLIQUIDROOM ebisuではこのMUSICSHELFのスペシャルマスコット(?)フクシマさんが、新企画に向けて客入れの時間、あなたにインタビューしちゃうかも?油断大敵。フクシマさんについてはこのページの右上、ポップでキッチュなキャラから想像してみてくださいな。





17:00
出演者は本番のちょっと前に、アーティストスペースからステージ近くの控え室に移動します。

これがまたシャレオツな部屋でして。環境が非常に良い。

そんな中、ギリギリまでコーラスの最終チェックをするバンマスとロングヘアーズ(仮)






17:00

同時刻にパラソルの下で余裕を見せるギタリスト。






17:10

出番直前のステージ袖。
分かりにくいとは思いますが、余裕を見せすぎたのか曲つなぎの確認をやりたがる佐藤の図です。





vol18_photo_04.jpg
17:15
ロングヘアーズ(仮)は登場SEの時からすでにオンステージ。

おかげさまで曲が流れた瞬間から盛り上がりました。viva!emi & nanamie

ちなみに最近のUNCHAINのSEは久石譲さんのKids Return。








17:20

そしてno-whereからSaves The Dayへと。
そう言えば佐藤が投げたタンバリン。事務所の住所が書いてあったと思うので、
もしお持ちの方がいらっしゃったら送ってください。粗品と交換させて頂きますので...






UNCHAIN's 24h、次の予定は9月24日です!

動画メッセージ


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