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特集 「ザ・たこさんの無限大記念日2」完全版

特集 「ザ・たこさんの無限大記念日2」完全版

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【Part.1】
「ザ・たこさんの無限大記念日2」
開催直前インタビュー(2014年8月23日掲載)

野外フェス『ザ・たこさんの無限大記念日2』の開催が間近に迫ってきた!  9月6日・土曜日。今年は北大阪急行(御堂筋線直通)「緑地公園」駅から徒歩5分の場所にある服部緑地野外音楽堂で、午前10時半から行われる。
大阪のソウルバンド、ザ・たこさんの結成20周年を祝うために、昨年9月28日・兵庫県の三田アスレチックで開催された『ザ・たこさんの無限大記念日』。どれだけ人が集まり、どんなフェスになるのか、当日までまったく読めなかったが、フタを開けてみれば大盛況。緑の多いキャンプ場で天候に恵まれて居心地もよく、出演者たちはみな大熱演。(いろんな意味で)奇跡のフェスと呼べるものになったのだった。
その“奇跡的な”成功にメンバーが気をよくしてまたも企てたのが『ザ・たこさんの無限大記念日2』。出演はミス花子、オーサカ=モノレール、BLACK BOTTOM BRASS BAND、バンバンバザール、中川敬(ソウル・フラワー・ユニオン)、浦朋恵、pug27、金 佑龍(キム・ウリョン)、ザ・たこさんと、ライブで慣らしたツワモノ・クセモノばかりが揃い、そりゃあ幸福な1日になること間違いなしだろう。
ということで、今回MUSICSHELFではザ・たこさんのメンバーに集まってもらい、第1回目の反省点やら、間もなく開催される第2回目の見どころやら抱負やらを語ってもらった。出席者は、ザ・たこさんのベーシストで無限大記念日の発案&主催者でもあるオカウチポテト、同バンドのギタリストである山口しんじ、同バンドのドラマーであるマサ☆吉永、ザ・たこさんのライブの煽り役でもあるMCキチュウ。肝心のあの男……ヴォーカルの安藤八主博はこの日、喉の調子が悪くなり取材終盤からの登場となった。

ザ・たこさんが、間近に迫った野外フェス
「ザ・たこさんの無限大記念日2」の見どころを語る!

――どうですか?  準備は順調に進んでますか?

オカウチポテト:そうですね。あとは宣伝をしっかりやって当日を迎えるだけやなって段階に入ってきましたね。

――まずは第一回目を振り返って、反省点を。

オカウチ:去年はまずお金を使いすぎたってことと、あと、自分ひとりで動きすぎたので、今回はメンバーみんなの話も聞きながら動かしていこうと。

――去年は言いだしっぺの自分が頑張らねばということで、ひとりで抱えすぎた。

オカウチ:そうですね。メンバーのレスポンスが全然返ってこなかったので(苦笑)。これは待ってられんなっていうのがあって、ひとりで動いてたんですけど。

――そのへん、どうだったんですか、メンバー的には。

山口しんじ:確かに我々の動きは遅かったですね。指示を出してもらうのを待ってるところがあった。その反省を踏まえて、今回は出演者選びもみんなで早い時期からやったんです。去年はそれもオカウチひとりでやってたもんなぁ。自分でライブを観に行って、オファーして。

――話し合いとかしないで?

オカウチ:去年はそうでしたね。全部、事後報告(笑)。予算も事後報告。このぐらいかかってしまいましたって。わっはっは。

山口:やり方がわからんまま始めたところがあったからな。いろいろたいへんやったと思いますよ。

――まあでも、そういう「どうなるんだろ?」的な部分も含めて、観客としては非常に楽しめましたけどね。そういうところからスタートしての成功だったので、ドラマチックですらあった。手作り感もよかったし。

オカウチ:去年はザ・たこさん結成20周年ってことで、みんな「おめでとう」って感じで来てくれたし、場所はちょっと不便やったけど、そういう不便さも楽しんでくれたところがあったと思うんですよ。で、今年はアクセスも抜群にいいので。

――あそこまで行くっていうことを含めてのイベント感があったよね。あと、三田の駅からシャトルバスの乗り場に行ったら、そこに“ザ・たこさんTシャツ”を着た人が何人かいて。バスに乗って会場に向かってるときも、ここに乗ってる人たちはみんなザ・たこさんのことが大好きなんだなって思ったら、それだけでグッときた。

山口:ああ、そうですよねぇ。

オカウチ:今回は地下鉄がそういうふうになるといいんですけどね(笑)。せめて降り口に近い車両ぐらいは。

――ところで、そもそもオカウチくんがこのフェスをやろうと思った動機はなんだったの?

オカウチ:あれは一昨年の年末のワンマンが終わったぐらいでしたけど、「来年はザ・たこさん結成20周年ですけど、なんかやるんですか?」って訊いたんですよ。そしたら「クラブウォーター(十三にあるライブハウス)でワンマンをやる」って(笑)。「いや、そうじゃなくて、もっと大きいこと、なんかやらないんですか?」って聞いたら、何も考えてないってことだったので、それはあかんやろと。20周年という、かなり大きな区切りの年なわけじゃないですか。だから、ここは無理してでもなんかやらんとって思って。で、一昨年「勝手にウッドストック」に出させてもらったときに、ああやってキャンプ場でコンパクトに夏フェスをやるっていうのが、凄くいいなって思ってたんですよ。ああいう感じなら、僕らも頑張ればできるんじゃないかと。なので、とりあえずちょっとあたってみようってことで、大阪にあるキャンプ場をいろいろ調べてあたっていったんですけど、音量の規制とかもあって、大阪の市内にはやれるところがない。そのときに三田アスレチックでやってた「ONE Music Camp」のことを思い出しまして。ONE Music Campの運営さんに「これこれこういうのをやろうと思ってて、ちょっとONE Music Campともかぶってしまうんですけど、やらせてもらえませんかね」って相談したら、全然いいですよと。

――その段階で、メンバーには相談してたの?

オカウチ:いや、まだしてなかったですね。相談しないで、とりあえずひとりで動き始めたんです。で、「こんなふうにやろうと思ってて」って言うたら、「いや、無理やろう」と言われて。じゃあもう少し話を進めて情報もいろいろ揃えて、少ししてから「ここまで進みました」って言ったら、「いや、無理やろう」と(苦笑)。それからまた話を進めて、「あれからここまで進みました」って言ったら、それでも「いや、無理やろう」と。

――わはははは。でも、そう言われながらもどんどんひとりで動いて進めていく、その実行力は凄いよね。

オカウチ:やっぱりちょっと危機感があったんですよ。そのとき僕がザ・たこさんに入って2~3年目だったんですけど、ライブをやればお客さんはみんなあったかくて、応援してくれる。でもそれに甘えて20周年をそのままスルーしたら、このまま盛り上がることなく30年まで行ってしまうぞって思って。

――なるほど。で、そういうオカウチくんの熱意にほだされてメンバーもようやく重い腰をあげたと。準備してる段階で、困ったこととかはありました?

オカウチ:これはもう笑い話ですけど、安藤さんが「氷はどうすんねん?」って言いだして。正直、氷のことなんかどうでもええわ、どうにかなるやろって思うじゃないですか。でも、結局当日、それがホンマに困って。

山口:コンビニ探して、オレらが買ってくわってなって。

マサ☆吉永:でも、氷はあるんやけど、でかい氷を会場までもってくハコがないってことになって。

――安藤さん、意外と確信をついてたんだ。

オカウチ:そうなんですよ。さすが酒飲みやと思いましたね。そういうところは鋭いんですよね(笑)

――あと、チケット売りに関してもだいぶ苦労してたようだけど。

オカウチ:今年も相当苦労してますけどね。ワッハッハ。

――笑いごとじゃないっしょ。去年も1ヶ月前くらいの段階で「大丈夫なの?」って聞いたら、「なんとかなるでしょう」って呑気なこと言ってたけど。

オカウチ:いや、あれはね、あそこで不安なことを言ってしまったら、みんな一気に転げ落ちそうな気がしたんで(笑)。まあでも、ようできましたよね、ホンマに。

Photo by J.Uchimoto

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