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BO GUMBOS 特集 『1989』インタビュー Dr.kyOn × 名村武

BO GUMBOS

特集 『1989』インタビュー
Dr.kyOn × 名村武

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《リリース情報》
ボ・ガンボス、初のアナログ盤『BO & GUMBO – 2017 LP』発売

ボ・ガンボスの1stアルバムにして日本ロック史上屈指の名盤『BO & GUMBO』(1989)が、ファンの熱烈な要望に応えて遂にアナログ盤化!マスター音源は2015年発売の結成25周年記念BOXセット『1989』のために制作された『BO & GUMBO』のニュー・ミックスを使用。オリジナルリリース時の音源はすべてCDだったので、これがバンド史上初めてのアナログレコードとなる。アナログ盤化にあたってはオリジナル曲順の変更、3曲でエディットを施している。

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『BO & GUMBO – 2017 LP』
※カッティング:バーニー・グランドマン(米国)
※プレス:Quality Record Pressings(米国)
※A式ジャケット/帯/歌詞カード付属
ソニー・ミュージックダイレクト/GREAT TRACKSレーベル
MHJ7 9(アナログ盤) / ¥4,000+税
2017.3.30 ON SALE!
HMVで購入・試聴する タワーレコードで購入・試聴する
ソニーミュージックショップ限定発売

SIDE 1
1. 助けて!フラワーマン(2014 Mix)
2. 泥んこ道を二人(2014 Mix)
3. 魚ごっこ(2014 Mix)
4. Hey Flower Brother(2014 Mix)
5. ダイナマイトに火をつけろ(2014 Mix/2016 Edit)
6. 目が覚めた(2014 Mix/2016 Edit)

SIDE 2
1. 夢の中(2014 Mix)
2. ずんずん(2014 Mix)
3. 見返り不美人(2014 Mix/2016 Edit)
4. トンネルぬけて(2014 Mix)
5. ZOMBIE-ZOMB☆(2014 Mix)
6. ワクワク(2014 Mix)

ボ・ガンボス、初のアナログ盤『BO & GUMBO ?- 2017 LP』発売を記念して
HMV record shop コピス吉祥寺でトークショー&サイン会開催

HMV record shopの第3号店舗として3月30日に開店する「HMV record shop コピス吉祥寺」オープン記念イベントとして、同日にバンド初のアナログ盤『BO & GUMBO – 2017 LP』を発売するボ・ガンボスのスペシャルトークショー&サイン会開催が決定した。当日は元メンバーのDr.kyOnと、『BO & GUMBO』制作当時の担当A&R名村武が出席し、ニュー・オーリンズでのレコーディングにまつわる秘話を語る予定。トークショーへの入場は自由。対象店舗での購入者に先着でサイン会参加券が配布される。

「HMV record shop コピス吉祥寺」オープン記念
BO GUMBOS『BO & GUMBO』初アナログ盤発売スペシャル
Dr.kyOn(BO GUMBOS)、名村武(BO GUMBOS A&R)トークショー&サイン会
~ニュー・オーリンズでのレコーディングに参加した当事者によるレコーディング秘話のあれこれ!!~
2017年3月31日(金)HMV record shop コピス吉祥寺 19:30 開演予定
出演:Dr.kyOn、名村 武 / 司会:今井智子(音楽ライター)
問合せ:HMV record shop 新宿ALTA 03-5362-3360

商品詳細、イベント概要についてはボ・ガンボス スペシャルサイトへ
http://www.110107.com/s/OTONANO/page/bogumbos



《インタビュー》(2015.2公開)
ニューオリンズ、R&B、ファンクなど、多彩な音楽を消化して、唯一無二の日本語ロックを生み出した伝説のバンド、ボ・ガンボス。そのデビュー25周年を記念したボックス『1989』がリリースされた。ファースト・アルバム『BO & GUMBO』の初リマスター盤(ボートラとしてシングル曲を収録)。レコーディング中のアウトテイクを集めた〈1989 ARCHIVES〉、アルバム全曲を新たにオリジナル・マルチテープからミックスした〈2014 MIX〉盤。そして、1989年のライヴを収録した映像作品『宇宙サウンド』のDVDを詰め込んだ本作は、ボ・ガンボス誕生の記録としてこれ以上ないほど充実したものだ。1989年にメジャー・デビューしたボ・ガンボスは一体どんなバンドで、どこに向かっていたのか。ボックスの監修を務めた元メンバーのDr.kyOnと、当時バンドのディレクターだった名村武に話を訊いた。

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(左)Dr.kyOn  (右)名村武

『BO & GUMBO』がリリースされて25周年
ミックスを含めて、もう一回やり直したいと思ってたんです。(名村武)

——今回のボックスをリリースすることになったのは、どういう経緯からだったのでしょうか。

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1st Album『BO & GUMBO』

名村:まず、アルバム『BO & GUMBO』がリリースされて25周年を迎えたこと。そして、ミックスを含めて、いろいろ残念に思っていることがあったんで、もう一回やり直したいと思ってたんですよね。何年も前から。

kyOn:ファースト・アルバムやったし、ニューオリンズに行って、ボ・ディドリーと一緒にレコーディングできたりして当時はとにかく嬉しかった。後はもう、次のこと、次のことって感じ。でも、25年も経つと、どんな人でも〈あそこはこうしたかったな〉っていうのはあるよね。

名村:普通みんなありますよね。

kyOn:普通ある。僕らの場合、80年代後半っていうことを考えると、アナログからCDに変わる節目やった頃なんですよね。要するにデジタルに対するレコーディングの技術とかノウハウとかが、はっきり言ってなかったっていうか。僕らも初めてやからそんな詳しくないし、ニューオリンズへ行った時に、向こうのスタジオの人たちも(デジタルでのレコーディングは)初めてやったみたいな(笑)。そやから、結構自分らだけでやってたんです。多分、そこが一番デカかったと思う。これがもう少し昔でアナログの時代やったら、何の悩みもなく一発録りでバーンとやって、適切なミックスをすれば問題なかったと思うのね。

名村:そう。だからさっき言った〈残念〉っていうのは自分に対してなんですよね。自分のなかで悔いが残ってる。当時、30歳そこそこでレコーディングに対するキャリアもそんなになかったし。

——これまで通りアナログでレコーディングする、という選択肢はなかったんですか?

名村:それは無かったですね。

kyOn:もう、決まってたよね。世の中の大きな流れのなかで。

名村:それにデジタルのほうがチャンネルが多いじゃないですか。多いぶんにはラクなんで、そっちに行こうかっていう流れがね。

——経験者がいないなかで、現場ではどんな風に対処したんですか?

名村:手探りです、マニュアル見ながら(笑)。ビックリしましたけどね。

——そんな状態でレコーディングすることに、バンドとして不安はなかったんですか?

kyOn:あるけど、こっちもどうしたらいいか、そのアイデアがないですから。とりあえずプレイバックを聴いて判断するしかない。

名村:だから、スタジオのブースでミュージシャンが楽器の調節やなんやをしてる間に、こっちはコントロールルームで必死でマニュアル見て(笑)。俺はそこまで技術的なことはわかんないで、向こうのエンジニアの人にやってもらってたんですけど、とにかくみんな手探りで必死でやってましたね。

——大変な現場ですね! そのうまくいかなかったところを今回ちゃんとやり直したかったと。

名村:そうですね。でも、いちばん大きな理由は25周年を迎えたことかな。89年にデビューしたんですけど、先行シングルをリリースしてアルバムがどーんと来る、という形じゃなくて、最初にビデオを出して、シングルはアルバムに入れずに単体で出して、それでアルバムを発表する、という流れだったので、当時はそういう構造が見えにくかったんじゃないかと思っていて。

kyOn:全部まとめてみないと、この年にバンドが辿り着いたものがわからない。

——ビデオ、シングル、アルバムと、1989年に出したものを総まとめする?

名村:それが(ボックスを出す)理由としてはいちばん大きいですね。

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