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猪又孝のvoice and beats

東京弐拾伍時 Special Interview

東京弐拾伍時

Special Interview

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DJ HAZIMEが昨年リリースしたミックスCD『Japanese Hip Hop Hits 4』のエクスクルーシブトラックとして収められていたDABO、MACKA-CHIN、SUIKEN、S-WORDによる「東京弐拾伍時」。その曲がいつしかグループ名へと発展、東京弐拾伍時というユニットとしてミニアルバム『TOKYO 25:00』をつくりあげた。今回は、その4人とアルバムのトータルプロデュースを担ったDJ HAZIMEにインタビュー。ユニット名の意外な由来からアルバムに込めた思い、D.Lの逝去が影を落とす「時間ヨ止マレ feat. MURO & PUSHIM」をめぐる感情、さらに活動休止中のNITRO MICHROPHONE UNDERGROUNDの今後にいたるまで、超たっぷりと語ってもらった。

——基本的な質問からいきますが、去年、「東京弐拾伍時」を制作した時点で、このメンツでユニットとして活動していく構想はあったんですか?

HAZIME:なかったです。まずは東京っぽい曲やろうっていうのが先。このあと東京弐拾伍時として活動していくっていうことはまったく考えてなくて。だからクレジットもアーティスト名の連名だったんですよ。

MACKA-CHIN:そしたらその曲の反応や評判がバームクーヘンのように広がっていって。「東京弐拾伍時」を出したことで、4人でのライブは可能ですか?っていう声がレコード会社やHAZIME、俺らそれぞれのところに入るようになって。実際ライブを行って、「1曲じゃ足りないよね」感をそれぞれが持っていたところに、具体的に制作の話をいただいて、このEPまで辿り着くっていう流れですね。

——東京弐拾伍時をユニット名にしようというのは誰の発案なんですか?

HAZIME:去年の10月、長野県伊那市にライブに行ったときに、我々の出番前のMCの子が、「じゃあ、次は東京弐拾伍時のみなさんです!」って言ったのがキッカケです(笑)。

——えー、そうなんですか?

DABO:それが浸透してて、いつの間にやらそう紹介されるようになっちゃって(笑)。NITRO MICHROPHONE UNDERGROUND(以下ニトロ)もそうだもんね。

S-WORD:ニトロは「REQUIEM」のときのポストカードにMACKA-CHINが「NITRO MICHROPHONE UNDERGROUND」って書いてて。

DABO:そのキャッチフレーズみたいなのが、あれよあれよという間にグループ名になっちゃったっていう。今回も近い感じです。

——そもそも「東京弐拾伍時」というタイトルはどんな思いでつけたんですか?

S-WORD:東京には24時で終わらない時間があるというか。そのオーバータイムに生きてる人間がやってるのが日本語ラップだったり、クラブカルチャーだったりするのかなぁ……なんて今考えました。

——マイクロフォン・ペイジャーの「東京地下道」の歌い出しに《東京24時》というフレーズがありますが、それも意識してるんですか?

S-WORD:そっから来てます。そっから時代が一回りまわって1時間くらい進んでるんじゃないかな、みたいな。これは今考えてないです。

——じゃ、後者が本来の由来。

S-WORD:そうです(笑)。

——最初にこの4人が集まったとき、ニトロは意識したんですか?

DABO:あんまりしてないです。

——「東京弐拾伍時」で、《マイクロフォンから調子どう?》と歌っていますが?

DABO:あれも計算尽くではなく。「S-WORD、フックよろしくね」って話してて、レコーディング当日に聴いたら、ああなってたんで、なるほどねっていう。

——S-WORDさんにしてみれば、ファンへのちょっとしたギフトみたいなところもあったり?

S-WORD:まあ、出てきたのがあれだった、みたいな。作ったのは1年も前だからあんまり覚えてないけど、今これやったら面白いだろうなっていう感覚はあったかもしれないですね。

MACKA-CHIN:すごい細かいけど、ニトロとして作品出したら「We are ナイチョー(N.I.T.R.O.)」くらい、誰かが入れると思うんです。けど、今回は誰のラップにも入ってないっていう。ま、そこしか違いがわからないかもしれないけど(笑)。

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ナビゲーター

猪又 孝 / TAKASHI INOMATA

1970年生まれ。音楽ライター/エディター。小4のときにビートルズ「HELP」にヤラれ、19歳のときにロジャー・ニコルズ&ザ・スモール・サークル・オブ・フレンズに心奪われるも、22歳でいきなりサザン・ソウルに開眼した、我ながら雑食家。現在は邦楽のソウル/R&B/ヒップホップを中心に執筆。でも、カワイイ& カッコイイ女の子もダイスキ。オフィシャル取材などで馴染みがあるアーティストは、加藤ミリヤ、Zeebra、SKY-HI、東方神起、三浦大知、RIP SLYME(五十音順)等々。

 
 
 
 
 
 
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