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特集 シアターブルック 佐藤タイジ Special Interview

特集 シアターブルック

佐藤タイジ Special Interview

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『中津川 THE SOLAR BUDOKAN 2015』

Day1: 2015年 9月26日(土)開場10:00 / 開演11:00
Day2: 2015年 9月27日(日)開場10:00 / 開演11:00
会場:中津川公園内特設ステージ(岐阜県中津川市茄子川1683-797)
※ 雨天決行(荒天の場合は中止)

9.26 sat
ACIDMAN/the band apart/Char/EGO-WRAPPIN’/AND THE GOSSIP OF JAXX/藤井フミヤ/勝手にしやがれ/黒木渚/子供ばんど/麗蘭/MY LIFE IS MY MESSAGE(山口洋(HEATWAVE)、三宅伸治、Leyona、斉藤和義)/NAMBA69/Nothing’s Carved In Stone/OKAMOTO’S/斉藤和義/渋さ知らズオーケストラ/ストレイテナー/東京カランコロン

9.27 sun
シアターブルック/bird/The Birthday/BRAHMAN/Dragon Ash/GRAPEVINE/泉谷しげる/吉川晃司/LIVE FOR NIPPON(高野哲・堂珍嘉邦・Rei)/the LOW-ATUS(細美武士、TOSHI-LOW)/MONOEYES/RIZE/ROTTENGRAFFTY/SCOOBIE DO/TRICERATOPS/憂歌兄弟(木村充揮、内田勘太郎)

主催:中津川THE SOLAR BUDOKAN実行委員会
共催:メ〜テレ(名古屋テレビ放送株式会社)
特別協力:(社)ザ・ソーラーチルドレン / サンデーフォークプロモーション /(株)ZIP-FM / (株)中央物産
Planning&Produce:プールトラックス / ワイズコネクション / レ・クリエーション
お問合せ:サンデーフォークプロモーション

オフィシャルサイト:http://solarbudokan.com/2015/

THE SOLAR BUDOKAN 2015×Billboard JAPAN
中津川 THE SOLAR BUDOKAN 2015 アフターパーティー
10/3(土)
1stステージ開場17:00 開演18:00 / 2ndステージ開場20:00 開演21:00
詳しくはこちらへ http://bit.ly/1hvzbRP


 

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メジャー・デビュー20周年を迎えたシアターブルックは、いま充実の季節のなかにいる。そのことがダイレクトに伝わってくるのが、ニューアルバム『LOVE CHANGES THE WORLD』だ。太陽光発電によって得られるエネルギーで行なわれている野外音楽フェス「THE SOLAR BUDOKAN」を主宰している佐藤タイジだが、今作はレコーディングもソーラー・パワーで決行。太陽光発電による充電池はほかの電力から干渉を受けず、それ故とても美しい音が鳴らされている。またレコーディングにはKj、斉藤和義、Char、仲井戸“CHABO”麗市、TOSHI-LOW、細美武士ほか数多くのアーティストが参加。あらゆる意味で情熱と愛と夢の実現を感じさせる大充実作に仕上がった。フジロックから少し経ったタイミングで佐藤タイジに話を聞いた。

「一回ソーラーで演奏してみたい」「ソーラーの電源って、音、いいですよね」って
言ってくれることが増えてるのがすごく嬉しくてね

――フジロック、お疲れ様でした。

いやぁ、楽しかったすね、今年も。今年はオレら、初日にホワイトステージに出て、3日目が(ジプシー・)アヴァロン。2日目は娘の誕生日だったので、お誕生日会をやりに一旦ヨメさんの実家に帰って、3日目にまた行ったんですよ。でも一回帰ってリセットしたのがよかったみたい。ずっといると飲み続けちゃって、喉がガラガラになっちゃうからさぁ。オレ、毎回それやって、いつもガラガラ声で歌うフジロックになってたから。今回はちゃんと歌おうと思ってね。ちゃんと歌えたから、よかった。大事よ、それ。

――ははは。初日はホワイトのトップでしたよね。

うん。始まったときはひとが少なくて「大丈夫かな?」って思ったんだけど、だんだんみんな来てくれてね。ありがたいことですよ。だって、池畑先輩がグリーンステージでやってる裏なわけじゃないですか(池畑潤二がバンマスを務める大所帯バンド、Route17 Rock’n Roll ORCHESTRA)。

――僕もそっちを途中まで観てからのシアターブルックだったんですけど……。

あ、すいません(笑)。

――こちらこそ、すいません(笑)。でも、ホワイト、いい感じでしたよね

うん。あそこでやるの初めてだったんですけど、音、いいっすね。すごいやりやすかった。いつも我々はたいてい(フィールドオブ)ヘブンでやってたから、ヘブン組って思われてるんやけど。ホワイトもいいっすね。スピーカーがいいんだよね。

――因みにタイジさんはTHE SOLAR BUDOKANをやられている、いわばフェスの主催者なわけじゃないですか。やっぱり「こういうところを参考にしよう」みたいな目でフジを見てたりもするわけですか?

フジは、だいたい毎年参加してるから、改めてそういう見方はしなくても……。例えばフジの前にはグラストンベリーがあったわけやん。あれは巨大な、世界のロックフェスの首都みたいなものやなって思ってて。あれがあって、フジロックができて。で、THE SOLAR BUDOKANは間違いなくフジロックがあったからできた。だから、認識としてはオレ、フジロックの亜流みたいなことでも全然ええと思ってるし。向こうを張ろうなんてまったく思ってない。フジロックがあったからこそやれてるんやって思ってますね。で、フジロックで特に素晴らしいなって思うのは、分別ごみね。苗場に移ってからすぐああいうふうになったでしょ。最初はめんどくさいって思ったけど、あれがちゃんと定着して、社会に還元された。オレ、あれってフジロックの最大の成果なんちゃうかなって思ってて。社会に還元できる価値観がロックフェスから生まれたって、素晴らしいことだよね。

――ですね。僕もいまではそのへんにポイ捨てしてるひとがいると、分別してここに入れなさいよって注意しちゃうまでになりましたから(笑)

でしょ? あれは世界に胸張っていいと思う。グラストンベリーとか酷いよぉ。平気でごみ箱におしっこしてるからね。3日目くらいになるとものすごい臭気を漂わせてて。そのへんのマナー、チョー悪いから。

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――じゃあ、THE SOLAR BUDOKANはフジのいいところをしっかり受け継いで。

うん。ロックフェスが未来の社会のサンプルになりうるってことはフジが実証したから、オレはその方程式を自分なりに持ち込んで、再生可能エネルギーで絶対全部できる日が来るって思ってやってるし。もちろん食品に関しては放射線量も表示して。だって、放射線量とかを特定秘密にするなんてチョー・ナンセンスやん。情報はちゃんと公開してやっていかないと。

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――1回目のTHE SOLAR BUDOKANを武道館でやり、中津川に場所を移して今回でもう3回目ですよね。線量表示の件含めて、変わってきたところとか、いま特に力を入れてるところというのは、どういうとこですか?

まずフードコートの線量表示は、年々わかりやすい表示の仕方になってるんですよ。去年の表示の仕方もわかりやすかったから、今年もそれを踏襲する感じになるんやけど。あと、今年はワークショップをもっと充実させようというテーマがあって。多動性障害(ADHD)とか障害を抱えて集団行動に悩まされているお子さんたち。そういうお子さんのなかにこそ、オレはすごい才能を持った子がおって、すごいギタリストとかすごいドラマーになりうる子がおると思うわけ。だから、そういう子がちゃんとやりたいことを十二分にやれる環境を、大人が作らなあかんって思ってて。ロックという哲学から見たところの教育の再構築みたいなものが、いま必要やなって思うんよ。その取っ掛かりとして、子どもたち相手にワークショップをやってみようと。

――それって具体的に言うと、タイジさんを始めとするミュージシャンたちが集まって、楽器もって子供たちと遊んだりってことですか?

そうそう。だから、ちょっと変わった先生たちと子どもたち、みたいな(笑)

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――いいですね。因みにTHE SOLAR BUDOKANは出演者の幅もますます広くなってきてますよね。ベテランと若手がこんなに理想的に混ざり合ってるロックフェスはそんなにないかも、って思います。

でしょ? やっぱ、出演者サイドから「一回ソーラーで演奏してみたい」「ソーラーの電源って、音、いいですよね」って言ってくれることが増えてるのがすごく嬉しくてね。で、オレより先輩もちゃんといるし、若いのもちゃんといるし。しかもギャラは全部、円で支払いますから、為替の影響も受けない(笑)。だいぶ健全なロックフェスですよ。

――ですね(笑)。では、このへんでアルバムの話をしましょう。

あ、そうやった。それをしないと(笑)。

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