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PUSHIM 9th Album『F』 Special Interview

PUSHIM

9th Album『F』 Special Interview

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盟友MUROがプロデュースしたレゲエディスコナンバー「Feel It」が好評のPUSHIMが、同曲を含むニューアルバム『F』をリリースした。オリジナルアルバムは前作『IT’S A DRAMA』から約3年ぶり。「その3年間の心境の変化が歌に反映されている」と語る本作は、前作では1曲もなかったラブソングにあふれた内容。HOME GROWNとのストリクトリーなレゲエで要所は押さえつつ、韻シストやSHIMI(BUZZER BEATS)が作るソウル寄りのミドル/スロウが多いことも手伝って、全体的に温もりや軽さが感じられるラブリーな一枚に仕上がった。昨年レコード会社を移籍し、自らのレーベル「Groovillage」を新設。デビュー15 年を経て、初めて大きなターニングポイントを迎えた彼女は、今、どんな未来を見据えているのか。その辺りの話もしっかり語ってもらった。

——約3年ぶりのアルバムですが、今回の制作はどうでしたか?

ハードでした。2年10ヶ月も空いてるんですけどね。実質の制作期間はこれまでで最短の3ヶ月くらいで、もうヒーヒー(笑)。でも、これを乗り切ったらひと皮剥けられる、成長できると信じてやってました。

——ひと皮剥けられるというのは、どんな部分で?

短い期間でクオリティーを落とさずに曲を作るということ。どんな状況下・条件下にあっても歌をつくれる人間にそろそろなれるはずやし、こういうのも経験として絶対あとに活かせるだろうと。つくってる間は「なんやねん、これ! もうハゲるわ!」とか思いながら(笑)、それでもやりきろうって思ってました。

——移籍して心境に変化はありますか?

変化はないです。自分のレーベルを立ち上げて移籍したから責任感は持たないとなっていうくらいで(笑)。でも制作をして行く上で多少プレッシャーはありましたね。「移籍して、こんなもんか」と思われない作品を出さないとあかんっていう。

——3年ものインターバルが空くのは初めてです。不安はなかったですか?

メッチャありましたけど、やるしかないですよね。何もせずサボってたわけじゃないですから。ライブは結構やってたから、ライブでの成長とか発見は大きなものがいっぱいありましたし、制作期間は短かったけど、3年間の気持ちの変化が歌に反映されてると思います。

——今回はどんなアルバムをめざしたんですか?

ざっくり、ここ最近の私、みたいなアルバムにしようと。

——前作の『IT’S A DRAMA』も、「ここ最近の私」でしたよね(笑)。

ずっとそうなんですよ(笑)。でもね、今回のアルバムは女臭いと思うんです。ラブソングも多いし。『IT’S A DRAMA』のときは「恋してます」みたいな歌がなかったんですよね。世の中の情勢を伝えるニュースにも心が動いたし、人間にはドラマがあるなと思って作ったのが『IT’S A DRAMA』だったから。

——言わば、前作は「LIFE」がテーマ、今回は「LOVE」がテーマという感じ?

そうかも。作る前は、「次にアルバムつくるとき、恋愛もしてなかったら、どうやってつくんねのやろ?」と思ってたけど、3年間に恋心もあったし、神様に「お前は歌をつくる人や」と言われてるようで。前とは違う人間ドラマもあって、本当に恵まれてるなと思いました。

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猪又 孝(DO THE MONKEY)

1970年生まれ。音楽ライター/エディター。多面的編集プロダクション「DO THE MONKEY」所属。小4のときにビートルズ「HELP」にヤラれ、19歳のときにロジャー・ニコルズ&ザ・スモール・サークル・オブ・フレンズに心奪われるも、22歳でいきなりサザン・ソウルに開眼した、我ながら雑食家。現在は邦楽のソウル/R&B/ヒップホップを中心に執筆。でも、カワイイ&カッコイイ女の子もダイスキ。オフィシャル取材などで馴染みがあるアーティストは、安室奈美恵、加藤ミリヤ、Zeebra、東方神起、BoA、May J.、三浦大知、RIP SLYME(五十音順)等々。音楽以外の趣味はサッカー。ただし観戦とウイイレのみ。

DO THE MONKEY
http://d.hatena.ne.jp/dothemonkey/about

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