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猪又孝のvoice and beats

Suchmos 2nd E.P.「LOVE&VICE」Interview

Suchmos

2nd E.P.「LOVE&VICE」Interview

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昨年夏にリリースしたファーストアルバム『THE BAY』がロングヒット。流行に敏感なリスナーから音楽ツウまで巻き込んで、一気に注目度を高めた新世代バンド、Suchmosが待望のニューEP『LOVE & VICE』を完成させた。「『THE BAY』の12曲をきれいにまとめた感じという方向で捉えている」というリード曲「STAY TUNE」は早くも絶賛の嵐。2曲目「FACE」、3曲目「BODY」はバンドの新たな顔、今後への布石を打つ曲として聴き逃してはいけないナンバーとなっている。今回はボーカルを務めるYONCEにインタビュー。新作に込めた思いはもちろん、自身が影響を受けたボーカリストや、バンドの現在の立ち位置、さらには作詞に対する思いまで、たっぷり語ってもらった。

——昨年はSuchmosの名が一気に拡散した年だったと思います。カテゴライズの是非はともかく、この2、3年でシティポップと呼ばれる新世代のバンドがたくさん登場し、その中でも注目されましたが、そんな動向をどう見ていますか?

活動初期から、現在その枠組みの中にいるとされてるバンドとは対バンをよくしていたんです。でも、あまり信用してないというか、そこからはもうおさらばしたいね、とメンバー間で言っていて。周りがどうこうじゃなく、自分たちだけで戦っていくスタンスを『THE BAY』で発信していけるようになったんじゃないかなと思っています。

——僕はSuchmosをシティポップという括りで語るのは違うんじゃないか、と思っていて。Suchmosは、ソウル、ジャズ、ヒップホップの影響が大きいと言われていますが、初期からロックの要素もかなり入ってますよね。

そうですね。俺以外のメンバーはブラックミュージックが大好きなんですけど、俺は中学校時代に組んだバンドへの入り口がニルヴァーナとローリング・ストーンズだったんで。ロックミュージックのスタンスにすごく憧れを持ってるというか、いちばんカッコイイのはロックだという考えを持ってるんです。その意識は絶対にバンドに持ち込もうという思いで活動してますね。

——ご自身ではSuchmosの音楽性は、ブラックミュージックとロックが何割くらいだと思っていますか?

ブラックミュージックが7割でロックが3割くらいかな。もちろん曲によって割合は変わってきますけど。

——そういうロック魂がSuchmos特有の味を生んだり、他との差別化にも繋がるだろうと、バンドとしても意識してるわけですよね。

ですね。6人ともブラックミュージックの質感とかサウンド感、世界観をもちろん愛してるんですけど、ロック音楽が言いたいことに対してもすごく理解があるんです。というか、ロックバンドとして見られたい、世界的ロックスターになりたい、みたいな気持ちも持っているので、むしろサウンドにおいても積極的に採り入れようと。だから、リリースするかは別にして、最近はロックに振りきってる曲も増えてきてるんですよね。

——そういう匂いを感じていたので、Suchmos=シティポップというのは乱暴な括りだなと思ってたんです。

そもそも俺、田舎育ちですしね(笑)。でも、そこで一緒くたにされたのは、むしろ「ラッキー。あざーっす」くらいの感じだったんです。

——まずは注目されるわけだから。

そう。でも、そこで見てもらえればモノが違うのは一目瞭然なんで。逆にそういう括りの中に一瞬でもSuchmosがいたっていうのは、のちのち振り返ると面白いことになるんじゃないかと思ってますね。

Suchmos Playlist
「Our favorite albums + tracks.」

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猪又 孝(DO THE MONKEY)

1970年生まれ。音楽ライター/エディター。多面的編集プロダクション「DO THE MONKEY」所属。小4のときにビートルズ「HELP」にヤラれ、19歳のときにロジャー・ニコルズ&ザ・スモール・サークル・オブ・フレンズに心奪われるも、22歳でいきなりサザン・ソウルに開眼した、我ながら雑食家。現在は邦楽のソウル/R&B/ヒップホップを中心に執筆。でも、カワイイ&カッコイイ女の子もダイスキ。オフィシャル取材などで馴染みがあるアーティストは、安室奈美恵、加藤ミリヤ、Zeebra、東方神起、BoA、May J.、三浦大知、RIP SLYME(五十音順)等々。音楽以外の趣味はサッカー。ただし観戦とウイイレのみ。

DO THE MONKEY
http://d.hatena.ne.jp/dothemonkey/about

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■参加アーティスト:五十音順
AKLO、泉まくら、VERBAL(m-flo)、OMSB(SIMI LAB)、GAKU-MC KREVA、KEN THE 390、SALU、SHINGO☆西成、SKY-HI(日高光啓 from AAA)、環ROY、daoko、NORIKIYO、ポチョムキン(餓鬼レンジャー)、MACCHO(OZROSAURUS)

 
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