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小林しの 「少女の気持ちに戻れる映画音楽」 Special Playlist

小林しの 「少女の気持ちに戻れる映画音楽」

Special Playlist

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小林しの’s Playlist
少女の気持ちに戻れる映画音楽

何歳になっても少女的なものに惹かれてしまう・・
以前、そんなテーマで「少女の世界がある音楽」を10曲選ばせてもらい、
MUSICSHELFさんに掲載していただきました。
あれから10年、さらに年を重ねましたが、今も少女的な世界が大好きです。
今回は、映画を通じて自分自身が少女の頃の気持ちに戻れる
音楽10曲を選ばせてもらいました。

「Fine On The Outside」

by プリシラ・アーン

「思い出のマーニー」主題歌

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北海道の自然を舞台に、湿っ地屋敷で出会った二人の少女の物語。
傷心の主人公アンナの心を解いていく、不思議な少女マーニーの秘密。静かで優しいアコースティックギターとプリシラ・アーンの美しい声が印象的な1曲です。エンディングに流れるこの曲は、物語と同様、後半につれて歌声も熱を帯びていきます。映画の中の静寂や曇り空、二人の少女の笑顔や涙を思い出して、胸が苦しくなるくらい大好きな1曲です。

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「タコをあげよう」

by ジェイソン・シュワルツマン、B.J.ノヴァク、ブラッドリー・ウィッドフォード、メラニー・パクソン、エマ・トンプソン

「ウォルト・ディズニーの約束」劇中歌

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原曲は「メリー・ポピンズ」の「Let’s Go Fly A Kite」。
「ウォルトディズニーの約束」という邦題ですが、テーマはメリー・ポピンズ誕生秘話であり、原題は「Saving Mr.Banks」です。メリー・ポピンズの登場人物である銀行員のお父さん、「Mr.BANKS」を救え、というこのタイトル、映画を観終わると切なくて悲しくてたまらなくなります。「凧をあげよう」は、メリー・ポピンズではエンディングにお父さんが歌っていました。こちらの映画では、少女時代のトラウマを抱えたまま大人になったパメラ(メリーポピンズ作者)が歌い踊るシーンで使用されます。少女時代のパメラと大人になったパメラ、2つの物語が交錯して進むせつない展開の中、この明るい1曲が観ている私の心も救いました。メリー・ポピンズと見比べながら、心の中にいる子どもの自分に語りかけたくなる1曲です。

「Tell Me If You Wanna Go Home」

by Keira Knightley

「はじまりのうた」の劇中歌

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落ちぶれた音楽プロデューサーと失恋した女性シンガーソングライターが出会い、アルバム制作を通じてお互いが自分を取り戻していく話。この映画を見ると、バンドをはじめた時の楽しさ、みんなで音を出す爽快感などいろいろな気持ちを思い出して、音楽がやりたいなって思います。劇中曲はどれも素晴らしく良いのですが、自分自身がギリギリ少女と呼べる頃に楽器の練習などを始めたこともあり、当時を思い出して疾走感が素敵なこの1曲を選びました。アップテンポでリズムが小気味よく、キーラ・ナイトレイの可愛い歌声と後半のギターソロが素敵です。

「エーデルワイス」

by クリストファー・プラマー

「サウンド・オブ・ミュージック」劇中歌

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父トラップ大佐が子供たちの前でギターを弾きながら独唱で歌うシーン。
厳格さゆえに子供達にとっては少し怖い存在であった彼が、優しく語りかけるように歌うと、緊張した空気がふわっと溶けてみんな笑顔に。私はこの場面を観る度思い出す度に泣きそうになってしまいます。エーデルワイスはドイツ語で高貴な白という意味を持つようです。きっとトラップ大佐は、幼い少女も含む自分の子供たちに、この花のように清く力強く生きていってほしいというメッセージを送っていたんだなと想像すると、私も勇気と純粋な気持ちを思い出すことができます。

「虹」

by 手島葵

「西の魔女が死んだ」主題歌

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登校拒否中の少女が、西の山奥に暮らす祖母の元で魔女修行を始める物語。
心を鍛える規則正しい生活と、宝石のような自然の実りを食べる暮らし。「魔女は自分で決めるんです」というおばあちゃんの言葉に、とまどいながら元気になっていく少女。手島さんの柔らかだけど凛とした歌声と、儚いようでどこか力強いこの曲は、歌詞が映画で観た、小説で読んだシーンにぴったりだなぁといつも思います。聴くたびに少女と一緒におばあちゃんから教えてもらった大切な魔女修行を思い出させてくれます。

「ダンスを教えて」

by Katie Melra

「ミス・ポター」主題歌

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ピーターラビットの作者であるビアトリクス・ポターの半生を描いた映画で、ビアトリクスは大人ですが本当に永遠の少女のよう。湖水地方の美しさ、時々うろちょろするピーターラビットのイラストの可愛らしさ、ため息が出るくらい素敵な映画です。「ダンスを教えて」は過去の悲しい別れに思いを馳せるビアトリクスの心情がワルツに乗せて綴られていて、優しく揺れる美しいメロディと、歌詞に胸がせつなくなる曲です。ピーターラビットを見て少女の気持ちを思い出し、ビアトリクスを見てこんな強い女性になりたいな、と思える素敵な映画&音楽です。

「Hello Goodbye&Hello」

by 熊木杏里

「星を追う子ども」主題歌

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少女が異世界の少年たちに出会い、さよならを言うための旅をする、新海誠さんのファンタジーアニメ。エンディングに流れるこの曲は、良メロディ&キャッチーでとても聴きやすく、ストリングスが盛り上がるアレンジが大好きです。劇中の美しい透明感ある絵とせつないストーリーにぴったりで、いちど聴くとつい口ずさんでしまいます。少女時代の色々な出会いやさよならを思い出せる曲です。

「If I Fell」

by Evan Rachel Wood

「アクロス・ザ・ユニバース」劇中歌

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ビートルズの楽曲を使ってミュージカル仕立てに作られた華やかで切なくもある素敵な映画。リバプール出身の主人公ジュードは、アメリカで出会った親友の妹ルーシーに惹かれ、彼女もまた彼へ恋に落ちていることに気づいた瞬間に歌われた曲。男性目線で歌われていたであろう楽曲を、可憐で無垢なヒロイン役ルーシーが、もし貴方と恋に落ちたら…と震えるようにささやきながら歌う場面に、少女から大人の女性へと変化していく瞬間が描かれていて、素敵です。

「A DREAM GOES ON FOREVER」

by TODD RUNDGREN

「The Virgin Suicides」挿入歌

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10代の5姉妹の自殺までを描く、美しいけど重苦しい映画。少女たちの幻想、不安、妄想・・が他愛ないおしゃべりをするかのように連鎖していって、すこし怖い映画でもあります。「Alone again」や「I’m not in love」など70年代の音楽が効果的に使われていて、まるでミュージックビデオのようです。どれも良い曲なのですが、美しくどこかひねくれていて、退廃的なイメージのこの曲がすごく好きなので選びました。共感できることばかりではないのですが、自分の少女時代はどうだっただろう・・と思いを馳せてしまいます。

「Komm,susser Tod~甘き死よ、来たれ」

by ARIANNE

「THE END OF EVANGELION」挿入歌

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自分がギリギリ少女の年齢の頃、TV放送から好きで、ずっと待ち続けた劇場版。最後のストーリーは春・夏公開に分けられ、夏エヴァと呼ばれたその作品の初日、友達と徹夜で劇場に並びました。「無へと還ろう(It all returns to nothing)」という歌詞を繰り返すこの美しすぎる曲をバックに、目の前で大好きなキャラクターたちが溶けていく・・わけがわからなくて、呆然としたのを覚えています。どんなに夢中でも、納得できる結果になるとは限らないんだと教えてもらった作品です。でも、大人になってから観たらこれはこれで素晴らしいなと思えました。孤独で悲しい歌詞、美しくて泣きたくなるこの曲を聴くたび、夢中だった若かりし日を思い出します。

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