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特集 結成20周年のザ・たこさん 12インチ・アナログ発売記念!!で首脳会談

特集 結成20周年のザ・たこさん

12インチ・アナログ発売記念!!で首脳会談

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今年結成20周年を迎えた大阪のファンク~ソウル・バンド、ザ・たこさん。それを記念して初の12インチ・アナログ『突撃!となりの女風呂(ON A BLOW)』が6月1日にリリースされた。
A面にライブでお馴染みのファンクな表題曲、そしてB面にこれまたファンクな「(Make it)FUNKY TENGA」と、昭和のムード歌謡チックな「楊夫人の憂鬱」。これぞザ・たこさんと言うに相応しい、生々しくて濃厚な3曲だ。
このリリースにあたり、大阪・十三にてメンバーふたりと身近な関係者が集まっての首脳会談が実現。出席者はザ・たこさんからヴォーカルの安藤八主博と、ベースのオカウチポテト。ある時期はメンバーとしてベースを弾き、現在はエンジニア、または実質的なプロデューサーとしての立場でバンドに深く関わっているマツケンこと松田健(十三のライブハウス「クラブウォーター」のオーナー)。そして今回の12インチをリリースするレーベル「NAG TIME RECORD」の代表であり、メンバーとの親交が深いGohJETこと松下剛(ごう)。12インチに続いて4年ぶりのニュー・アルバム『タコスペース』もほぼ完成し、9月28日には結成20周年を記念した野外フェス(「ザ・たこさんの無限大記念日」)も行なうことが決定している、そんなザ・たこさんのあれこれをビール片手に語り合った。

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安藤:イベントの話からしましょか。

―― そうですね。場所は……。

オカウチ:兵庫県三田市のキャンプ場(三田アスレチック)を借り切って、9月の28日に。

安藤:そこ、毎年<ONE Music Camp>っていうフェスをやってて、去年はザ・たこさんも出たんですよ。山のなかで、いい感じで。

―― そこでザ・たこさん結成20周年を記念したイベントをやろうと。

安藤:はい。去年から20周年でなんかやろう言うてて、野外がオモロイんちゃうかと。で、僕の頭のなかでは野音でやるというのがあったんですよ。大阪城野音とかね。そういう話をしてたんですけど。ほんで何日か経ってスタジオ行ったら、オカウチが「押さえてきました!」と。「おお、どこや? 大阪城か?」って訊いたら、「いや、三田です」って。「ええっ、それ、できるか?」言うたら、「いや、もう押さえてきましたから」って(笑)

オカウチ:「もう逃げられませんから」って言って(笑)

―― 動きが早い。

オカウチ:いや、相談しててもなかなか話が進まないから、ええやんって思って。

安藤:それ聞いて大変や思ったんやけど、まあ、大変言うてたらなんもできないですからね。じゃあ、いこかと。で、ちょっとしたら今度は「○○○○○にもオファーかけましたから」って。

―― 素晴らしい行動力!  因みに現段階で出演が決定してるのは……。

オカウチ:決まってるのは、オーサカ=モノレール、モアリズム、チャラン・ポ・ランタン、ギターパンダ。で、いま声をかけてるのが……(*まだ書けません)。

―― すごいね。フェスじゃん。

オカウチ:フェスっすよ。はっはっは。

―― オカウチくんが会場を押さえて、声かけまでやっていると。

安藤:そうです。で、オカウチがバイトで溜めた金を頭金にして。

―― まじで?!  立派だねぇ。

オカウチ:いやいや。

松田:いままでのメンバーじゃ考えられへん。バンドの金、使い込んだやつおったからな。逆やん(笑)

安藤:ほんまやわ(笑)。まぁ、そういうイベントが9月にありまして。いろいろアイディアがあるんですけどね。

―― いやぁ、楽しみですねぇ。では12インチ「突撃!となりの女風呂(On A Blow)」の話をしましょうか。仕上がりはどうですか?

安藤:なかなか躍動感というか、生々しさがありますね。

松田:やっぱり盤になった時点で、音はだいぶよくなってる。

ごう: いかにもアナログ的な音で。わざわざ12インチにした甲斐がありましたね。それに応えてくれるような演奏だったし。

松田:ステレオやねんけど、モノに近いよさが出てる。

ごう:ベースもかなり前に出てるし、狙った感じの音にはなってると思いますね。

松田:過去に(ザ・たこさんの)7インチを2枚出してるんやけど、そのときの教訓で絶対低音が大事やと思って。それであえてベースをガッとつっこんで、それはそれでええ効果が出たと思うわ。ああいうグルーヴものって低音が大事なんで、DJの人たちも重宝するんちゃうかな。

安藤: エンジニアらしい意見ですねぇ(笑)

ごう:ライブ感はかなり出ましたよね。

松田:うん。そこはもう意識して。前のアルバム(『ベターソングス』)よりも生々しくて、もっと枠からはみ出るような音、爆発したような音にしよう思ったから。

安藤:『ベターソングス』はまあ、一般的な音というかね。ポップな音を目指そうということでのあの音だったんで。

―― それはそれでぼくは成功だったと思いますけど、確かにライブ感という意味では、今回の12インチのほうが本来の持ち味が生々しく出てますよね。

安藤:ほんまの一発録りでしたからね。全部1発。これで決めるぞという気合いで、1回しか演奏せえへんかったですからね。

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