MUSICSHELFトップ > インタビュー・プレイリスト > インタビュー > 浦郷えりか

浦郷えりか Special Interview

浦郷えりか

Special Interview

(ページ:1/2)

ここに紹介するニュー・ヒロイン、その名は浦郷えりか。福岡在住の彼女は、大学時代からモデル活動をはじめ、福岡の世界遺産登録推進レディとして結成されたガールズ・グループ、MI6(エムアイシックス)の一員としても活躍。TV-CMやラジオ番組に出演するなど、地元(と、熱心なローカル・アイドル・マニアの間)ではちょっと顔の知れてるところだが……そんな彼女のファースト・シングル「Rocket Love/Cheerio!!!」は、全国津々浦々のガール・ポップ・ファンに響くであろう並ならぬトキメキに満ちた作品。80年代のシティー・ポップやAORに通じるサウンドとネオアコばりの爽やかなメロディーで日本での人気も高いインドネシアのバンド、イックバルが書き下ろした「Racket Love」。音楽的感度と所有するレコード枚数の上に成り立っていた“渋谷系”ムーヴメント的なイディオムを引き継ぐハイセンスなポップス「Cheerio!!!」。中島孝やカンバスを送り出したC.I.T.Y.とHope You Smile Recordsが共同主宰する新レーベル〈PARKS〉から送り出されるこの作品は、地元のクリエイター・チーム、NEW TOWN REVUEがプロデュースし、マスタリング・エンジニアには、LinQを手掛けてきたSHiNTA。ヴィジュアル・ワークでは常盤響がバックアップと、錚々たるブレインの知能と愛情を受け、のっけから強烈なスマッシュ! 2016年夏、そんな彼女にファースト・コンタクト!

──プロフィールを見ると、福岡女子学院大学ミスキャンパス、ミスキャンアワードグランプリ、美人カレンダー年間グランプリ、ミス美女暦グランプリ、nonno読者モデル……と、華々しい経歴が目に飛び込んでくるんですけど、どういった経緯で音楽方面に?

いろいろやっているなかで、福岡の世界遺産登録を推進をされているスタッフの方に「レポーターやりませんか?」って声をかけていただいたんです。それが発展して、“世界遺産登録推進レディ”という肩書きのMI6という女の子6人組のグループを結成するんですけど。

──MI6では歌を歌ったり、いわゆるアイドル的なパフォーマンスもしてたわけですよね?

そうなんです。かなり抵抗があったんですけど、PR隊のメンバーには、ミスキャンで仲良しになった(安永)明日香がいて、「明日香と一緒ならやります!」って。それで最初のうちは“やらされてた”感じだったんですけど、メンバーと一緒にあれこれ試行錯誤していくのが楽しくって、最終的にはすごく良い想い出になりました。

──そもそも歌い手に憧れていたわけじゃないんですね。

自分の歌唱力に自信がなくって、歌で何かやるとかぜんぜん想像できなかったんですよ。ずっと「音痴、音痴」って言われてたから、したくないというよりはできないだろうなって(笑)。

──とは言いつつ、音楽との繋がりがどんどん深くなっていくと。

NEW TOWN REVIEW(MI6唯一のCD「レッツゴーメイジイサン」もプロデュースしていた)の方々がやっている「ドリンクバー凡人会議」というラジオ番組に、明日香と一緒に準レギュラーみたいな形で出させてもらうようになったんですけど、その番組でテーマソングを歌うことになったんです。それが「さよならサンセット」という曲なんですけど、番組の中でいきなり発表されて。レコーディングはLinQをやられてたSHiNTAさんにやっていただきまーす、イベントにも出まーすみたいな。えーっ!ですよ(笑)。

──「さよならサンセット」は、NEW TOWN REVUE loves えりかとあすか名義でCDも出ましたけど、2人での活動はここまで。

明日香が就職するっていうことで、去年の12月に〈凍結ライブ〉をしました。

──〈凍結〉って、角松敏生さんみたいですね。
※93年〜97年まで、角松敏生が表立ったアーティスト活動を停止していた時期をそう呼ぶ

あっ、それに引っ掛けたのかな?(笑)。いつか解凍するかも知れないっていうことで。で、そのぐらいからソロの話が始まって。

──えりかさんは就活しなかったんですか?

実は去年の夏にとある企業から内定をもらってたんですけど、なんか違うなって。自分の気持ちに嘘をついてるのがイヤだなあって。というのも、幼稚園ぐらいのころから芸能界に憧れてる気持ちはあって、友達に誘われてダンスを習いはじめてから……っていっても公民館レベルのダンス教室だったんですけど、そこで注目を浴びる楽しさを覚えちゃったのか、女優とかアナウンサーとかに憧れて、そのうちSPEEDとかモーニング娘。になりたいって。小学校6年ぐらいになって、憧れがまた女優さんに戻って、そこからモデルさんとか……ずっと華やかな舞台に憧れてたんです。

──歌えるきっかけができちゃったから気持ちが揺れたわけですね。

そうなんですよね。しかも、就職するかしないか悩んでるときに、化粧品のCMのお話があったりとか、映画のエキストラに誘われたりとか、そっち側に導かれてるなっていうことが続いたんです。秋になってもう一回就職活動をしようと思った時も、面接の日がMI6の活動で東京に行かなきゃっていう日だったり、就職するのを阻まれてた(笑)。で、12月には松尾さん(松尾宗能。NEW TOWN REVUEならびに「ドリンクバー凡人会議」の一員。福岡の中古CD/レコード・ショップ〈PARKS〉のオーナーでもある。最近では星野みちるに楽曲提供も)から「歌詞を書いて!」って言われて。

──歌うことに対してわりと消極的だったはずのえりかさんが、歌を続けてみようと思ったいちばんの要因は何だったんですか?

やっぱり、曲が良いなって思えるからですね。松尾さんや五郎さん(長瀬五郎。インスタントシトロン/NEW TOWN REVUE)が書いてくださる曲は、普段私が聴いているものとはぜんぜん違ったりするんですけど、何か自分にフィットするところがあって。

──そういえば、PARKSでアルバイトしてるんですよね?

そうなんです。営業中に、松尾さんがいろいろ聴かせてくれます。私、幼稚園から6年間ピアノを習ってたんですけど、ピアノの才能は一切なくて(笑)、高校に入ったときは、好きな先輩がいたっていうことで軽音楽部に入って(笑)、バンドやろうってなってドラムをさせられることになって半年で挫折……音楽をやるのには自信がないんですけど、曲を聴くのはすごく好きなんです。

──感度は高いと。

あと、よく鼻歌を歌うんですけど、友達とかにこの曲なんだっけ?って鼻歌で聴かせても、わからないって言われるんですよ。やっぱり音痴だからなのかなあと思ってたんですけど、どうやら主旋律のメロディーじゃなくて、ウラのフレーズとかギターのカッティングを口ずさんでたからだったということに気づいて(笑)。

──(笑)。とりあえず今はイイ勉強させてもらってる感じですね。

いろんな音楽を聴いてると、自分の曲のおもしろさもわかってきますしね。

前のページ (ページ:1/2) 次のページ