MUSICSHELFトップ > インタビュー・プレイリスト > 特集 > 田口隆祐(道標明)vsコヤマシュウ

田口隆祐(道標明)vsコヤマシュウ SCOOBIE DOトークセッション ~あの人に逢いたい~ ファンキー対談60分1本勝負

田口隆祐(道標明)vsコヤマシュウ

SCOOBIE DOトークセッション
~あの人に逢いたい~
ファンキー対談60分1本勝負

(ページ:1/2)

SCOOBIE DOコヤマシュウの対談企画が帰ってきた!! 昨年のプロレスラー中邑真輔選手との名勝負に続き、今回の対談相手は、プロレス界の“不滅のファンキー・ウェポン”こと新日本プロレスの田口隆祐選手。Jr.ヘビー級を代表する選手のひとりであり、ここ数年はまさにその“ファンキー”なキャラクターで子どもから大人までファンを魅了する存在。そんな田口選手が突如、道標明(みちしるべ あきら)として歌手デビューを果たし、まさかの有線チャート入りというニュースを聞きつけ、ロック界のファンキー代表もここは黙っちゃいられないとトークマッチが実現した。今回は昭和歌謡が流れる渋谷のBARを貸し切り、道標明が臨時マスターとして登場。コヤマに特製カクテルを振る舞い、まずは乾杯。

コヤマ:お会いするの、10年ぶりぐらいですかね。

田口:あっ、そうですねえ。

コヤマ:所沢の航空公園でやった〈夏びらき〉っていうフェスを観に来て頂いて。

田口:あれからスクービードゥーさんのCDを何枚か買わせて頂いたりして。

コヤマ:あの頃はもう“不滅のファンキー・ウェポン”って言ってましたよね。

田口:はい、何がファンキーなのかわかんないですけど(笑)。

コヤマ:まあ、僕らも“ファンキー”っていうことをずっと言ってたから、あの時も「あっ、一緒ですね」みたいな話をして。で、あの時は……前の奥さんのときでしたよね?

田口:そうですね(笑)。あっ、この話は載せていただいて大丈夫です(笑)。

コヤマ:以前、前の奥さんとメールのやりとりをしていたことがあって、結婚式のときに僕らの曲を使ってくれたって言ってて。で、それから知人を通じて離婚されたってことを聞いたから、それは申し訳ないことしたなあと思って(笑)。

田口:いやいや、まったく(笑)。

コヤマ:ちょっと責任感じてたんですけどね(笑)。まあ、それはいいんですけど、それ以来っていうことで。で、率直な疑問なんですけど、なぜ、道標明と名乗って、ムード歌謡というか演歌というか、こうなったんすか?

田口:これはですね、〈キング オブ プロレスリング〉っていうカードゲームがあるんですけど、それのGMに就いてくださいっていう話をいただいて、まあ、普通に田口隆祐で就いてもおもしろくないなと思って。で、就任発表の日、壇上でいきなり。

コヤマ:ほう。

田口:この衣装を着てたんですけど、登壇する5分ぐらい前に〈演歌歌手・道標明〉っていう名前が降りて来たんですよ。それで、まわりにいた誰にも言わずにやっちゃったんです。

コヤマ:ダマテンでね。

田口:そう。突然「どうも、道標明です!」っつって(笑)。スタッフは大慌てだったみたいですよ(笑)。何をやってんだ?って。

コヤマ:そりゃまあ、そうでしょう(笑)。でも、それがOKになるという。

田口:演歌歌手っていう設定で、〈キンプロ〉のCMとかでも歌ってたんですけど、それがキングレコードさんの目に止まって、「出しましょう!」っていう話をいただいて。

コヤマ:すごいすごい! 〈オーマイ&ガーファンクル〉期を経て、こっちなんですね?

田口:そうです。

コヤマ:オーマイ&ガーファンクルの経緯を、実はよく知らなくって。田口選手は、最初の出会いからして、まじめな方っていうか、普段から豪快なキャラクターっていう感じではなくて、リングに上がるとハジケる人っていうイメージだったんですけど、そのあとも、ジュニアのタッグでプリンス(・デヴィット)選手と〈Apollo 55〉を組んだりとか、どっちかっていうと正統派っていうか、すごくまじめにジュニアの道を行ってたのに、気づいたらこっち(エンタメ側)に行ってたっていうのがすごく驚きで、なんでこうなったのかなって思って。これはどういうあれだったんですか?

田口:2014年の9月21日にジュニアヘビーのタイトルに返り咲く前と後でだいぶ変わってて、以前は、わりと型にハマりながらやってきたっていうか、正統派というか、ヤングライオンはこうあるべきだっていう。

コヤマ:言うなれば優等生というか。

田口:ですね。それで、タイトルマッチではKUSHIDA選手のベルトに挑戦したんですけど、挑戦を表明したときに、“田口がだらしないからジュニアのシングルのベルトの価値が下がったんだ”ってKUSHIDA選手に言われて。

コヤマ:なるほど。

田口:まあ、何も言い返せないんですけど(笑)、逆に開き直って「その通りだよ!」って言い合いになったんですよ。そのときに殻が破けたというか、自分を出していったほうがいいんだなって。他の選手も「おもしろいからそういうのをもっと言ってたほうがいいぞ」って。

コヤマ:素の田口を出していったほうが、キャラクター的にはおもしろいぞってことですよね。

田口:はい、そっからですね。自分のやりたいようにやれるようになったのは。

コヤマ:僕、オーマイ&ガーファンクルの写真を最初に見て、すごくお笑いキャラっていうか、おちゃらけた感じの人になっちゃったのかなって思って、記者会見の映像とかインタビューとかいろいろ見たんですけど、立ち位置的にはすごくシュールっていうか、「この感じ、わかる人少ねえんじゃないか!?」っていう、絶妙と微妙のあいだで(笑)。

田口:どっちかっていうとすべってる感じですよね(笑)。

コヤマ:ね。その、わかられないところのおもしろさですよね。シュール芸っていうか。いまいちばんニーズがないっていう(笑)。

田口:そうですね(笑)。

コヤマ:僕はすごく好きなんですよ、みんながわかんない感じっていうの。

田口:やりたいようにやってるのがそういう感じになってるんで、たくさんの人に受け入れられても受け入れてもらえなくても、おもしろいと思ってくれてもつまんねえって思ってくれても、まあ、やりたいことをやってるんで、この感じはすごくラクですよ(笑)。

コヤマ:ラク(笑)。やっぱり、デビューした頃は会社の意向とかもあるのかも知れないけど、田口はこういうポジションのレスラーになってほしいとか、まわりからの期待とかもあったり、自分でも理想とするレスラーがいて、こういう感じのポジションになりたいっていうのがあったと思うんですけど、そういうところは今もあるにしろ、もうちょっと素の部分の割合をおっきくしてキャラクター化してる感じなんですかね。

田口:そうですね。わりと素を表現してるというか、でも、スイッチが入らないとすごく暗いんですけどね。基本は暗い(笑)。

コヤマ:そうですよね。僕らも“ファンキー”とか言ってますけど、メンバー4人、そんなにファンキーな人たちじゃなくて、音楽やるとファンキーになる。田口選手も、こういうのがイイよなっていう感覚は絶対的にあるんだけど、べつに普段からファンキーなわけじゃなくって、そういうシュールな感じも相まって、イイなあって。

田口:あっ、そうですか!

コヤマ:まあ、ファンキーの型みたいなものがあるじゃないですか。なんかちょっとおちゃらけてて、明るくて、おもしろくって、人と人との境界線がないみたいな。そうじゃない人が“不滅のファンキー・ウェポン”って言ってるのがすごくイイなあって思うし、シュールだなあって(笑)。

田口:やっぱり、よく言われますね。ファンの人と触れ合う機会が多いんですけど、「普段は違うんですね」って(笑)。それがいちばんツライです(笑)。

コヤマ:そりゃあねえ、リングに上がってないときはねえ。

田口:そういう人だと思われて。オーマイ&ガーファンクルのときは、「オーマイ!」とかって声をかけられるわけですよ。

コヤマ:常にそのときのテンションを求められるわけですよね。

田口:こっちがスカすと、「やらないんですね」ってションボリされる。

コヤマ:子どもとか大好きじゃないですか、そういうの。

田口:そうですね。子どものファンも「オーマイ!」って言って寄ってきますね。

コヤマ:そういう子には応えると。

田口:まあ、子どもには笑顔で(笑)。

コヤマ:下ネタ感も含んでるのに(笑)。

田口:それは(IWGPジュニアヘビー級)69代王座になったとき、“69”に突っ込んだ東スポの記者が悪いんですけど(笑)。

コヤマ:トス上げてきたわけだ(笑)。

田口:そう、ニヤニヤしながら(笑)。

コヤマ:そりゃあもう、打ち返すしかないぞと。

田口:そこでまあ、TVではそんなに流れないだろうなって思ってたし、それまでもコメントがTVで流れることはほとんどなかったので、結構下ネタ的なことを好き放題言ってたら、ほとんど全部流されて。試合時間より長かった(笑)。試合の映像は3分ぐらいでコメントが5分以上(笑)。

コヤマ:イイ仕事したんですね、それは(笑)。

田口:視聴率も良かったみたいで(笑)。

コヤマ:その、エロの路線も素なんですか(笑)。

田口:そこも結構……はい、好きですね(笑)。

コヤマ:そこも無理のない感じでいけると。

田口:普段話す声は小さめなんですけど、下ネタになると声が大きくなるらしいですね(笑)。でもやっぱり、最初は会社に苦情が来たらしいですよ。子どもと一緒に観てるんで、どうにかしろと。奥様方から3件ほど(笑)。

コヤマ:奥様方から(笑)。でもまあ、会社は許容してくれたわけですよね。

田口:キャラクター付けされたほうがおもしろいっていうのもありますからね。会社に言われてキャラクター付けする選手もいますけど、僕の場合は勝手にやってこういう色がついたんで、それはもう、尊重してくれてるというか(笑)。

コヤマ:自分発信でやったからにはイケイケと。でも、エロい系のレスラーとかって海外でもいるけど、それともまた違いますよね。

田口:そうですね。べつにエロを意識してるっていうわけでもないですからね。下ネタじゃないっていうことで、一応(笑)。下ネタと受け取れば、下ネタに受け取れるっていう。まあ、本格的にエロいのは高橋裕二郎選手。

コヤマ:そうですね。正統派エロというか、振り切ってますもんね。おネエちゃん連れて出てきたり。

田口:入場してくるときにチュウしてますからね。

前のページ (ページ:1/2) 次のページ