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特集 サラ・オレイン 4th Album『ANIMA』 Special Interview

特集 サラ・オレイン

4th Album『ANIMA』 Special Interview

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『ANIMA』発売記念プレミア・トーク&ライヴをLINE LIVEで放送!

サラ・オレインが新作『ANIMA』の発売日となる2月22日19時より「eplus LIVING ROOM CAFÉ&DINING」でトーク&ライブイベントを開催する。既にソールドアウトとなったこのイベントをLINE LIVEで生中継されることになった。

LINE LIVEはスマホ、PCで無料視聴が可能。
https://live.line.me/channels/21/upcoming/899470

 


 
デビューから5年目を迎えたサラ・オレインが約1年ぶりとなる4枚目のアルバム『ANIMA』を完成させた。作詞作曲を手掛けたオリジナル楽曲をはじめ、絶賛放送中のNHKドラマ「お母さん、娘をやめていいですか?」の主題歌「Little Doll」や2017年全世界で上映予定の『Moomin At Christmas』のテーマといったタイアップ曲、ファンにとっては待望の「Time To Say Goodbye」の初音源化、さらに山口百恵の名曲カバーなど、今作もバラエティに富んだ楽曲がずらりと並んだ。今回のテーマはアルバム・タイトルでもある「ANIMA(=魂)」。楽曲の持つ内面的な部分にフォーカスしながら1曲1曲に注入された魂の力強さをより感じさせる作品に仕上がっており、聴き終わった後の充実感が堪らない。そんな5年間の歩みの中でたどり着いた現在の最高到達点のアルバムについて1曲ずつ解説してもらった。

ーー 気が付いたらもうデビュー5周年ですよね。振り返ってみていかがですか?

早いけれど濃い5年間ですね。

ーー 特にここ数年は、テレビやラジオ、全国各地でのコンサートなど、多方面での活躍も盛んですし。

そうですね。本当に色んな活動をさせて頂き、毎日があっという間で、時間が足りないです。

ーー そんな中で1年振りのアルバムが完成しました。今回のアルバムタイトルは『ANIMA(アニマ)』辞書を調べると魂とか生命といった意味ですよね。

ANIMAは魂の現れ方、意識という意味です。前作『f』とは違う、とても内面的でこれまで以上に私自身の感情が揺さぶられる曲ばかりが揃ったので、そんな魂の曲、魂の歌を届けたいという想いでANIMAという言葉を選びました。

ーー 『ANIMA』はまるで曲の数だけ物語が存在しているような、とても濃密で1曲1曲聴き終わった時の満たされた感覚がこれまで以上にありました。各作品の世界に自然にスーッと入り込んでいったというか。

嬉しいです。いままでコンサートでは歌っていたけれど、形にするにはまだ早いかなと感じていた名曲も、深い意味で理解することができるようになり、自分の殻を破るタイミングがここにきてようやく来たと感じました。

ーー それでは1曲ずつお聞きしていきます。まず1曲目「ネッラ・ファンタジア」

これまでもコンサートでよく歌ってきた曲です。ケルティック・ウーマンやサラ・ブライトマンをはじめ、様々なクラシック・クロスオーバーの方々がカバーしていますが、世界中の人々が平和である、そんな世界を夢見るというエンリオ・モリコーネの歌のフィロソフィーや信念が自分のテーマにとても近いですし、この曲には「Anima」という言葉が歌詞に出てきて、まさにアルバムのタイトルにもなっていて、また、この曲は元々オーボエの曲ですが、ヴァイオリンで演奏することで、歌とヴァイオリン両方表現できるので、歌とヴァイオリンとANIMAという全ての要素が入った、まさに幕を開ける曲にぴったりだと思い、1曲目に持ってきました。今回スキャットでANIMAと歌っているアレンジにも注目して聴いてもらえると嬉しいです。

ーー 2曲目の「Sky’s Calling」。こちらは旅番組のテーマになっていますよね。曲名の通り空を飛んで旅をしているような、とても浮遊感のある気持ちの良いナンバーです。

これは「空旅をあなたへ」というフジテレビ系の番組のテーマ曲で、去年の4月に私も案内役として屋久島に行かせて頂いたんです。実はその2日後に曲を用意しなければいけないという結構プレッシャーもありましたが、きっと屋久島に行けばインスピレーションが湧くだろうなと思っていたんです。それで屋久島に着いたら森の中に入った時のウェットな感じとか外と中の世界が全く違っていて、まるで「もののけ姫」のようで。そして森から出てきて、空を見上げた時、とても爽快な気分になった瞬間にアイデアが思い浮かんだんです。

ーー なるほど、編曲は前作から担当している富貴晴美(ふうきはるみ)さんですね。

はい、『f』のアレンジだったり、「涙のアリア」のアレンジもそうですし、今作は「Little Doll」も作曲してもらいました。私はアレンジに関して、とてもうるさいというか指示が細かいのですが、それを更に良い形に仕上げてくれるのが富貴さんで、世代も近くて、彼女の持っているアレンジの世界観が大好きなんです。

ーー プロデューサー目線を持ったサラ・オレインの絶好のパートナーのひとり

まさに、私のよき理解者ですね。

ーー そして3曲目は「Little Doll」。12曲目には同ナンバーの日本語バージョンも収められていますが、こちらは絶賛放送中のNHKドラマ10 「お母さん、娘をやめていいですか?」の主題歌ということで、とにかくユニークなストーリーなので、どんな曲にしようか結構悩んだのかなと想像してしまったのですがいかがでしたか?

それが全然。この曲は、テーマがはっきりしていたので実は意外と早く完成しました。まず、台本を渡されてドラマのタイトルとそのストーリーにびっくりして、既にメロディーが出来上がっていたので、その美しいメロディーに合わせて、複雑なストーリーの内容で英語の歌詞を書かなくてはいけなかったので、どうしようかなと思っていたら、色んな場面で部屋にさり気なく人形が置いてあったんです。それで、まるで操り人形のような主人公の存在とリンクして「Little Doll」という言葉が思い浮かんで、そして複雑なお母さんと娘さんの関係が自分と母親の関係にそっくりで、まるで兄弟のような友達のような、でもすごく過保護で、母は好きだけど、自分は母の人形じゃない、早く自立して自分の力で歩きたい、そういった思いを重ねながら書きました。

ーーなるほど。

もうひとつ「私は人形でなくなったら愛してくれるのだろうか?」という疑問で終わっているんですが、これは歌詞の中で母とか娘という言葉を使っていないので、聴く人によっては恋愛の歌に聴こえるかもしれないし、親子の関係に聴こえるかもしれない、そういう色んな捉え方も出来ると思います。

ーー サラさんとお母さんとの関係って、そんなに周りから見て変わっているんですか?

きっとこのドラマを見て変わっている親子だなって思ったら、私と母親の関係もそんな関係だと思ってもらって良いです(笑)台本を読んで常に似ている部分があってりました。びっくりしました。例えばLINEのやりとりも非常に母親と似ていますし、もうしょっちゅうですよ。しゃべらない日はないですし、母は私の友達も全員わかっていますし、葛藤はあるのですが、やっぱり自分の事を一番わかっているのが母親なので。

ーー なるほど(笑)。そして4曲目「Fantasy On Ice」こちらはコンサートでこれまで何度も披露されていますが、ダンスミュージックとクラシックの融合という、ちなみにサラさんはダンス・ミュージックもお好きなんですよね。

はい。実はEDMも大好きなんです。これはもう<氷の世界でドラマティックに踊ろう>といったとても楽しい曲ですね。

ーー 昨年11月に東京で開催されたパラスポーツと音楽の祭典「Para Fes 2016」でこの曲を演奏された時は、数人のダンサーを従えて、今までにない躍動的なステージで意外というかとてもマッチしていたので、これからもこういった演奏は見たいですね。

そうですね。この曲はこれまでとは違い、コンサートで皆さんと一緒になれる曲なので演奏していて、とても嬉しい気持ちになりますね。クラシックとダンスの融合とヴァイオリンも歌も両方魅せられる作品はこれからも作っていきたいですね。

ーー 今後サラさんもダンスにチャレンジとか?

うーん、どうでしょう?でも踊りはちょっと・・・(笑)

ーー  観たいですよ(笑)そして5曲目 「Bring The Snow」、2017年後半に公開予定の映画『Moomin At Christmas』の主題歌です。ムーミンのテーマと言っても日本だけじゃなくて全世界で上映される作品の英語バージョンということで、これはかなり大きなトピックですよね?

実は私、小さい頃からムーミンが大好きで、北欧の風が吹いていたり、どこかに陰があったり、そんな神秘的な世界が本当に好きで、今回23カ国で上映されるこの映画の日本語バージョンを歌ってくださいというオファーが突然届いたんです。こんなに良い話を信じてもいいのかな?と思ってしまうくらい本当に嬉しくて。その時点ではコンペで採用されるかどうかわからなかったんですけど<早速レコーディングしなくちゃ!>ってなって、丁度「Little Doll」と同じ日にレコーディングしたんですよ。

ーー いやあそれは大変な作業ですよ。だってお互いテーマ設定もキャラクターも全然違うタイプですし。

そう、日本語と英語の歌入れもありましたし。でも、結果両方良い形で録音が終わって、実は英語バージョンのデモも一緒に送られてきて<デモと同じようには歌わないでください>という指示が書いてあったんですけど、私は元々英語圏の人間なので、単純に歌ってみたいという気持ちだけで、ちょっとチャレンジしてみたくなって、映画制作サイドの方にリクエストして録音したんです。ムーミンは冬眠する妖精なんですが、冬眠しないで、はじめて雪を見るという、今回はそんなストーリーで、雪への憧れを歌った曲なので、私もほとんど雪が降らないオーストラリアの出身で、雪への憧れと大好きなムーミンという事で珍しくかなり明るいトーンで歌ったんです。そしたらある日、Twitterでフィンランド大使館から「サラ・オレインが「Bring The Snow」を歌ってます」と投稿されていて、YouTubeのリンクを辿ると各国の色んな歌手が歌っているバージョンが出てきて、英語圏のマークがあったのでそれをクリックしたら、意外に自分と同じキーの人もいるんだなって思いつつ、歌がはじまると「あれ?聴いたことある」・・・自分だったんです(笑)

ーー あはは(笑)最後まで突然だ。

決まりましたという連絡はなかったので、こんなに良い話があって良いのかなって、びっくりしました。

ーー これまでにない、とってもチャーミングな歌い方でこちらも驚いたのですが、それ位ムーミンが好きなんだっていうのが歌に表れていますよね。

少女のようなそんな気分で、時々笑いながら録音しました。

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