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テイ・トウワ 9th Album『EMO』 Special Interview

テイ・トウワ

9th Album『EMO』
Special Interview

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最近はMETAFIVEのメンバーとしても活躍していたテイ・トウワ。METAFIVEのアルバム『META』と同時進行で制作していた新作『EMO』が完成した。ゲストにはMETAFIVEのメンバー(高橋幸宏、小山田圭吾、LEO今井、砂原良徳、ゴンドウトモヒコ)が全員参加。さらにUA、イナラ・ジョージ(ザ・バード・アンド・ザ・ビー)、あの(ゆるめるモ!)、高野寛、水原希子&水原佑果、Atom™など、多彩なゲストがアルバムを彩っている。『META』なテイストを注入しながらも、いつもながらのカラフルなポップ・センスと音楽作りに対するエモな情熱が詰まった新作について、テイ・トウワに話を訊いた。

──今回の『EMO』はMETAFIVEの『META』と同時期に作られたそうですね。METAFIVEのメンバーとして活動していたことは、今回のアルバムに何らかの影響を与えていますか?

前作の『CUTE』から地続きではあるんですけど、やっぱり、去年『META』の本格的なレコーディングとライヴの活動がガッツリあったことは関係していると思いますね。(高橋)幸宏さんに「『META』の合間に作りました、っていう感じですよ」って話したら、幸宏さんが「それ、キャッチコピーにいいんじゃない?」なんて言ってくれたんでそうしたんですけど。今回は“METAFIVEのテイ・トウワのソロ・アルバム”みたいな感じもあって。そういうのは今回で最初で最後かもしれませんね。

──確かにアルバムにはMETAFIVEのメンバーが全員参加してますもんね。なかでも、「Brand Nu Emo」にはメンバー全員が集結しています。

この曲はリードっぽいし、METAFIVEのライヴでやりたいな、と思って。それでまりん(砂原良徳)に「リードっぽい曲ができたから、『META』で歌ってもらおうと思うんだけど」って言ったら、「いやいやテイさん、自分のソロに入れてください」って。「『META』のほうは大丈夫です。テイさんのアルバムのリードがなくなっちゃうとリリースが遅れちゃうから」って言われて。

──砂原さんの気遣いがあった(笑)。

そう。「『META』のリード曲は俺が作りますから」みたいな(笑)。まあ、こっちに入れる時は予定どおり、僕、LEOくん、幸宏さん、ゴンちゃん、小山田くん、みんなに歌ってもらって。まりんは「僕は歌わないけどボコーダーを入れたい」って言うからそうしてもらって。1曲目の「Exformation」は小山田くんだけ入っていないんです。この曲はギターが入っていないほうがバランス的にヌケが良かったんで。でも、小山田くんには全部で3曲参加してもらいました。ゴンちゃんも3曲。ゴンちゃんは(前作の)『CUTE』に入ってなくて、「なんで入れてくれないんですか」って結構言われたから(笑)。

──METAFIVEのメンバー以外のゲストでは、UA、水原姉妹(水原希子、水原佑果)、あの(ゆるめるモ!)、イナラ・ジョージなど、女性ヴォーカルの参加が目立ちますね。

『META』はLEOくんと幸宏さんのツイン・ヴォーカルだし、男気溢れるアルバムだったんで、コントラストをつけるためにこっちは女性ヴォーカルは入れようと思ったんです。これまでソロで作ってきたものも女性ヴォーカルが多かったしね。

──METAFIVEに入っていてもおかしくないような「Brand Nu Emo」も、水原姉妹のコーラスが入ることで、ぐっと“テイさん感”が増すような気がします。

そう言ってもらえると嬉しいですね。佑果ちゃんは『CUTE』で歌ってて、希子は『SUNNY』で歌ってくれたんですけど、彼女はMETAFIVEのライヴを観に来てくれて、次の日に「最高でした! またテイさんと音楽やりたいです」ってメールをくれたんで、「次は姉妹でやろうよ」って言ってたんですよね。二人はすごく仲良いし。この曲に関しては、ちょっとトム・トム・クラブ的な感じというか。

──なるほど、確かにそうですね。「Sugar」にフィーチャーされたUAさんは前作に続いての参加ですが、UAさんの歌声ってテイさんのトラックに合ってますね。

……と思います。前回、なかなか評判も良かったし、自分でも気に入ってたんで、またUAとやれるといいなあと思って。このオケを作った時、この曲は歌モノでソウルフルなシンガーがいいなと思ってすぐに「UAだな」と閃いて、「また1曲やろうよ」って連絡したんです。前回は僕が歌詞を書いたんですけど、今回はUAの世界観にしたくて、歌詞は彼女にお願いしました。ただ、《ねえ Sugar》っていうフレーズを何度も繰り返すというコンセプトがあったんで、それはUAに話しました。あと《男して 女して》みたいに“〜して”っていう言い回しのことも言ったかな。“〜して”って“Do(〜をする)”という意味もあるけど、“Want(〜して欲しい)”っていう意味もあるじゃないですか。恋って、こうして欲しい、ああして欲しいっていうことがいっぱいあると思うんですよね。“Sugar”っていうのはUAにとってのハニー(恋人)のことで、結果、この曲はUAのエモというか、UAのラヴソングになった。アルバムの4曲目までラヴソングはなくて、初めてのラヴソングはUAのラヴソングなんです。僕のラヴソングは7曲目の「YOLO」ですね。“〜して”って要求するのは若い時のことで、歳をとってくると、お互い“好きにしてれば”ってなってくる(笑)。

──大人の余裕が出てくる(笑)。この曲はLEOさんとイナラ・ジョージのデュエットですが、イナラとは初めてですね。

最初はLEOくんと幸宏さんで考えてたんです。それで幸宏さんに聴いてもらったら、すごい気に入ってもらって「ジョージ(・ハリソン)っぽいね」って言ってもらったんですよ。だから“ジョージ”ってわけじゃないんですけど(笑)。幸宏さんが歌うにはキーがちょっと高いし、女声から始まってLEOくんが出てくるとエモいな、と思って、女性シンガーとのデュエットにしようと思ったんです。そしたら、イナラが頭に浮かんだんですよね。ザ・バード・アンド・ザ・ビーが好きだったので。

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