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MIYAVI ベスト・アルバム『ALL TIME BEST "DAY 2"』 Special Interview

MIYAVI

ベスト・アルバム『ALL TIME BEST "DAY 2"』
Special Interview

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「この15年の振り幅の大きさを感じたら、この先15年が楽しみで仕方なくなると思う」

──BOBOさんとの出会いもその頃ですか?

2009年に出会ったから、その頃ですね。もう8年も経つんだね。自分のギターで踊らせたいと思ったときに、ギターでシャウトする、それならドラムでビートが欲しい、って思ってBOBOと一緒にやるようになって、彼が演奏家としての扉をたくさん開いてくれた気がする。

──“サムライギタリスト”と呼ばれるようにもなりましたね。

海外だと俺らが思っている以上に〈日本=サムライ〉みたいで、海外の人たちからそうやって呼ばれるようになって。でもヴィジュアル系のイメージは根強かったけどね。そういう色眼鏡で見られなくなるまで時間がかかったし、そういう、偏見っていうのかな、そういうものと戦っていた時期がありましたね。

──ヴィジュアル系の持つネガティヴ・イメージですか。

そう。上京して出会ったのがヴィジュアル系で、長いことそのシーンでやってきて、自分の選んだ道だから後悔はしてないけど、ヴィジュアル系ってバカにされることあるでしょ。クォリティーが伴ってなくて仕方ない部分もあるけど、少なくともファンの子たちには「MIYAVIが好き」って堂々と言ってもらいたいから、そのためには自分がそう思ってもらえる存在にならないといけない。「ヴィジュアル系のままでいてほしい」っていう声ももちろんあったよ。でも、そのままだと俺たちは先に行けない、大きくなれない、狭い世界で終わっちゃうよ、って思ったから。

──広い世界で、胸を張っていられるように。

そう。みんなを広い世界に連れていきたいから、狭い世界で留まっていないで、もっと素敵な世界が広がっていることを俺自身がみんなに見せ続けて手を引っ張ってあげたいと思ってる。ヴィジュアル系のイメージを払拭するのも自分の責任で、海外で日本人というフィルターを外して見てもらうことと同じだと思う。ヴィジュアル系というシーンでやる、自分のことを知っている人がたくさんいる日本でやる、それってすごく楽なことだけど、言葉が悪いかもしれないけど、そういうぬるま湯に浸かってるような状況ではダメだと思ったんだよね。だからそういうものを振り払ってギタリストとして勝負して、勝負したからこそ今の自分があると思う。

──そういった思いもあって今回のベスト・アルバムには全部詰め込んだんですか?

今回のこのベスト・アルバムでは過去の作品を全部入れて、これまでのすべてを肯定してます。失敗はたくさんしたけど、後悔はひとつもないし、これまでに出会ってきたすべての人たちがいて、今の自分がいるから、今の自分が一番かっこいいと思ってるし、5年後も10年後も同じことを言っていたいんだよね。だから、今回のこのアルバムの15年分の振り幅の大きさを感じたら、この先15年が楽しみで仕方なくなると思う。少なくとも俺はワクワクしてる。だってすでに昔、想像していた未来とは違うことが起こってるわけでしょ。誰も俺がハリウッド映画に出るなんて思ってなかったでしょ?

──思ってなかったです。

俺自身も思ってなかったもん(笑)。でも挑戦し続けることで見えてくるものもあるんだっていう証明にはなったと思うんだ。これだけ変われるんだ、これだけやれるんだって。そしたらきっともっとやれるって思えると思う。まだ自分は全然成し遂げてないし、まだまだやれるって思ってる。これからまたアメリカで戦いに行くけど、今まで誇りを持ってやってきたこと、そのすべてが間違いじゃなかったんだって、この作品を聴いて感じてくれたら嬉しい。

──“想像もしていない未来”には、人との出会いも重要なファクターかと。

そうだね。映画もアンジー(アンジェリーナ・ジョリー)と出会わなければ出ることもなかったと思うし、そこに意義を感じれば音楽じゃなくても何でもやると思う。映画も、そこにアンジーの思いやヴィジョンがしっかり感じられたから、自分にできることはやりたいって思った。アンジーにはたくさんの影響を受けていて、難民キャンプに行ったこともそのひとつ。チャリティーやボランティア、そういったものとはこれまでは遠いところにいたけど、アメリカの大統領が変わったり、イギリスがEUを離脱したり、世界中でテロが起こっていたり、日々目まぐるしく状況が変わっているなかで、平和な世の中にしていくために、子どもたちの未来が平和であるために、自分にできることはやっていきたいって思うようになって。

──音楽だけでなく、できることすべて。

ロックを奏でることも、難民キャンプのボランティア活動も、人前に出て発信する人間がかっこよくやらないといけないなって思う。影響力を持つ者としての責任。「MIYAVIがやってるんだから自分もやろう」って思ってもらいたいし、そうやって子どもたちの未来に繋がってくれたらいいなって。大人として、人間として、ミュージシャンとしての責任だよね。戦場ではギターで誰かを守るなんてできないけど、戦場にしないためにできることはあるかもしれない。音楽、ロックにはそういうパワーがあると思うから、俺はずっと歌い続けていきたい。俺は、生きるために音楽をやっていて、生きるためのツールがギターで、ギターを使って創造した自分の生きてきた証がこれまでに作ってきた音楽で、これが、これからもずっと残っていく俺の財産。それを集めて、ここからまた未来に向かっていける作品がリリースできることを幸せに思う。平和な未来をみんなで作っていきたいね。


 

《リリース情報》

Best Album
『ALL TIME BEST “DAY 2″』


初回限定盤(2CD+1DVD)
TYCT-69114 / ¥7,800(+税)
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通常盤(CD)
TYCT-60097 / ¥2,500(+税)
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[収録曲]
▼Disc-1 -DAY 1-(※初回限定盤/通常盤共通)
01. What’s My Name ? – Day 2 mix
02. Universe – Day 2 mix
03. Ahead Of The Light – Day 2 mix
04. 素晴らしきかな、この世界 -What A Wonderful World – Day 2 mix
05. Guard You- Day 2 mix
06. Live to Die Another Day -存在証明-
07. What’s My Name ?
08. Survive
09. Torture
10. Strong
11. Day 1
12. Ahead Of The Light
13. Horizon
14. Secret
15. Real?
16. Let Go
17. The Others
18. Afraid To Be Cool
19. Fire Bird
20. Long Nights
▼Disc-2 -DAY 0-(※初回限定盤)
01. ロックの逆襲 -スーパースターの条件-
02. Freedom Fighters -アイスクリーム持った裸足の女神と、機関銃持った裸の王様-
03.    結婚式の唄 -with BAND ver.-
04. セニョール セニョーラ セニョリータ
05. 愛しい人(ベタですまん。)-2006 ver.-
06. Dear my friend -手紙を書くよ-
07. 君に願いを
08. We Love You〜世界は君を愛してる〜
09. Selfish love -愛してくれ、愛してるから-
10. 咲き誇る華の様に -Neo Visualizm-
11. 素晴らしきかな、この世界 -What A Wonderful World-
12. 陽の光さえ届かないこの場所で feat. SUGIZO
13. Girls, be ambitious. ※インディーズ盤音源
▼DVD(※初回限定盤)
MIYAVI Japan Tour 2016
“NEW BEAT, NEW FUTURE”Tour Final 幕張メッセLIVE映像

《ライブ情報》

MIYAVI 15th Anniversary Live ”NEO TOKYO 15”

5/21(日)東京・赤坂 BLITZ
ゲスト:THE ORAL CIGARETTES
5/25(木)東京・代官山 UNIT
ゲスト:GLIM SPANKY
5/26(金)東京・Zepp DiverCity
ゲスト:ゆるめるモ!
5/28(日)東京・下北沢 GARDEN
ゲスト:LOCAL CONNECT
6/6(火)東京・赤坂 BLITZ
ゲスト:金子ノブアキ
6/10(土)東京・渋谷 duo MUSIC EXCHANGE
ゲスト:coldrain
6/11(日)東京・恵比寿 LIQUIDROOM
ゲスト:04 Limited Sazabys、魔法少女になり隊
6/12(月)東京・恵比寿 LIQUIDROOM
ゲスト:SiM
6/15(木)東京・渋谷 TSUTAYA O-EAST
ゲスト:Crossfaith
6/21(水)東京・渋谷 clubasia
ゲスト:Crystal Lake
6/22(木)東京・渋谷 TSUTAYA O-WEST
ゲスト:OKAMOTO’S
6/24(土)東京・渋谷 WWW
ゲスト:Charisma.com
6/25(日)東京・渋谷 WWW X
ゲスト:ちゃんみな
6/27(火)東京・渋谷 CLUB QUATTRO
ゲスト:ACIDMAN
6/29(木)東京・新木場 STUDIO COAST
ゲスト:三浦大知

(問)H.I.P. 03-3475-9999 / www.hipjpn.co.jp

《プロフィール》

MIYAVI
1981年生まれ、大阪府出身。 アーティスト/ギタリスト。エレクトリック・ギターをピックを使わずにすべて指で弾くという独自の“スラップ奏法”でギタリストとして世界中から注目を集め、これまでに約30か国300公演以上のライヴと共に、4度のワールド・ツアーを成功させている。2015年にグラミー受賞チーム、ドリュー&シャノンをプロデューサーに迎え、ナッシュビルとL.A.でレコーディングされたアルバム『The Others』をリリース。また、2016年2月に日本公開されたアンジェリーナ・ジョリー監督の映画「Unbroken」では俳優としてハリウッド・デビューも果たしたほか、映画『Mission: Impossible -Rogue Nation』日本版テーマソングのアレンジ制作、SMAPへの楽曲提供をはじめさまざまなアーティスト作品へ参加するなど、国内外のアーティスト/クリエイターから高い評価を受けている。常に世界に向けて挑戦を続ける“サムライ・ギタリスト”であり、ワールドワイドに活躍する日本人アーティストの一人である。

オフィシャルサイト
http://myv382tokyo.com/
ユニバーサルミュージック オフィシャルサイト
http://www.universal-music.co.jp/miyavi/
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