MUSICSHELFトップ > インタビュー・プレイリスト > 特集 CASIOPEA 3rd

特集 CASIOPEA 3rd
新メンバー全員によるSpecial Interview

特集 CASIOPEA 3rd

新メンバー全員によるSpecial Interview

(ページ:1/2)

来年デビュー35周年を迎える、日本を代表するスーパー・フュージョン・バンド“CASIOPEA”。活動休止から6年、2012年秋、キーボードに大高清美を迎え、CASIOPEA 3rd として劇的な復活を遂げ“CASIOPEA”3期目の活動に突入!その待ちに待った、CASIOPEA 3rd として初のオリジナルアルバム『TA・MA・TE・BOX』が満を持して登場となる(“CASIOPEA”として、8年ぶり!)。新メンバーによる新曲9曲の書き下ろしとセルフカヴァー2曲の計11曲を収録した高音質CD(Blu-spec CD2)にくわえ、2012年12月東京国際フォーラム HALL Aにて行われた「CASIOPEA 3rd : LIVE IN TOKYO CROSSOVER NIGHT」の熱い演奏を完全収録した超豪華特典DVD付きのまさにファン待望のスペシャル・ギフトとなっている。
ここでは新メンバー全員立会いのもと、CASIOPEA 3rdのこと、『TA・MA・TE・BOX』のこと、そして12月に控えている全国ツアーについて、いまの思いを訊いてみた。

――カシオペア・サードのお披露目ライブをおこなってから1年が経ちましたが、バンドの雰囲気やコンビネーションに変化はありましたか?

野呂:もともとの雰囲気はカシオペア・サードがスタートした時からあまり変わってないですね。大高さんとのなれそめもそもそも呑み会だったので、そういうノリのまま現在に至るという(笑)。ただ、オルガンというカシオペアにとって新しい楽器の位置づけをどうするかということで、サードのメンバーが決まって最初の数カ月は3(野呂、鳴瀬、大高)でずいぶんリハーサルはしたよね。

鳴瀬:なんで3人だけだったんだろうね。

野呂:なんでだろうねー(笑)。ま、神保さんはリズムが正確なので、最初はメトロノームで練習していても問題ないでしょうということですかね。生神保になってからも、まったくかわらないテンポで行けちゃいますからねぇ。

神保:でも、譜面を見ながらカシオペアの曲を叩くってあり得ないことなので、スタジオに入るときもライブの時も、事前の予習と練習は欠かせないんですよ(笑)。すべての曲を暗譜するので短期間でレコーディングに参加するのは結構チャレンジなんですから。

――カシオペア・サードとしての初のフル・オリジナルアルバム『TA・MA・TE・BOX』がいよいよ完成しました。このタイトルに込められた想いやアルバムのコンセプトについて聞かせてください。

野呂:みんなとごはんを食べながらアルバムの話をしているときに、いろんな音楽、いろんなカシオペアの側面が詰めこまれた「玉手箱的」な作品にしたいね、というのはありました。あんなのも、こんなのも、何でもありだよって。

大高:とにかくレコーディングが楽しくて、それがどの曲にもすごく出ていると思います。いろんなタイプの曲に挑戦しているけれど、1枚のアルバムとして聴いたときにとっ散らかっていない。そこが「野呂マジック」のすごいところだなぁって。

鳴瀬:レコーディングしている最中から、これは良い作品になるなとは感じていたけれど、曲順が決まってから改めて聴いてみたらさらに良くなっていた。完成してからのイメージがここまでいい意味で変わった回はなかったな。ホント、うちのリーダーはやるときゃやりますから(笑)。

野呂:8年間お休みをしていたこともあって、こう、いかにもなタイトルをつけた方がいいのかなと思ったりもしましたが、あまり象徴的なタイトルをつけて聴いてもらう前からイメージが限定されるのはイヤだったんです。「こんな良いモノできたけど、どう?」ってそんな感じのタイトルです。

――聴いてすぐにわかるのは、とにかくオルガンの音が印象的だということ。今回、メンバー全員が曲を書いていますが、みなさん、大高さんのオルガンを構いたくて構いたくてしょうがなかったんだなぁという思いが伝わってきます。

大高:あれ、私、構っていただいていたんですか?

鳴瀬:えーっ、わかんなかったのぉ!?

一同:(爆笑!)

鳴瀬:やっぱりオレはベース主体の曲を作りたいって気持ちがあるんだけど、一方でオルガンのリズムカッティングが好きだから、それをうまく絡めてみたらおもしろいかなって思って「VORTEX OF EMOTION」を作ったね。

大高:まさに、イントロからそんな感じの曲でしたよね。

神保:僕がカシオペアの曲を書くときは、いつも何曲か作って野呂さんに選んでもらうんですけれど、今回は3曲書いた中で「BRAND NEW SOUL」がいいね、ということになりました。カシオペアは、大高さんが入ってすごくロック色が強くなった気がしていて、実際の曲の仕上がりも自分が思っていた以上にロックっぽく、ハードになっちゃいましたね。

野呂:やはり今回、曲を作る際には、頭の中で最初からオルガンの音が鳴っていました。だから、今までとは違う曲作りに自ずとなりましたよね。今までは、ここはブラスの音とか、カリビアンな感じの音とか、音色的なイメージも考えながら作っていましたが、今回はすべてオルガンの音で。そういう点でもサードで1年経って、オルガンの位置づけがより明確になってきたんじゃないかと思います。

――では、オルガンの音が今では違和感なくカシオペアの音になっているんですね。

野呂:そうですね。オルガンってこういう使い方ができるんだというのもだいぶ見えてきましたし。「ああ、この出したり引いたりするバーの組み合わせで、こんなに音が変わるんだ」とか。

大高:ドローバーですね。

野呂:あとは、微妙なスピーカーの回転の付け方で変わるとか。そういう特性がわかっていくなかで、オルガンが僕たちの音楽に根付いていったなと感じますね。

c3live
――大高さんにとっては、カシオペア・サードのメンバーとして初めての曲になりますね。

大高:とにかく自分の中での「カシオペアらしさ」というイメージを結集させて作った曲なんですけど、私の中でのカシオペアらしさって神保さんのドラミングに象徴される部分がすごく大きくて、いちばん最初に神保さんに「タ、チーチーチーチー」って叩いてほしいなぁって思って生まれた曲なんです。

一同:タ、チーチーチーチー!!(笑)

鳴瀬:ある意味、フュージョンの大道だよな。

神保:長めの曲なのでリズムキープするのが結構大変なんです

一同:タ、チーチーチーチー(笑)。だから、「AUTOBAHN」なんでしょ?

野呂:大高さんには、カシオペアとして初めてあげていただいた曲なんですけれど、展開の仕方がうまくて、意外性もしっかり練り込んで持って来てくれた。もう「合格!」って感じでしたね。

大高:ありがとうございます(笑)。

前のページ (ページ:1/2) 次のページ