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特集 J 「すべてが今に繋がっている」

特集 J

「すべてが今に繋がっている」

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自身のソロアルバム『FREEDOM No.9』、13年振りとなるLUNA SEAのニューアルバム『A WILL』のリリース、5ヶ月間に渡る「J LIVE 2013 TOKYO 10 DAYS!!- 5 Months a BLAZE -」、ツアー「J LIVE TOUR 2013 – Believe in Yourself -」、そして夏にはイベントにも精力的に出演と、2013年のJはとにかくパワフルだった。そんな1年をギュッと凝縮したBlu-ray & DVD、「CRAZY CRAZY IV -THE FLAMING  FREEDOM-」が3月26日にリリースされた。12月30日に行われたライヴをメインに1年間のドキュメンタリーを収録したボリューム作。Jの濃厚な1年を是非その目で。

―― 「CRAZY CRAZY」はLIVE Blu-ray & DVDでありながらドキュメンタリーの要素が強い作品ですよね。

2006年にライヴ作品をリリースするとき、1本のライヴをピックアップした映像作品という選択肢もあったんだけど、それだと自分が伝えたいことをダイレクトに伝えられない気がしたんだ。ライヴに行きつく過程、日常の風景をドキュメンタリーとして収録することで、会場で見るライヴとはまた違った見方をしてもらえると思ったんだ。それが「CRAZY CRAZY」の始まり。ステージに立って演奏する、そしてそこに行きつくまでのプロセス、そこに込められた想いをよりリアルに詰め込みたかったんだよね。

―― 第1弾がリリースされたときはここまで続けていくということは…

考えてなかった。でも作ってみて自分自身でも発見があって。その時々に自分が思っていたことを再確認できたし、自分の気持ちがブレていないこともわかった。すべてのことがきちんと今に続いているし、遠回りはあったかもしれないけどちゃんとここに辿り着いたんだな、間違っていなかったんだなって思えて。それに、普段みんなが見ることのない俺たちの姿を見て楽しんでもらいたいという気持ちがあって。そういう気持ちから生まれたのがこの「CRAZY CRAZY IV」。

―― 第4弾の今作はJさんの2013年が存分に詰め込まれた作品です。

自分で見返しても去年はかなり濃かった1年で、色々なことをやったし、色々な場所に行ったし、色々なことを考えた。そんな1年の締め括りとも言える、12月30日のライヴをパッケージしたんだけど、たくさん動いてきた1年の最後のライヴ、ストーリー的に最高でしょ。

―― はい。初めての試みだった10DAYSですが、やり終えてみてどんな感情がJさんの中に芽生えましたか?

また次の扉を開けたなっていう想いが強くあるんだ。やってよかったと思う。自分が当初プランしていた以上に熱を持ったライヴになったと思うんだ。それに、ライヴには色々な想いが込められているけど、何より楽しくないといけないじゃない。想いがあるだけじゃダメ、伝えたいと思う気持ちが強すぎてもダメ、そこにいる人たちが楽しめないと意味がない。楽しめて初めて気持ちという部分、伝えたいということが成立するんだと思う。そのバランスがこの10 DAYSをやっている途中で合い始めた気がする。10 DAYSという初めての試みで気負うものもあったんだけど、自然とスーッと肩の力が抜けて、自分が今までやってきた音楽と、これからやろうとしていること、それが自然に重なった瞬間があって、そのときに先に行けたというか、滑り出せたなっていう感覚があった。

―― 5ヶ月という期間をかけて10本やるというところに意味を感じましたし、新曲の成長をじっくり感じられました。

成長もそうだし、作ったときと違う景色を見せてくれる曲たちが多かったんだよね。何かをきっかけに視点が変わるというか、こう伝えたいっていう気持ちがあって伝えるためにはどうしたらいいのか、そういう手段を考えるようになると曲の色々な面が出てきてより多面的になる。音楽は深いよ、ホント。

―― ドキュメンタリーに収録されていましたが、10 DAYS最終日のファンクラブ限定ライヴでは、10 DAYS全通コースのファンを対象にシリコンバンドのお渡し会をやりましたね。なかなかファンと言葉を交わす機会というのも少ないと思うのですが。

ああいうイベントは初めてで、みんなの想いを直接聞けて、もちろん一部のファンだけだったけど、それぞれが熱い想いを持って参加してくれて、そういうみんなとライヴとは違った形で対面することでこの10 DAYSをやってきた意味を感じることができた。リアルな声を感じ取れたし、普段のライヴでも声や表情で気持ちを伝えてきてくれるけど、それとはまた違って、深層部というか、奥に入り込んだっていう印象があるね。いい機会になったと思う。みんなのそれぞれの気持ちを受け入れる覚悟がなければ俺はこんなイベントはやらなかったと思うし、次に進むための力をもらえたと思ってる。元々俺自身がロックに与えられたものは自分で行動を起こすっていうことで。ロックミュージックには前に押し出してくれるパワーがあると思う。俺の曲やライヴがみんなの刺激になって力を与えている、でも逆に俺を突き動かしてくれているのは、曲を聴いてライヴに来てくれるみんななんだよ。「CRAZY CRAZY IV -THE FLAMING FREEDOM-」を制作して、改めてそう思えた。

―― 「CRAZY CRAZY IV -THE FLAMING FREEDOM-」を見て改めて思ったんですが、Jさんのライヴ映像は思いがけないところにカメラがあっておもしろいです。

映像チームの自主性に期待しているから、自分でリクエストしたことってなくて。もちろん自分のなかに「ここにあったらいいな」っていうのはあるんだけど、そういう俺の意志だけじゃなくて、どうやって俺のライヴを切り取ってくれるかなっていうのが楽しみでもある。だからちょっと突き放してどんなことをしてくれるか見守ってる(笑)。

―― なるほど。映像スタッフはJさんの期待以上のことをやってやろうと意気込んでいるわけですね。

そうそう。それがおもしろいんだよ。それくらいじゃないといいものは生まれない。ただの記録になっちゃうからね。作品になる以上はまずは俺を楽しませてくれるものじゃないと、見てくれるみんなを楽しませるなんてできないから。

―― お立ち台の下のカメラがすごくいいなと思いました。最前で見たとしてもあそこまでは見えませんから。

あれね、俺もカメラがあること知らなかった(笑)。

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