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SISTER JET Special Interview

SISTER JET

Special Interview

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STARTING OVER,SISTER JET

まさに渾身の会心作。2012年秋以降、WATARU.SとKENSUKE.Aの二人組だったバンドにオオナリヤスシが加入し、再び3ピースに戻ったSISTER JETが作り上げた『X X X』はどのシーンにも迎合しない、かなり異質でオリジナルなアルバムになった。実験的でありながら大衆性をもち、衝動的でありながら体系的、そして個人主義でありながら組織的という、SISTER JETならではの個性にあふれたサウンドが実に刺激的。鼓膜に心地よい快感を与える。ボーカル、ギター&ソングライティング担当のWATARU.Sの才能を世に問う、この作品が現行ロックシーンにどんな影響を与えるのだろうか。ニューアルバムの発売を前にロンドンで充電&リフレッシュしてきた3人に話を聞いた。

――ロンドンに行かれていたそうですね。

ワタル 昨日帰って来た。5日くらいの滞在だったんだけど、やっぱりロンドンは面白かったですね。

――――久しぶりだった?

ワタル 10年ぶりくらいかな。学生の頃に最初に行って、その後にひとりでフェス見にいったことがあって。

――今回の目的は何?

ワタル 表向きは仕事で、写真撮影とビデオ撮影なんだけど、ずっと行かなきゃって思っていたの。バンドが二人になったとき、ロンドンに行くとか言っていたのに、結局行けなかったから。

――そういえば、言っていましたよね。久々のロンドンはいかがでしたか。

ワタル ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョンのライブを見たんだけど、海外というか、ロンドンで見るライブは違うなって思いましたね。18世紀に建てられた建物を改装して作られたKOKOってライブハウスだったんだけど、そこの雰囲気もよかったです。

ケンスケ ラフ・トレードにレコードを見にいったらプライマルのボビーに会った(笑)。犬連れて普通に買いに来てて。あの辺に住んでいるのかな。あの辺の街の雰囲気、超よかったですよ。

――普通に会えるんですね(笑)。

オオナリ ジョンスペのライブのとき当日券を買っていたら、ジョンスペ以外のバンドメンバー二人がいて、一緒に写真を撮ってもらった(笑)。

――久々に行ってみて、刺激も大きかったと?

オオナリ 向こうは自分たちがカッコいいと思ったバンドのポスターが普通に街の中に貼ってあったり。そこがいいですよね。

ワタル いまいちばん尖がっているバンドが普通にメインストリームで紹介されていたりしていますからね。

――確かにロンドンに行くと、バーガーキングとかトップショップで最先端のロックが普通にかかっているところに感激しますよね。

ワタル うん。ロックな国民性を感じるよね。ポップかつ抜群のユーモアセンスはイギリスならではだよね。

――自分たちが影響された音楽の原点はイギリスにあることを確認したとかは? この新しいアルバムのワタルくんのボーカルを聴いていると全盛期のリアムを思い出すところもありますよね。「スワイプジャンキー」とか。

ワタル マジっすか! でも最近、そんなにオアシスは聴いていないかな。ビーディ・アイも聴いていないしね。昔よく聴いていたから自然に出てくるんじゃないかな。

――3人編成に戻って初めてのMUSICSHELF登場ですので、ベースのオオナリさんの自己紹介をお願いします。どういう経緯で参加することになったんですか。

オオナリ よろしくお願いします(笑)。SISTERJETの前はSPANK PAGEというバンドをやっていて、SISTERJETとは同じ事務所で年も一緒だったからずっと交流があったんです。そのバンドを辞めるタイミングとSISTERJETが二人になったタイミングが同じだったので、SISTERJETに移籍することになったんです。

ワタル 移籍(笑)。

オオナリ FA宣言をして、フリーエージェントで移籍することになりました(笑)。

――知り合いだったと言えども、いきなり、バンドに入ってベースを弾くことになったことについてはいかがでしたか。

オオナリ 曲を覚えることは大変でしたけど、前からSISTERJETのライブはよく見ていたので、感覚的には、あまり苦労するところはなくて、楽しい気持ちの方が強かったですね。自然な感じでした。SISTERJETはバンドらしいバンドというか。たとえば、ライブ中にハプニングがあったとしてもそれを楽しんでしまう、そういうところがあるじゃないですか。誰かが何かをやったことに対して、メンバーやファンが必ず反応したり、ひとつのライブでいろいろなマジックが起こせるバンドだと思うんです。

――もうすっかりなじんでいますよね。

オオナリ でも思い出してみたら、最初にサポートで参加した渋谷のライブはガチガチでしたね(笑)。さすがに……。

――プレイヤーとしてはいかがですか。

オオナリ 僕は元々、SISTERJETのベースが好きだったんです。自分にはないフレーズを弾いていましたからね。だから、リスペクトの意味を込めて、オリジナルのベースラインを意識的に変えようとはしていなくて、忠実にやろうとしているんです。ただ、そこに自分が思いついたものを足したりはしているんですけど。

――加入のポイントは?

オオナリ SISTERJETの音楽が好きだし、自分が加わってメンバーサイドに立ってみたら、面白いことが出来そうだなって思った。

――ワタルくんとケンスケくんは、前作のミニアルバムのときは二人でやっていくという決意を固めていたわけじゃないですか。トリオに戻ったのはオオナリさんだったからというのが大きいんですか。

ワタル それは大きいと思う。やっていて違和感がないのはいい関係なのかなと思います。

ケンスケ ナリくんはうまいから、叩いていて頼れるんですよ。リズムを合わせにいけるというか。すごくやりやすいですね。

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