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好きなバンドの隠れた名曲

世界はGood Musicであふれている

中学時代から何故かそのアーティストの有名曲、代表曲を好きになることはほとんどなく、脇役的なポジションにある曲を好むことが多かった。気が付くと20年(・・とほほ)もライターをやってきたおかげで、私の「隠れた名曲リスト」にはたくさんのネタがたまっている。これはその一部。どの曲もどのバンドも自信を持ってお薦めできる。しかし”売れているものしか売れない”と言われる昨今。このデータ整理のためにamazonを見ていて驚いた。たかだか10年前の曲なのに入手が難しくなっているものがあまりに多い。音楽は消費されてしまうだけのものなのか。CDショップに置いてもらえない商品に存在価値はないのか。もはや「ネット配信なんて味気ないよねぇ、やっぱジャケットがなくちゃねぇ。だいたいアルバムのトータリティていうのは・・」などと言ってる場合ではない。音楽に賞味期限はないのである。

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  1. ONE TWO SKA
    LA-PPISCH

    89年の作品。何故かわからないけどずっと好きで、ライブであまりやらない曲はタイトルもすぐ忘れてしまうメンバーの間でこの曲は「佐々木美夏の好きな曲」という呼び名で通っていた。決してスカバンドではない彼らだが、やはりこのリズムはしっくり来る。歌詞の無意味さもたまらない。マイナー過ぎてベスト盤に入れられなかったのがずっと心残りだった。バンドブーム全盛期、未熟だった20代がよみがえる。

  2. メルト
    エレキブラン

    94年リリースのメジャーデビュー曲。女性ベーシスト&ドラマー+男性ボーカリストの3人組で、ポップでキッチュでサイケデリックな白日夢サウンドとふわふわしながらも狂気をはらんだボーカルは今も色鮮やか。惚れ込んだバンドが売れないまま解散してしまうと自分の力不足を痛感して逃げ出したくなるが、97年3月29日の私はまさにそれだった。終演後の女子楽屋でメンバーと抱き合って泣いた。3人とも元気かなぁ。

  3. チェルシー
    CASCADE

    本当は96年リリースの2ndアルバム収録曲だが、入手しやすいであろう解散記念のベスト盤(ライナーは私が書いてます)を紹介。ギターのMASASHIがボーカルをとる無意味パワー全開のポップソング。邪悪なまでに可愛いルックスからビジュアル系扱いもされたが、彼らほど誤解が多いバンドも珍しかった。当代随一の鬼才MASASHIは、頭の中がどうなっているのかいまだに不明。いつかきっと再評価される日が来ると思う。

  4. KISSの温度
    JUDY AND MARY

    「KYOTO」を選びたかったのだが、シングルを集めたベスト盤に特別扱いで入ってしまっていてちっとも”隠れて”いないので、こちらを。シングル「くじら12号」のカップリング曲で恩田快人作。オンナノコにしかわからないであろうこの切なさ、色っぽさ。♪わたしを大人にしたあなたの罪は重い・・・♪なんてク~~~ッ。この頃のJAMはまさに無敵だった。4人ともかっこよかった。280万枚を売ったこのアルバムも名盤。

  5. 僕はそれがとても不思議だった
    ザ・カスタネッツ

    「ムーンパレス」とどちらにしようか悩んだが、96年リリースの4thシングルであるこちらを。ざっくりしたギター・バンドで、文学的な詞と心をひっかくような歌声にファンが多かった。話もとても面白くてインタビューが楽しみだったが、ボーカルの牧野元があまりにニコニコ笑うため「あの笑顔は本物かどうか」とカスタネッツ・ファンの女性編集者&ライターの間で論議を呼んだことを思い出す。名曲多し。

  6. クルクルフェチ
    COIL

    床屋さんの店先にある赤と青のサインポールに魅せられてしまった男の偏愛、ただそれだけの歌なのだが、中期ビートルズさながらのぐんにゃりしたサウンドと気だるいムードに私も魅せられてしまった。99年リリースの3rdシングル。COILにはシリアスな曲も多いが、とこどきこの手の変態(!?)ソングを出してきて本質を煙に巻く。岡本定義と佐藤洋介の2人組宅録ユニットとしてスタートした、センスの塊。

  7. GUATEMALA
    TRICERATOPS

    デビュー当時からずっと見続けているバンドの一つ。あの可愛かった3人も今やすっかり貫禄が出て、和田唱がもう30歳と知ったときは真剣に驚いた。これは彼が23歳のときの曲。聞いた瞬間から「名曲確定!」と思ったが、本人も気に入ってるようで「いつかベスト盤を作るときは絶対入れる」と言っていた。ミディアムテンポでまどろむようなメロディラインが秀逸。ポール・マッカートニーに聞いてほしい。

  8. アゲハ
    GOING UNDER GROUND

    シングルカットされたので別に”隠れて”はいないが、気づくと口ずさんでしまうポップで切ない曲。デビュー6年目だが、まだレコード会社も決まっていない頃に見たイベントで一耳惚れして以来の付き合いだ。センチメンタルで誠実で、聴き手の心に寄り添う曲が書ける、本当にいいバンド。決して上手くはない松本素生の歌が曲にリアリティを与える。ライブも楽しい。05年リリースのこのアルバムもお薦め。

  9. Son of the Sun -wax mix-
    真心ブラザーズ

    大好きな「サマーヌード」はあまりに有名だし、他にもいい曲はありすぎるくらいあるし・・と悩みに悩んだ末、先ごろリリースされた復活第一弾アルバムに収録されているこの曲を。桜井秀俊ボーカルのサーフ・ソング。湘南生まれの身にグッとくるのは当然だが、「今まで桜井くんが書いた曲で一番好きかも」と言うと本人は「・・え? すっごい軽く書いたのに・・」と複雑な表情を浮かべていた。むむっ。

  10. Believer
    sports

    今回選んだバンドの中ではもっとも新人。04年のメジャー・デビュー曲「Sports Wear」の不思議な透明感とエキセントリックな世界観にまずやられたが、この3rdシングルのキラキラしたポップさには耳を射抜かれた。ボーカル伊藤寛之の妙な色気とソングライティングの才能はもっと注目されるべき。この曲の後ベーシストが抜けて2人組になってしまったが、ライブもレコーディングもコンスタントに継続中。



  • 小林孝至(THE BOOM)
  • 平原綾香
  • 田村明浩(スピッツ)
  • 斎藤誠
  • つじあやの
  • 和田唱(TRICERATOPS)
  • 金城綾乃(Kiroro)
  • 菅原龍平(Milco)
  • 伊藤銀次
  • 日暮愛葉
  • 三宅伸治
  • マーティ・フリードマン
  • TAKUYA
  • MATARO
  • ROLLY
  • 松尾清憲
  • LOVE PSYCHEDELICO
  • MAGUMI (LA-PPISCH)
  • 東儀秀樹
  • Dr.kyOn
  • 藤井フミヤ
  • ザ50回転ズ
  • 杉真理
  • Skoop On Somebody
  • 斉藤和義
  • akko(My Little Lover)
  • The Real Group
  • NICOTINE
  • 根本要
  • ホフディラン
  • タイナカ サチ
  • パイティティ
  • Chara
  • YO-KING(真心ブラザーズ)
  • 桜井秀俊