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ビーチ・ボーイズ レアリティーズ

今回、なるべくシングルになっている曲や、有名曲は除外して選曲してくださいとのリクエストにお答えして10曲選んでみました。海外、国内問わずブライアン・ウイルソン、ビーチ・ボーイズのコンサートに何度か行っているのですが、そういったライブではかなりコアな楽曲も意識的に演奏されていて、それを聴いて滅茶苦茶に盛り上がっている何千人もの観客を見ると、何が有名曲で何がマニアックな曲なのか判断基準が分からなくなっている最近の自分ではありますが、選曲した曲の大半は未だ最近のライブで演奏されていない(はず)の物なので、いつかライブで聴いてみたいという思いも込めつつ選曲してみました。

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  1. She Knows Me Too Well
    The Beach Boys

    1965年に発売されたアルバム『トゥディ』から。何故かこのアルバムを聴いた時から一番印象に残っている曲でサビのブライアンのファルセットとコーラスの掛け合いが最高です。

  2. Break Away
    The Beach Boys

    シングルカット曲ですが、とても好きな曲なのでチョイスさせて下さい。頭から30秒間聴いただけでいつも僕を幸せにしてくれます。この曲が発売された60年代後半はロックが流行の最先端で、この曲はあまり売れなかったようですが、もはやロックと言う物が過去の音楽形態になってしまった今のほうが、この曲、あるいはビーチ・ボーイズの持つ底力みたいな物が伝わるような気がします。

  3. Time To Get Alone
    The Beach Boys

    1969年発売のアルバム『20/20』から。ブライアン・ウイルソンの作風に僕が魅力を感じている部分は「自然さ」です。『Smile』収録等の楽曲は「難解だ」と評される向きもありますが、僕には純粋な子供が作った楽曲を凄腕のアレンジャーが手を加えて完成させたように聴こえる瞬間があります。実際にその二面性をもって楽曲制作(およびプロデュース)ができるブライアンが天才と言われる所以なのでしょうが。このメロディーもなんとなく未完成で自然な感じがとてもブライアンのその一面を表しているような気がします。

  4. 素敵じゃないか(Vocal Track Only)
    The Beach Boys

    シングルカット曲ですが、あえて『ペット・サウンズ・セッションズ 』に収録されているこのア・カペラ・バージョンを選びました。このヴォーカル部分だけでも鳥肌もの。

  5. Our Sweet Love
    The Beach Boys

    ブライアン、カール、アルの三人の共作。1970年に発売された名作アルバム『サンフラワー』より。『サンフラワー』というアルバムは他にも名曲がてんこ盛りですが、何度も聴いていると比較的地味なこの楽曲が日常の中に入り込んでくる瞬間があって不思議な魅力のある曲です。

  6. Girl Don't Tell Me
    The Beach Boys

    1965年に発売されたアルバム『サマー・デイズ』から。サウンドはビートルズ、メロディーはブリルビルディング時代のキャロル・キングっぽい感じでなんとなくブライアンの当時の試行錯誤が伺えて興味深い曲です。因みにアル・ジャーディンが来日したときにこの曲をライブで演奏していました。

  7. The Night Was So Young
    The Beach Boys

    1977年発売のアルバム『ラヴ・ユー』から。穏やかな感じのメロディーから始まって、サビの部分で一気にコーラスがかぶってくる展開はシンプルさが曲作りの最大の武器だなと、聴くたびに感動してしまいます。その割りにどうでもいい感じでフェイドアウトしてしまうのもブライアンならでは。

  8. Their Hearts Were Full Of Spring ( Live Rehersal)
    The Beach Boys

    未発表テイク集『ホーソン・カリフォルニア』収録。ハワイでのライブのためのリハーサルを録音した物だそうですがビーチボーイズの5人の声のブレンドの素晴らしさが聴ける瞬間です。

  9. Wonderful (Smile Virsion)
    The Beach Boys

    1993年に発売された『グッド・バイブレーションズ 』ボックスより。このテイクをはじめて聴いてから随分経ちますが、この賛美歌のような美しいメロディは未だに未来から来た楽曲のように感じられたりします。

  10. Everything I Need
    The Wilsons

    ウィルソンズ(ブライアンの娘2人のユニット)のアルバムから。今回のビーチ・ボーイズの楽曲という括りの主旨からは外れますが、ここ数年でブライアンが書いたメロディの中で素晴らしい物のひとつです。