熱演する楽器達

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selected by 笛吹キノロウ
インストゥルメンタルにこだわってセレクトしてみたい。ボ-カルと違って言葉を持たない楽器達も、時に熱く雄弁に語りかけてくる。それは言葉と違って意味を持たないから、だから直接、体に語りかけて来る。すると体はそれに応えようとして突如揺れ始める。体が揺れて心も揺れる、これこそが音楽の快感。感情は色々あるけれど今回は心と体が熱くなる演奏をピックアップしてみた。レビューは言葉で伝えるしかな...
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Tu y Yo Somos Uno Mismo
Ng La Bandaキューバンバンド「エネヘ・ラ・バンダ 」。おしよせるブラスの切りこみ。土臭くはなく洗練されていて卓越した技術に裏打ちされたパッション、なんて知性は置いといて、パラリラパー、こいつらスッゲー、って言いながら体を揺すられていればいい。
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Libertango
Richard Gallianoピアソラの有名曲、ああ、あれね、という予想を見事に裏切る熱演。ミシェル・ポルタルとのアコーディオン・デュオは、雲の上のように軽く、海の底のように深く。これほど自由なソロの、息詰まる応酬はあるだろうかと、演奏を聴き終えた後、私は溜めていた息を深く吐き出...
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Seasons
Rahsaan Roland Kirk盲目の多楽器同時演奏者ローランド・カーク。この演奏ではバンドのアンサンブルはあまり楽しめない。ローランド・カークの独り勝ちなのだ。しかたがない、それほどに彼の才能は巨大なのだ。ならば彼の演奏をとことん堪能すればいい。独りでハモり、小節を色付け、奇想天...
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Encanto
Tony Perez魅力的なキューバンジャズの演奏を集めたコンピレーション。若手ナンバーワンのピアニスト、トニー.ペレスはリズムの牽引力が凄い。ピアノは弦打楽器なんだなぁと、あらためて思わされる。イントロのピアニズムを堪能できるソロからバンドが入った瞬間の疾走感はたまら...
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All The Things You Are
Keith Jarrett Trio日本盤のアルバムタイトルはオール・オブ・ユー 。このアルバムの曲それぞれがキースの選んだ10人のジャズ・ジャイアンツに捧げられている。なかでもこの曲ではキースの夢のようにつむぎだされる導入のピアのソロが聴きものだ。彼のピアノは語っていると思う。スタン...
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Dindi
Wayne Shorterジンジといえばジョビン作のボサノバの名曲。というにはあまりに怪演なこの演奏。ショーターの強いソプラノサックスはマイルスのビッチェズ・ブリューの影響が聴け、即興的な展開から徐々にマリア・ブッカーの歌でジンジが始り、嗚咽のようなっフェードオウトのあとアフ...
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Good Lovin'
Bobby McFerrinDon't Worry, Be Happyが有名なこのアルバムだが、実は全てのパートが声で多重録音して作られているのだ。まさに声を楽器としてあやつるジャズボーカリスト。他の曲もビートルズ、クラプトン等のカバー(勿論アカペラアレンジ!)もあり聴きやすい...
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絵画の城
エグベルト・ジスモンチラルフ・タウナーとのギターデュオ、低く始るギターの音色は低温で燃える炎。時にハゼるような速いパッセージ。じっと聴き入ってしまう。他の曲にはナナヴァスコンセロスのパーカッション、コリンウォルコットのタブラ、そしてジスモンチがピアノを弾いている最後の曲は...
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エスコラーソ
Sergio & Odair Assadピアソラの作品で取り上げられる事も多いギターデュオ、アサド兄弟。この曲はピアソラの作品の中では比較的取り上げられる事が少ないトロイロ組曲の中の小品だが、ピアソラらしい展開、どうして小粒でもピリリといい味で、セルジオ・アサド編曲のギターの響きも心地よい...
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La Valse
Glenn Gouldクラシックなのだが、ラベルとグールドという名に多少でも興味があるなら、海をテーマにした管弦楽曲をグールド自身がピアノ用に編曲したこの演奏は一聴の価値がある。さざ波のようなワルツが最後には圧倒的な迫力で飲み込まれる。 バッハ作品で有名な彼だが近代の作品...
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