旋律家!?への道

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selected by 片寄明人
10代はじめの頃にリアルタイムでパンク・ニューウェーブの洗礼を受けた僕にとって「メロディーの美しい音楽」というのは愛聴していることに、どこか気恥ずかしさ、もしくは罪悪感が伴うものでありました。それでも生来の嗜好を隠すことができず、コソコソと甘美なメロディーを追求しているうちに、自ら書く曲もメロディアスに、あげくは美しいメロにこだわる「旋律家」との異名までいただくようになってしま...
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Day By Day
The Continental IVたまたま入ったレコード店に流れていたこの曲が、僕をスウィート・ソウル、いわゆる甘茶ソウルの道へ引きずり込んでくれました。絹を切り裂くようなファルセットと涙なしには聴けないメロディーが肝の大名曲です。CD化されたアルバムが入手困難なのは悲しいかぎり。パ...
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Ever Since You're Gone
Brinsley Schwarzニック・ロウが在籍していたことで知られるパブ・ロックを代表するグループのラスト・アルバムにひっそりと収録されていたこの曲。それまではどちらかというと土臭く、洗練されていなかった彼らが最後に放ったアーバンに濡れたブルー・アイド・ソウルです。なんだか「不...
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It Wouldn't Have Made Any Difference
Todd Rundgrenトッド・ラングレンやホール&オーツといったフィラデルフィア出身の白人ミュージシャンが持つフィリーソウル直系のメロディーセンスにもかなり影響を受けている気がします。とくに山下達郎さんの名曲「潮騒」にも通ずる、この曲が持つ清廉なムードには中学時代から何度...
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Surf's Up
The Beach Boysブライアン・ウイルソンの作曲家としての素晴らしさは言うまでもないのですが、とくにこの曲における高貴でミステリアスなまでの独創性とポピュラリティーある美との両立は、奇跡的なバランスで心にせまってきます。ちなみにデニス・ウイルソンやブルース・ジョンストン...
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Happiness Is A Warm Gun
The Beatlesおなじく独創性とポピュラリティーのバランスが絶妙なグループといえばザ・ビートルズ。もちろんすべてが美しいのですが、なかでもジョン・レノン作のこの曲が持つひねまくったあげくの果ての美しさには圧倒されます。ビートルズを聴くたびに「こんなに不思議な音楽なの...
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Some Things Don't Matter
Ben Watt過激なニューウェーブ一色だった80'sのイギリスからこの曲がフッと姿を現したときの衝撃は忘れられません。この消え入りそうな美しさが、当時は逆にラジカルだったんですよね。いまでも時々引っぱり出しては聴きかえす名盤です。エブリシング・バット・ザ・ガールも...
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Take Me Back To Then
Bobby CaldwellAORといえば10代の頃、友人に隠れて聴く代表的ジャンルでした。基本的にメロウなAORだったら何でも好きな軟弱者なんですが、このアルバムが持つ完成度の高さにはいつ聴いても感動させられます。音の質感もたまらなく良いですね。ちなみにこのアルバム以降のボビ...
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Tell Her No
The Zombies自分が書く、すこし翳りがあるというかスモーキーなメロディーのルーツはどこにあるんだろう?と思ったときに、パッと頭に浮かんだのがザ・ゾンビーズでした。全曲好き!と言いたいくらいマニアなんです。とにかく60'sでもっとも洒落たグループのひとつであることは...
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Clube Da Esquina No.2
Lo Borgesマルコス・ヴァーリをはじめとする、ブラジルのメロディーメーカーにも影響を受けました。とくにミルトン・ナシメントとの仕事で知られる、ロー・ボルジェスのこの曲の美しさには一聴した瞬間に心を奪われました。なぜかロバート・ワイアットらカンタベリーと呼ばれる音...
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All The Love In The World
The Korgisパイロットやロイ・ウッドなどなど、ビートルズというかポール・マッカートニー直系なメロディー・センスを持つ作曲家にも目がないのですが、このコーギスの名曲もそれ系かな。聴くたびになんだか胸がしめつけられます。とにかくさみしくて、せつないムードの曲ですね。
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