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最強のメロディ

selected by 小宮山雄飛

音楽の基本はやっぱりメロディです。他はどうでもメロディがよけりゃいい。メロディはもう出尽くした、っていう説があるのもわかります。鍵盤の数が決まってますからね、音階の数が。出尽くしてしかるべきものですよね。それはしょうがない。でも人の感覚は変わってくると思うんで、いくらTHE東南西北がいいからって、江戸時代の人は誰も反応しないと思うんですよ(笑)。 ((「斬られちゃうと思うよ。殺意を感じると思うよ、ロックなんて」とワタナベイビー)) 江戸時代の人がキュンとするメロディって別にあったと思うんですよ。人の感覚は変わっていくから、キュンとするメロディはまだあると思います。だからまだこれからもいいメロディを探して行きたいですね。

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  1. Buddy Holly
    Weezer

    WEEZERが出たとき僕は大学生だったんですけど、みんなから“雄飛が気に入りそうなやつがあるよ”って言われたんですよ。会う人会う人が“あれ絶対好きそうだよ”。で、聴いたらめちゃくちゃツボで。そういうことって今までないんですよ。自分から見つけたりとか人から薦められたけどイマイチ合わなかったりとかはあるけど、誰からもそう言われて聴いて、実際聴いてみたら本当に好きだった、っていうのは他にない。どんぴしゃでした。

  2. Mayor of Simpleton
    XTC

    これも完璧なメロディですね。甘くて切ない。XTCはもちろんクセがあるからいいんだけど、この曲に関してはクセとかってレベルじゃなく、多分誰が聴いても“いい”って言うだろうと思いますね。個人的に好きか嫌いかは別として、少なくとも“いい曲だね”とは言うでしょう。これがいいメロディであることは誰しも認めるでしょう。

  3. Raspberry Beret
    Prince & the Revolution

    プリンスはどれもいいんですけど、メロディで言うとこれですね。完璧にポップ。それまでファンクとかロックとかどちらかというとかっこよかったりある種気持ち悪かったりすることをやっていたのが、普通にポップ・ソングが書けるんだよ、ポップ・ソングで1位獲れるんだよ、みたいな。懐が深い人ですよね。

  4. Heart Shaped Box
    NIRVANA

    ニルヴァーナってメロディがいいんですよね。いわゆるオルタナという括りで捉えられてるから勘違いしている人も多いと思うんですよ。めちゃくちゃなことをやったからかっこいいんだ、と思っている人が多いかもしれないけど、意外と普通にポップ・ソングを作れる人なんですよね。この曲もそこらのパンク野郎ではないなというか、普通に曲としていい。影響を受けましたね。

  5. サマームード(MB's REAL VERSION)
    真心ブラザーズ

    ちょっと古い、80年代的なメロディなんですけど、もうメロディだけで行ける感じ。桜井くんの曲ですよね? 違う?(正解は、詞も曲も桜井秀俊とYO-KINGの共作)♪奇跡を見たか~い、永遠を見たか~い・・すごくいいメロディだと思います。

  6. Pets
    Porno for Pyros

    ニルヴァーナとかと一緒にオルタナティヴを作った人なんですけど、やっぱり純粋にメロディがいいんですよね。ジェーンズ・アディクションよりその後のポルノフォーパイロスのほうが好き。ジェーンズのときはもうちょっとソリッドで、ギターの音がいいとかそういう方向なんですけど、ポルノフォーパイロスはメロディがよくて浮遊する感じ。オルタナでギターをガーッてやって“気持ちいいぜ!”。それを作った人にも関わらず、意外と本人は全然違う、メロディで勝負する人だった。

  7. Under the Bridge
    Red Hot Chili Peppers

    メロディは全部いいんだけど、選ぶならこの曲かなぁ。僕はちょうど大学生だったんですけど、僕の代くらいかちょっと下の世代にとっての金字塔っていうか。当時、一般の学生はまだ聴いてなかったんですよ。みんな邦楽とか聴いてた中で、とんがった奴が“レッチリってかっこいいらしいぜ”とか言ってた頃の、この曲は金字塔的な存在。これだったらみんな合唱できる。合唱できるかどうかで、その頃からちゃんと聴いてた奴かどうかわかる、みたいな。

  8. 内心,Thank You
    THE 東南西北

    名曲です。多分小学校6年生くらいだったのかな。TDKのカセットのCMかなんかで知ったんですけど、聴いて泣きました。なんの思い出もないのに普通に泣けました。なんでも哀しくなるんですよ、聴いてると。その人が死んだような気がしてくる(笑)。例えばワタナベくんの写真を見ながら聴いてると、“あいついい奴だったよな・・”って(笑)。

  9. Mammal
    They Might Be Giants

    すごいいいメロディ! でも歌詞はイルカとかの哺乳類のことを歌ってる(笑)。歌詞カードを見ないで聴くとものすごい哀しいラブソングみたいな感じなんだけど、実は“哺乳類は肺で呼吸して・・”みたいなことを歌ってるわけですよ(笑)。そのギャップがかっこいいなぁ。メロディがいいと、愛がどうしたとか歌っちゃいそうじゃないですか。そこを、いいメロディなのにふざけたことを歌うっていうのは、このバンドならではです。

  10. 恋はいつも幻のように
    ホフディラン

    あのとき、世の中にこういう曲はなかったんですよ。僕もこれを出すのに“どうしようか・・”って思ったくらい。というのは、演奏のアプローチは全然違うんだけど曲自体はわりと80年代のユーミンみたいなメロディなんですよ。ホフディランって60年代か90年代かってアプローチで、80年代は否定してたんですよ。でもこれは80年代のいい曲、っていう曲だったんで、どうしようかな、こういう曲を出すのは・・って思ったんだけど、出してよかったです。