夢から夢へ

selected by 笛岡俊哉

夢から夢へ、絶え間なくどこかで奏で続けられる音楽。誰かの悲しみと孤独を受け止めるように。誰かに宛てられた音楽は、今こうしてぼくに届き、その夢の続きがぼくの中で響く。昨日見た夢のように、思い出すことは出来なくてもたしかに残る感触のようなものが響く。まるで夢のような本当の話。そんなことを信じさせてくれる音楽を選びました。。。1年前の今日、自分が何を思っていたのか、、思い出せないように、現実というのも夢のようなものなんでしょうか。

音楽配信サイトのアイコンをクリックすると移動先で試聴することが出来ます。

  1. come in! movement3
    Gidon Kremer

    心の室は天上の室とひとつ扉で通じている。Movement1から3に至り、そんな扉から少しずつ光が溢れ出し、充満していくように感じられる。また、それは文字通り開けていくような感覚。

  2. トゥデイ
    ZERO7

    そんな扉から溢れ出す光を抱き、僕らは内なる宇宙へと旅をする。そして、今日ぼくたちはそんな光。

  3. east bound
    Art of Fighting

    東行き、西行きの交錯するこの世界を、君は迷子になるべく進んでいる。。ぼくたちは深夜バス、夕日に照らし出された飛行機に乗って、どこにいるかもわからない君に会いにいく。ほんとうは君なんかどこにもいないのかもしれないのに。

  4. valder fields
    tamas wells

    単なるフレーズの隙間に挟まれたブレスとは違った、なにか緊張感をはらむ呼吸。そんな瞬間の繊細さをもった呼吸が曲のはじまりを合図し、終わりを示唆します。

  5. my sisters return from Ireland
    innocence mission

    人生は美しい。悲しい歌、孤独な歌は歌われる。そんな美しい人生への祈りのように。世界中で途切れること無い祈りのように、世界のどこかで今も悲しい歌が歌われる。

  6. nothing like a song
    azure ray

    音楽のように少しだけ空気を振わして、何も後には残さなくても。。ほんとうのことが存在し、何も存在しないことだけがただただある。ぼくたちはそんな光にいつも包まれているのに、忘れてしまう。

  7. Use Your Words
    Owen

    何度も傷ついた後で、また読み返す本がある。音楽がある。誰かに宛てられた言葉は、やがてあなたにとって深い意味を持つ。誰かに宛てられた音楽は美しい。

  8. family portrait
    rachel's

    シーレにささげられた音楽。その旋律は誰かへの想いを辿るように。

  9. j'ai jamais dit
    axelle red

    言ったこと。言えなかったこと。言ってないこと。ほんとうの言葉だけが自分の中で漂って、騒々しい沈黙ばかりだったとき。ついに言えなかったから、何度も心の中で繰り返す。言えなかったことが、言うことの重みをはかるように。

  10. バーズ・ターン・トゥ・ストーン
    シャック

    曇りと天気雨の間、そんな光をこれまで何度見たのだろう。あと、何度見られるのだろう。そんな光と光の間で、ぼくたちはどれだけほんとうの時間を過ごせるのだろうか。