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ジャズピアニスト、びっくりな人たち。

ジャズピアニスト・マイベスト10

プレイリストテーマにそって、曲が選べない。何故なら、何かをしながら音楽を聴かない。BGMを認知する感覚がない。音楽を聴いて、びっくりしたり、また演奏してびっくりさせたりするのが俺の楽しみ方なので皆さんにも当然それを押し付けることになってしまう。というかそうする。というか、テーマを、びっくりしたいときに聴きたいマイベスト、にすればいいのか。

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  1. ブルー・ブラック
    アンドリュー・ヒル

    びっくりは、7分にもおよぶソロの後に来る。ソロピアノでテンポを自由にして茶を濁すのはよくある事なので気を許した俺が悪かった。そんな甘い世界ではないことを、ベースとドラムの入りで思い知った。腹抱えて笑い転げたのを覚えている。

  2. マネー・ジャングル
    デューク・エリントン

    ベーシストは緊張して上手く弾けなかったのだそうだ。つまり萎縮しているということだ。ピアニストをとても尊敬しているのだ。愛しているといっても過言ではないだろう。この美しさ。やはり腹抱えて笑い転げるしかないだろう。

  3. ミーディオウカー
    バド・パウエル

    調子の悪いバドが大好きだ。暗闇に瞬く流れ星のようだ。泥沼に咲く一輪の蓮の花のようだ。いつかこの曲を弾きたいと思う。が、いまだに全く弾ける気がしない。意味不明だ。天才の独り言なのかもしれない。

  4. Yojimbo
    Jason Moran

    アメリカにいた時、ラジオで聴いた。はっきり言って俺は黒澤明の映画が大好きだ。ベストワンは当然「用心棒」だ。犬が好きだ。拳銃が好きだ。大男が好きだ。ちなみに「ゴッドファーザー」も大好きだ。このピアニストは天才だと思う。非常にコンテンポラリーだと思う。今かっこいいのは不良でも優等生でもなく、オタクなのだと思う。

  5. Three-Four Vs. Six-Eight Four-Four Ways
    Max Roach

    この一曲というよりかハサーンという謎のピアニストにびっくりだ。ドラマーが発掘してきたらしいが、このアルバム以外の吹込みを俺は知らない。こんな突然変異的なおかしな音楽がアメリカにはごろごろ転がってると思うとびっくり。

  6. 真の美とは
    セシル・テイラー

    出だしの詩の朗読がびっくりだ。そこから続く40分ものソロピアノもびっくり。ライナーノーツに本人が書いた、真の美とはこうであるといった内容(だと思う)の文もびっくりだし、真の美とは、の解答編アルバムとして『アメーワ』を出したレコード会社にもびっくりだ。あれはただ単にファーストセットとセカンドセットだと思う。

  7. トレンジション・ジルジャン
    ジャッキー・バイアード

    トリオでフリーの演奏なのだが、エンディングにびっくり。ピアニストももちろん凄いのだが、呆れるのはベースとドラム。拭っても拭っても次々に溢れ出るエネルギーにびっくり。はたしてその終焉は如何に?

  8. ムーヴィング・スーン
    キース・ジャレット・トリオ

    「Moving Soon」を聴いて、よくこんなに早く弾けるなあと思いました。小学生の作文風の感想が出る。指が早く動くとかそういったことではない。完全に早回しの世界だ。しかもカセットテープのではない。CDだ。よくあの時代にCD早回しするとああなるって気づいたな。

  9. トランス
    スティーヴ・キューン

    音楽の進まないっぷりが凄い一曲。出だしは美しい旋律のちゃんと先に進む音楽なのだが30秒もたつともうびっくりだ。いやこれはびっくりというより危ない音楽だな。ドラマーのアプローチが秀逸。

  10. イントロスペクション
    セロニアス・モンク

    やはりこの人ははずせない。元祖びっくりピアノ。その中でも初期の演奏ほどびっくり度は高い。だって共演者がびっくりしちゃってるもの! 困惑したベーシストが同じ音を弾きつづける感じがたまらない魅力のこの曲はモンクの最高傑作だと思う。