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『うっとり系』~ヴォーカル物の10曲

selected by 直枝政広

最近は何故だかジャズやポップスのヴォーカル物に心奪われるのです。 この中にはぼくの“永遠のスタンダード”もあります。

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  1. You Go To My Head
    Rufus Wainwright

    ジュディ・ガーランド『Judy at Carnegie Hall』を丸ごと再現したライヴ・アルバムから。ルーファスの歌は愛と自信に満ちている。厳しい時代だからこそ、こういう夢溢れるサウンドが求められているのだろう。

  2. Had a Dream Last Night
    Sandie Shaw

    1966年の英国音楽シーンはマジックだらけだったことがよくわかる。この柔らかいエコーはまるで天国のよう。メロディもよく聴くとすごく凝っているのです。

  3. Only the Lonely
    Frank Sinatra

    1958年作。Hi-Fiな録音として有名。ここでのシナトラの歌唱はなめらかで、まさに熟しきっている。深い井戸の中で歌っているようなミステリアスな音響がたまらない。最近はこういった自分が生まれる前の音楽に猛烈に惹かれるのだ。

  4. I'll Try Something New
    Smokey Robinson & The Miracles

    ヴォーカル物と言うか、これぞ本物のR&Bだ。この曲は他の盤でも聴けるけれど、スモーキーは全部いいからこの際ボックスを持っていても損はないと思う。男でもこの歌声に触れるだけで腰がくだけるのです。

  5. Sleeping Beauty
    Nat King Cole

    40年代からジャズ、ポップス界を牽引した最重要人物。夢見るオーケストレイションに包まれたその歌はトロトロに太く甘い。ナット・キング・コールこそがポピュラー音楽の基本中の基本と思う次第。

  6. Cold, Cold Heart
    Tony Bennett

    一番有名な曲だからどこにでも入っています。これぞアメリカという匂いがいい。ぼくがこの曲の存在を知ったのは映画『ラスト・ショウ』そのサントラ盤(CD見つけたら是非)だった。砂埃だらけの街を走るおんぼろ車のカーラジオからこの曲が流れるのである。このハスキーな声も個性的で好きだ。

  7. Jenny Rebecca
    Barbra Streisand

    もうぼく使いものにならない。若き日のバーブラは声もじつに凛としていて好きなんだよ。

  8. Some of Your Lovin'
    Dusty Springfield

    もしかすると、ぼくがこの世で一番好きな曲だったりして。ゴフィン&キング作。こういう曲が書けて歌えたらどんなに幸せだろう。ダスティのしなやかな歌声は反則。

  9. I Can't Wait Until I See My Baby's Face
    Aretha Franklin

    若き日のアレサ。コロンビア期のポップス路線の作品だけど、まじ揺れる。じつはぼくらの「It's A Beautiful Day」という曲のAメロはこれにすごく影響を受けているのです。ちなみにダスティもこれを歌っていてそちらもすごくいいよ。

  10. ステイ・ウィズ・ミー
    ダフィー

    映画『パイレーツ・ロック』のエンディングに流れるこのダフィの歌唱に泣かせてもらいました。思い出してもまた泣いた。オリジナルはロレイン・エリソンで、資料によるとシナトラがドタキャンした現場(オーケストラ含む)をそのまま使って録音したそうだ。両者のヴァージョンともサントラに収録。地上の果ての音楽としか思えない。深淵。