【後悔しないために事前に確認しておこう!】人中短縮手術のデメリット

人中短縮手術は口元の印象が改善されるため、メリハリのある顔つきを手に入れることができます。

しかし人中短縮手術にはデメリットも伴います。

本記事では人中短縮手術のデメリットと注意すべき点を詳しく紹介します。

人中短縮手術を検討している人は、ぜひ本記事を参考にしてください。

目次

人中短縮手術の失敗例

人中短縮手術の失敗例

人中短縮手術は口元にメリハリをつけたい人にはメリットといえるでしょう。

しかし「唇が厚い」など口元の存在感に悩む人にとっては、逆効果になることもあります

人中短縮手術後の経過によって、スマートリップ(タラコ唇形成術)という口元の整形をするケースがあります。

人中短縮手術のデメリットは以下のとおりです。

  • 口を閉じることが困難になる場合がある
  • 唇が強調されてしまう場合がある
  • ガミースマイルの人には不向きな手術である

口を閉じることが困難になる場合がある

術後は今よりも口が閉じにくくなるケースがあります。

正中線は鼻のすぐ下から上唇までの距離なので、正中線を短くするためには、上唇を今よりも高くしなければなりません。この上唇の上昇により、口周りの筋肉のコントロールのバランスが崩れ、口が閉じにくくなることがあります

唇が強調されてしまう場合がある

人中短縮を行うことにより、通常よりも唇が強調されることがあります。

また手術によって口角が上がることで、唇が通常よりも広く厚くなるケースもあります。

唇が強調されるケースは、下唇が上がりすぎて膨らみすぎている場合や、上唇と下唇の距離が大きくなりすぎている場合に顕著に現れやすいです。

ガミースマイルの人には不向き

ガミースマイルとは、笑ったときに歯茎が見えてしまう表情のことです。

正中線とは鼻のすぐ下から上唇までの距離のことで、正中線を短くするとさらに歯茎が大きく見えるケースがあります。

また、正中線がもともと長くなく、短くなった場合はガミースマイルになることもあります。通常の笑顔では、歯ぐきは1〜2mm程度見えています。しかし、ガミースマイルでは、3~4ミリの歯茎が露出しています。

そのためガミースマイルの方には、人中短縮術が適さない場合があることを覚えておきましょう

ガミースマイルの方でも向いている施術はありますので、まずは美容外科医に相談することが大切です。

人中短縮術をおすすめしたい人

人中短縮手術 デメリット

ここまでは、人中短縮手術のデメリットや失敗例を紹介してきましたが、人中短縮手術はデメリットばかりではありません。

以下のような人には、デメリットよりメリットのほうが上回り、納得のいく顔が手に入れられるでしょう。

自分が当てはまっているか、ぜひチェックしてみてください。

  • 顔に立体感がない人
  • 面長の人
  • 顔のたるみが気になる人
  • 老け顔の人
  • 豊かな口元の人

顔に立体感がない人

顔に凹凸が少なく平面に見える人は、人中短縮手術が有効です

顔に凹凸が少ない人は、顔の片側がもう片方よりも突出して見えることが多いため、結果としてアンバランスな顔立ちになっています。

顔の中央部分を短くすることで、顔を均等にし、よりバランスのとれた外観にすることができます。

面長の人

人中短縮手術は面長のお客様にも効果的です

顔の中央部を短くすることで、顔を短く見せ、より均整のとれた顔に見せることができます。

顔のたるみが気になる人

年齢を重ねるにつれ、顔のたるみが気になることがあるでしょう。

人中短縮術は、顔の中央部分を短くすることで、引き締まった若々しい顔立ちに見せることができます。

老け顔

実年齢より老けて見えると言われるお客様にも、人中短縮術は効果的です

顔の中央部分を短くすることで、顔の形をよりV字にでき、より若々しい印象を与えられます。

豊かな口元

豊かな口元を目指すなら、人中短縮手術が効果的です。

顔の中央部分を短くすることで、唇がよりふっくらと目立つようになります。

人中短縮手術後のデメリット

手術 人中縮手術

人中短縮手術は、顔の全体的な形を改善し、より若々しく魅力的に見せることができる外科的処置です。

しかし、人中短縮手術の手術には欠点がないわけではありません。人中短縮手術の手術に伴う傷跡や痛みについて心配される人も少なくありません。

人中短縮手術の術後の傷跡

人中短縮手術はメスを使う手術なので、術後に傷跡が見えます

手術直後は、切開部位の周囲に赤み、腫れ、あざができることがあります。赤みは通常、少なくとも1ヶ月は残り、最長で3ヶ月間続くこともあります。

傷跡が治り始めると、硬くなったりシコリができるケースがあります。これは通常の回復過程であり、硬さは術後4ヶ月以内に徐々に減少します

人中短縮手術の手術は鼻の下から施術するため、傷跡はマスクやファンデーションで簡単に隠すことができます。

人中短縮手術のダウンタイムの痛み

手術中は局所麻酔を行いますので、手術の過程で痛みを感じることはありません。

しかし、麻酔が切れた後、多少の不快感や痛みを感じることがあります。痛み止めが処方されることがありますが、市販の痛み止めを使用する場合は必ず主治医に相談しましょう。

さらに、回復期間中に鼻の下や口の周りにしびれや違和感を感じる人もいますが、時間の経過とともに改善されるはずです

人中短縮手術の術後の出血や腫れ

人中短縮手術の手術を検討する際には、それに伴うダウンタイムの可能性について知っておくことが大切です。

術後1~2日

手術後1~2日は傷跡から出血することがあるので、清潔に保って定期的に清潔なガーゼで傷跡を拭き取ることが大切です。この間は激しい運動を避け、患部を安静にさせることも大切です。

術後7日目

人中短縮手術の術後1週間は腫れるのが自然な経過で、さらに数週間は腫れが続くことがあります

人によっては内出血が起こることがありますが、通常1~2週間ほどで落ち着き、最終的には必ず消えます。この間、腫れは徐々に引いていきます。

2週間後

2週間後には、腫れがかなり引いて、通常の生活に戻れる人がほとんどです。

切開部分を保護し、傷跡を残さないために、直射日光はできるだけ避けてください

人中短縮術のリスク

人中短縮手術 デメリット

医療現場では、傷口から細菌やウイルスが体内に侵入することは極めてまれです。

しかし、メスを使う手術には、感染症や炎症のリスクが少なからずあります。術後の正しい注意点を知ることで、合併症を起こさずに最善の回復をすることができます。

人中短縮手術で起こりうるリスクは以下の通りです。

  • 感染症が起こる可能性
  • 瘢痕化
  • 想像と違う仕上がりになってしまう可能性

感染症が起こる可能性

重度の感染症にかかると、健康問題に発展する可能性があります。

感染症にかかると、発熱が続くことや傷口の異常といった症状が現れます

そのような場合は、施術を受けたクリニックへ速やかに相談しましょう。

瘢痕(はんこん)化

手術後の傷跡も大きな問題です。傷あとが残ると、精神的な苦痛を感じるでしょう。

一般的な瘢痕の予防策としては、傷口を圧迫しない、日光浴をしない、熱いシャワーの使用を控えることなどが挙げられます

また瘢痕が残った場合、瘢痕をなくす手術も可能です。

想像と違う仕上がり

手術後、理想的な結果が得られないというリスクがあります。

上唇、鼻などの形状に予期せぬ問題が発生する可能性があります。慎重に計画を立てないと、顔全体のバランスが崩れ、上唇が違って見えたり、鼻が広く見えたり、上唇が厚くなったりすることがあります。このようなリスクを認識し、その対策を理解することが重要です。

手術後すぐに結果がわかるわけではありませんが、顔の腫れは手術後6ヶ月ほど続きます。この間は、顔の形が変わってしまい、必ずしも理想的な仕上がりとは言えません。

また、人体の非対称性により、術後も顔のバランスが崩れる可能性があります。

手術は元に戻すことができないので、手術を受ける前に、自分の理想像を医師に明確に伝えることが大切です

また、唇や鼻の元の形も把握しておくと、最適な仕上がりにするために別の手術が必要になることもあります。これらの点を考慮すれば、手術後に希望通りの結果を得られる可能性がはるかに高くなります。

手術で後悔しないためには情報収集が大切

人中短縮手術 デメリット

今回は人中短縮術のデメリットやリスクを詳しく紹介しました。肌にメスを入れて行う手術ではデメリットやリスクがつきものです。

だからといって「人中短縮術をおすすめしない」わけではありません。

自分のコンプレックスを改良するためには、たくさんのリサーチなどが必要であり、メリットだけではなくデメリットやリスクも知る必要があります。

後悔せずに美容整形を受ける場合は、必ず医師のカウンセリングを受けてからするようにしてください。

人中短縮手術はこちらの記事でも解説しているので、ぜひ参考にしてください。

宮古はな

総合病院に7年、訪問看護に3年従事した看護師。 現在はライターとして活動中。 「キレイになりたい!」ための情報を発信しています♪

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この記事を書いた人

総合病院に7年、訪問看護に3年従事した看護師。
現在はライターとして活動中。
「キレイになりたい!」ための情報を発信しています♪

この記事の監修者

オオクボタカユキ
びよう研究所所長
薬剤師・博士(薬学)
メーカーにて医薬品の適正使用に関する業務に従事した後、総合病院にて臨床薬物治療に携わる。大学院博士課程にて多数の研究論文を執筆し博士号を取得。現在は人の幸福感を上げるための美容医療の研究を行っている。
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