30代になってから、20代の時に比べ肌状態が不安定になった….。
40代になって、ますます肌トラブルが気になる….。
このように悩まれていませんか?
30代・40代になると、様々な肌トラブルが出現してきますよね。
そこで今回は、加齢による肌の悩みを吹き飛ばすために、美肌効果が期待できる運動を紹介します。
年齢とともに肌悩みが増えたと感じる方はぜひ最後までご覧ください。
運動で期待できる効果
「コラーゲンやエラスチンの減少」「紫外線によるダメージの蓄積」「肌再生力の低下」これらをなるべく抑え、いつまでも若々しくいられるためにはどうすればいいのでしょうか。
その答えが”運動”です。
運動によって、以下の肌トラブル改善が期待できます。
- たるみ・しわなどのアンチエイジング効果
- クマやくすみの予防・改善効果
- 毛穴つまりや黒ずみの予防・改善
では、一つずつ解説します。
【運動効果1】たるみ・しわなどのアンチエイジング効果
化粧品メーカーのポーラと、立命館の研究チームの共同研究により、筋トレに美肌効果が期待できることがわかっています。
40代〜50代女性60名を対象に、有酸素運動のみと筋トレのみを行ってもらい、皮膚に対する効果を研究しました。
その結果、有酸素運動と筋トレどちらにも、皮膚の老化、加齢によって薄くなった皮膚の改善効果が見られたとのことです。
【運動効果2】クマやくすみの予防・改善効果
運動はからだを動かすことにより血行を促す効果があるため、クマやくすみ予防・改善効果があります。
運動で改善する症状は、青グマと青みかかったくすみです。
血行不良が原因による青グマと青みかかったくすみは、運動による血行促進作用で改善が期待できます。
また、運動にはターンオーバーを促す作用があり、茶色クマや茶褐色のくすみ、ごわついたくすみの予防にも役立ちます。
【運動効果3】毛穴つまりや黒ずみの予防・改善効果
運動は毛穴の機能を鍛えられるため、毛穴つまりや黒ずみの予防や改善効果が期待できます。
毛穴は体温調節のために汗の出口や、毛穴を拡張収縮させる役割、皮脂を排出して皮膚を保護する役割があります。
なかでも、皮脂を排出する機能の衰えは、毛穴を詰まらせる原因です。
涼しいあるいは暖かい屋内に長時間いると、体温調節する必要がなくなり、機能が劣っていきます。
つまり、毛穴の機能は、使われないと徐々に衰えます。
運動による発汗は毛穴の機能が衰えるのを防ぎ、毛穴つまりや黒ずみの予防や改善効果が期待できるのです。
美肌以外の30代・40代における運動のメリット
運動習慣を作ることで、美容や美肌などへのメリットがあるのはもちろん、健康面にも様々ないい効果が期待できます。
女性の場合、30代や40代になるにつれ、徐々に女性ホルモンのバランスが崩れやすいです。
その影響から、血圧やメンタルヘルス、骨密度の低下などのトラブルが生じやすくなってきます。
このようなトラブルに関しても運動が効果的です。
「運動が女性に与える影響」を調査した研究では、定期的な運動習慣を持つ女性は、以下のパラメーターが改善していることが報告されています。
- 血圧コントロール
- 癌の危険性
- メンタルヘルス
- 骨密度
美容や健康改善だけではなく、もちろんダイエットなどにも効果的なので、運動はとてもおすすめです。
運動のしすぎは逆効果になるので注意!
運動は肌に様々なメリットをもたらします。
しかし、運動のしすぎや強度の強い運動は、逆効果となり、肌や体内の老化を促すので要注意です。
からだに大きな負担をかける運動は、活性化酸素を多く生み出すた目です。
活性化酸素は細胞を酸化(サビ)させます。
サビは見た目も老化させるため、活性酸素を過度に分泌させないことが、アンチエイジングの肝となります。
アンチエイジングをしたいのであれば、
自重トレーニング、体幹トレーニング、ウォーキングといった
軽度の運動を行いましょう。
運動による美肌効果を高めるスキンケアの方法
外で運動するのであれば、スキンケアも欠かせません。
外出前に日焼け対策、帰宅したら汗や皮脂、花粉などの汚れを洗顔でしっかりと落とし、保湿ケアを行うことが大切です。
保湿ケアは、シミ・そばかすを予防するための美白ケアを行いましょう。
紫外線対策をしていても多少の紫外線は浴びているので、メラニンが生成されています。
30代における肌トラブルと原因
30代に多い肌トラブルには、以下の症状があります。
- シミ・そばかす
- 毛穴の黒ずみ・開き・たるみ
各肌トラブルが起こる原因と発生メカニズムを解説します。
シミ
30代のシミは、10代・20代から浴びた紫外線の蓄積が原因のひとつです。
紫外線を浴びると、肌を紫外線から守ろうとメラニンが生成されます。
通常であれば、ターンオーバーにより排出されてシミにはなりません。
しかし、30代から徐々にターンオーバーの周期が長くなるため、メラニン色素が蓄積されやすい肌状態になります。
その結果、メラニン色素の量が増えてシミができます。
他にも、ストレス、ホルモンバランスの乱れ、摩擦、外傷、ニキビ痕などによるメラニン発生も、シミの原因です。
紫外線予防、ストレスの発散、睡眠不足の解消、*美白化粧品でスキンケアをするなど、対策をしましょう。
*美白=そばかす・シミを予防
そばかす
そばかすは遺伝要因が大きい症状で、生まれつき、幼少期から思春期にかけて発生することがほとんどです。
後天的に発生した場合は、紫外線が主な原因といえます。
そばかすができやすい遺伝子を持っていて、それが紫外線により影響を受けて後天的にそばかすが発生していると考えられています。
毛穴の黒ずみ
皮脂分泌が過剰な方は、毛穴の黒ずみが起こりやすいです。
常に毛穴は皮脂がつまっている状態ですが、分泌が過剰になるとより毛穴につまりやすくなります。
さらに、剥がれ起きた角質などの汚れもつまり、混ざって角栓を作ります。
長期間、角栓がつまり徐々に酸化を起こしたものが「黒ずみ毛穴」です。
肌のテカリや毛穴の開きをメイクでカバーしようとするほど、
毛穴にファンデや下地などがつまり、黒ずみ毛穴が悪化させます。
毛穴の開き
毛穴は普段は小さく閉じており、皮脂分泌や体温調節のために汗をかくときだけ開きます。
しかし、開閉動作が正常に行われなくなり、常に毛穴が開きっぱなし状態になったのが「開き毛穴」です。
毛穴が開きっぱなしになると、皮脂の分泌量がさらに増えます。
その結果、皮脂や汚れをさらにつまらせ、できている角栓を成長させて毛穴をより押し広げる悪循環を引き起こします。
毛穴のたるみ
毛穴のたるみは「帯状毛穴」とも呼ばれ、涙型に例えられることも多く、毛穴が縦に伸びた状態です。
30代後半から気になりはじめるのは、加齢によるコラーゲン・エラスチン減少が原因です。
年齢を重ねるにつれ、徐々に線維芽細胞のコラーゲン・エラスチンを作るスピードが落ちます。
生成スピードの低下は、生成量の減少にもつながるため、肌のハリが失われ毛穴がたるみます。
他にも、
・たるみ毛穴が紫外線によるコラーゲンやエラスチンの劣化
・重力による皮下脂肪の下垂
・急激な皮下脂肪の増加
も毛穴がたるむ原因です。
40代における肌トラブルと原因
40代に多い肌トラブルには、以下の症状があります。
- シミ
- くすみ
- 小じわ
- しわ・たるみ
各肌トラブルが起こる原因と発生メカニズムを解説します。
シミ
40代で生じるシミは、30代のシミと同じように、紫外線によるメラニン生成の蓄積です。
30代のときにくらべ、さらにターンオーバーの周期が長くなるため、よりシミができやすくなります。
30代のころよりも、さらに入念な*美白ケアをする必要があります。
*美白=そばかす・シミを予防
くすみ
くすみは、様々な種類があります。
- グレーかかったくすみ
- 青みかかったくすみ
- 赤みかかったくすみ
- 黄みかかったくすみ
- 茶褐色のくすみ
- ごわついたくすみ
詳しい原因を解説します。
グレーかかったくすみ:乾燥が原因
肌に潤いがなくなると、透明感を失いくすんで見えます。
また、肌の乾燥によるキメの乱れも原因のひとつです。
乾燥してキメが乱れると、光を乱反射させるためツヤを作ることができず、肌がくすんで見えます。
グレーかかった肌印象を感じる方は、
高保湿なスキンケアアイテムで、
たっぷり水分を肌に与えましょう。
青みかかったくすみ:血行不良が原因
青みかかったくすみは、血行不良による血色の喪失や老廃物の滞りが原因です。
血行が悪くなると血色がなくなり、血管の青緑色が目立ちって顔の印象を青暗くしてしまいます。
また、血行不良は老廃物の排出を滞らせて蓄積させるため、顔がくすんで見えます。
「ホットタオルのパック」と「運動」で血行を促しましょう。
ホットタオルを顔にのせるだけなので、摩擦ダメージを肌に与えることなく顔の血行を促せます。
軽い運動は全身の血行を促せるため、くすみだけでなくむくみ予防・改善などにも効果があります。
赤みかかったくすみ
赤みかかったくすみは、炎症による血流増加が原因です。
肌が炎症すると、血流を増加させて肌が赤くなります。
さらに、赤みかかったくすみを起こしている方は、肌のバリア機能が低下し、紫外線や花粉、摩擦などの外的刺激を受けやすいことが数多いです。
かゆみや敏感肌を起こしている方は、バリア機能が低下している可能性が高いです。
刺激が強いスキンケア商品は使わないなど、対策をしましょう。
黄みかかったくすみ
黄みかかったくすみは、糖化により真皮層が黄色く変色することが原因です。
糖分の過剰な摂取、紫外線や喫煙、激しい運動などによる活性酸素の増加は、糖化を起こしやすくし、黄褐色の糖化タンパク質を作ります。
糖化は糖質とタンパク質の結合なので、肌組織に結合すると肌が黄みにくすんでしまうのです。
糖化は、糖質の摂りすぎだけでなく、老化の一種ともいわれています。
ただ、生活習慣も要因のひとつなので、見直しも必要でしょう。
茶褐色・ごわついたくすみ:ターンオーバーの乱れが原因
茶褐色のくすみや肌のごわつきとくすみは、ターンオーバーの乱れが原因です。
ターンオーバーが乱れると、メラニンが排出されにくくなり、肌全体が茶褐色っぽくなります。
クレンジング時や洗顔時などで強く顔を擦っている方や、紫外線対策をしていない方は、茶褐色のくすみを起こしやすいです。
ターンオーバーが乱れると、古い角質を排出し、新しくできた角質に生まれ変わることができません。
よって、古い角質が次第に重なり、皮膚が厚く硬くなり、光の透過の妨害や透明感を喪失させます。
その結果、くすみや肌のごわつきを感じるようになるのです。
ターンオーバーを促すには、保湿ケアの他にスクラブや泥パックなどで優しく古い角質を落とすのが効果的。
セルフケアで肌を傷めるのが心配であれば、美容クリニックでピーリングを受けるのもおすすめです。
小じわ・しわ・たるみ
小じわは、肌の乾燥により目尻などにできる細かく浅いしわです。
肌の潤いがなくなるとハリが低下し、しわができやすくなります。
ほうれい線などの深いしわやたるみは、潤い不足によるハリ低下だけでなく、コラーゲンやエラスチンの減少が大きな原因です。
コラーゲンやエラスチンの減少は、紫外線や重力による皮下脂肪のたるみ、表情筋の衰えが原因で起こります。
40代以降になると保湿ケアだけではなく、
美容施術を用いてコラーゲン・エラスチンを増加させるたるみケアが
必要になります。
まとめ:運動で30代・40代でも美肌を手に入れよう!
今回は、運動で美肌を手に入れようというテーマで紹介しました。
今回のまとめです。
- 30代・40代においては、運動によって健康的で美しい肌を手に入れることができます。
- 運動効果1:たるみ・しわなどのアンチエイジング効果
- 運動効果2:クマやくすみの予防・改善効果
- 運動効果3:毛穴つまりや黒ずみの予防・改善効果
運動によって肌トラブルの改善が期待できることを理解し、運動とスキンケアを併用することで、肌トラブルを解消できます。
運動を習慣化し、健康的で美しい肌を手に入れましょう!
動画でも解説しています
筆者であるオオクボは、動画でも美容情報を発信しています。
今回の記事も動画で解説していますので、よければ視聴してみてください。