冬の日焼け対策はつい油断してしまいがちですが、紫外線は一年中降り注いでいます。
そして、実は冬こそ紫外線対策をすべきなのです。
今回は、「冬の紫外線対策」ということで、冬におすすめな日焼け止めを3つご紹介したいと思います。
冬でも日焼け止めを使うべき理由
紫外線は一年中存在し、室内にも入り込んでしまいます。
特に、車や電車の中では、窓ガラスの透過性が非常に高いため、紫外線対策により一層注意していきたいところです。
そして、冬の紫外線対策のポイントとしては、雪の紫外線反射に注意が必要です。
雪の紫外線反射は、アスファルトの約5倍と言われています。そのため、雪が積もる地方に住んでいる方は、冬の紫外線対策に特に力を入れていく必要があります。
日焼け止めで肌が荒れる理由
前述したように、冬でも紫外線対策は必須になります。
そのため、日焼け止めは一年中手放すことのできないアイテムです。
しかし、中には「日焼け止めで肌が荒れてしまう」という方もいらっしゃいます。肌が荒れてしまうと、日焼け止めの使用を避けてしまい、結果として紫外線のダメージを受けることに繋がります。
そのような状態を防ぐために、日焼け止めで肌が荒れてしまうメカニズムをしっかり学んでおく必要があります。
まず、結論から言うと、日焼け止めは肌への刺激がそもそも強いです。
日焼け止めには、紫外線吸収剤タイプと紫外線散乱剤タイプの2種類がありますが、特に紫外線吸収剤タイプの日焼け止めは肌へのダメージが大きいと言われています。
紫外線吸収剤タイプの日焼け止めは肌ダメージが大きい
紫外線吸収剤タイプの日焼け止めは、肌の上で化学反応を起こすことで紫外線が肌に入り込まないような仕組みになっています。
そのため、化学反応が起こる過程でエネルギーが発生し、そのエネルギーが肌にダメージを与えてしまいます。
紫外線散乱剤タイプの日焼け止めは肌ダメージが比較的マイルド
紫外線散乱剤タイプの日焼け止めは、その名の通り「紫外線を反射・散乱させる」ことで紫外線の吸収を防ぎます。特に化学反応を起こしているわけではなく、あえて白浮きさせてテカテカにすることで紫外線を反射させ、紫外線が肌に入り込まないようにする、というメカニズムです。
紫外線錯乱剤タイプの日焼け止めは比較的肌ダメージが少ないため、肌の弱い方にオススメです。
生活シーンに合わせた日焼け止め選びが重要
このように、日焼け止めには紫外線吸収剤が入っているものと紫外線散乱剤が入っているものの2つのタイプがあります。
肌の状態やシーズンに合わせて最適なものを使っていくことが重要になります。
冬の日焼け止め選びのポイントは、ただ単に紫外線をブロックする力が強ければいいというものでもありません。
上の表にもある通り、生活シーンに合わせた日焼け止めを選んでいくことが非常に重要になります。
日焼け止めは、PAやSPFの数値が高いほど紫外線をブロックする力も強くなりますが、もちろんその力が高ければ高いほど肌への刺激も強くなります。
肌荒れを最小限にしながら、かつ紫外線をブロックするためには、生活シーンに合わせた最適な日焼け止めを選ぶ必要があります。
例えば、炎天下でレジャーやマリンスポーツを長時間やる場合は、SPF50+/PA++++のようなものが必要になります。
しかし、インドア派で、冬の紫外線が強い時期にほとんど外出しないという方にSPF50の日焼け止めが必要かと言われると決してそうではありません。そのような方には、SPF10-30/PA++くらいの日焼け止めが良いでしょう。
このように、ご自身の生活やライフスタイルに合わせて日焼け止めを選んでいきましょう。
冬におすすめな日焼け止め3選
上記で説明した日焼け止め選びのポイントを押さえながら、冬におすすめの日焼け止めを3つご紹介します。
- ニベアサン プロテクトウォータージェル
- キュレル Curel UVエッセンス
- MT プロテクトUVジェル
それぞれ詳しく説明します。
ニベアサン プロテクトウォータージェル SPF35/PA+++
ニベアで販売している、有名な日焼け止めになります。
【特徴】
・紫外線吸収剤タイプで白浮きしない
・アルコールフリー
・伸びが良く保湿力もあるため日常生活で非常に使いやすい
ニベアのプロテクトウォータージェルの中で1番有名なものは、SPF50の紫外線をブロックする力が非常に強いものですが、冬にそこまで多く紫外線を浴びないという方にはSPF35/PA+++の少しマイルドなものが良いかと思います。
また、肌が弱い方は、「ニベアサン プロテクトウォータージェル こども用」という製品がオススメです。SPF28/PA++というかなりマイルドな製品です。
実際に使ってみると、非常に塗りやすく、白浮きもしません。また、伸びも良く、乾燥することもありませんので、日常生活で使っていく場合には使いやすい製品と言えます。
さらに、ヒアルロン酸も入っていて保湿力もありますので、スキンケアにも配慮された優秀な製品という印象です。
キュレル Curel UVエッセンス SPF30/PA++
2つ目にご紹介するのは、キュレルのUVエッセンスです。
【特徴】
・紫外線散乱剤タイプ(紫外線吸収剤無配合)
・アルコールフリー
・ノンコメドジェニックテスト済み
こちらは紫外線吸収剤が無配合の、紫外線散乱剤タイプの日焼け止めになります。
とても肌に優しい設計になっており、さらにアルコールフリーでノンコメドジェニックテスト済みの製品になります。そのため、ニキビやコメドができやすいという方にもオススメできる日焼け止めになります。
MT プロテクトUVジェル SPF34/PA+++
冬の日焼け止め対策として3つ目にご紹介するのが、MT プロテクトUVジェルです。
「金額を気にせずに一番良い日焼け止めを教えてください」と言われたら僕は間違いなくこれをオススメします!
【特徴】
・50gで4400円(公式サイト)
・紫外線吸収剤タイプ
・美容成分配合(ビタミンC誘導体、ビタミンE)
・フリーラジカルの発生から肌を守り、肌ダメージが少ない
こちらは、紫外線吸収剤タイプの日焼け止めになりますが、日焼け止めの製品では珍しく美容成分が配合されています。
具体的には、ビタミンC誘導体やビタミンEが配合されています。そのため、紫外線吸収剤タイプの化学反応によって発生するフリーラジカルやそういった炎症物質から肌を守っていくようなメカニズムが設計されています。
しかし、この製品の唯一のデメリットは価格が高いことです。50gで4400円という価格設定になっていますので、結構な金額の日焼け止めになります。
しかし、その分、製品価値はあると言えます。
この金額を惜しまず出せるという方には非常にオススメできる製品と言えます。
自分に合った日焼け止めで冬の紫外線対策も欠かさずに!
今回は、冬におすすめな日焼け止めをご紹介させていただきました。
まず重要なこととして、冬でも紫外線は思っている以上に強く降り注いでいますので、日焼け止めの使用は必須となります。ただし、真夏のマリンスポーツで使用するようなSPF50/PA++++のような強力なものは冬の日常生活ではあまり必要ではありません。紫外線をブロックする力が強ければ強いほど、肌が受けるダメージも大きくなってしまいますので注意が必要です。
今日ご紹介した製品は以下の3点です。
- ニベアサン プロテクトウォータージェル SPF35/PA+++:プチプラ日焼け止めで紫外線吸収タイプのオススメ
- キュレル Curel UVエッセンス SPF30/PA++:プチプラ日焼け止めで紫外線散乱タイプ(肌が弱い方)のオススメ
- MT プロテクトUVジェル SPF34/PA+++:価格は高いが、美容成分を配合することで肌ダメージを抑えた紫外線吸収タイプの日焼け止め
肌のダメージを極力抑えながら紫外線対策をするためには、肌の状態や利用シーンによって日焼け止めを使い分けることが重要になります。
紫外線は日焼けだけでなく、シミ・シワの原因になったり、皮膚がんや免疫機能低下といった体への悪影響を与えると言われています。
日焼けのメカニズムについて理解を深め、日頃からしっかりと紫外線対策をしていきましょう!
冬の日焼け止め対策についてYouTubeで見るには
今回ご紹介した内容は、以下のYouTubeでご覧いただけます。
冬におすすめの日焼け止めについて、実際に製品を使用しながら、正直に使用感をレビューしています。
興味がある方はぜひご覧ください!