顔・背中・胸元にニキビができて、やっと治ったと思ったら跡になっていた!
このような経験のある方は多いです。
ニキビ跡は一度できたら中々消えないですが、何とかして跡を消したいですよね。
しかし、誤ったケアではニキビを余計に発生させてしまうことも。
今回はニキビ跡のセルフケア方法と、ニキビを発生させない肌作りについて紹介します。
ニキビ跡はなぜできる?メカニズムとは
ニキビ跡ができる前は必ずニキビが発生します。まずはニキビのメカニズムと正しい対処法を知りましょう。
ニキビができる流れ
肌のトラブルは体の何らかのバランスが乱れた時に発生します。
- 栄養バランス
- 睡眠不足
- ホルモンバランス
- 乾燥・冷え・紫外線・大気など外部からの刺激
このように何らかの要因があると、皮脂分泌が増加して毛穴がつまります。
毛穴がつまるとニキビの原因のアクネ菌が増殖し、炎症が起こるのです。
ニキビは年齢によってもできやすい場所が異なります。
思春期はホルモンバランスが乱れており、皮脂分泌が多くなりTゾーンを中心にできます。
大人になると角質がつまったり乾燥しやすい頬や顎、顔の輪郭を中心にできます。
皮脂をコントロールし保湿をして、ニキビ対策をしましょう。
ニキビにも種類がある
ニキビの種類は以下の通りに分かれています。
- 白ニキビ…毛穴に皮脂がつまった状態。最も軽度のニキビ。
- 黒ニキビ…皮脂や角質が酸化して黒くなった状態。
- 赤ニキビ…つまったものを栄養分として、アクネ菌が増殖し炎症を起こした状態。
- 黄ニキビ…炎症が悪化して黄色い膿ができた状態。最も重度のニキビ。
黄ニキビまで進行してしまうと、炎症が周りの皮膚にも広がる恐れがあります。
炎症が起こる赤ニキビからは放置するとニキビ跡になりやすいです。
適切な対処をしてニキビを早急に治すことでニキビ跡になるのを抑えられます。
ニキビができた時の対処法
ニキビができた時はどうしていますか? 潰す・膿を押し出すのは厳禁です!
白・黄色の膿は芯のように見えるので、潰してしまう人がとても多いです。
ピンセットや専用器具まで販売されており、アフターケア法まで紹介しているサイトもありますが、ニキビはまず触ること自体がタブーです。
ニキビをつぶすとニキビ跡の原因になり、しかもクレーター状の跡ができることも。
特に指でニキビを触るのは、雑菌がニキビに付着する可能性が高くなります。
炎症が悪化する原因になるので、気になっても触る・潰す行為はやめましょう。
ニキビは触っちゃだめ!保湿・皮脂の吸収・殺菌・ターンオーバーの促進で治そう
炎症を起こした皮膚はできる限り刺激を与えず、優しくいたわるのが大切です。
肌に触れるタオルや寝具は常に清潔にし、朝晩2回の洗顔を必ず行いましょう。
殺菌効果のある塗り薬や洗顔料を使うのも効果的です。
何より睡眠不足と栄養の偏りを治して、規則正しい生活を心掛けましょう。
ニキビ跡のセルフケア方法
どんな対策をしていてもニキビ跡はできてしまいます。
ニキビ跡の種類別のセルフケア方法を紹介するので、ぜひ今日から実践してみてください。
赤みがあるニキビ跡
ニキビ跡の中では比較的治しやすく、メイクでも隠れやすいです。
炎症によって肌がダメージを受けたため、中の血管が透けて見えている状態です。
赤いニキビ跡は皮膚が通常より薄く弱っているので、刺激によって治りにくくなってしまいます。
紫外線を浴びず、手などの雑菌に触れないよう日頃から気をつけましょう。
赤いニキビ跡に効果的なのはビタミンCです。炎症を抑える効果があります。
ビタミンC配合のスキンケアやサプリメントを飲むのがおすすめです。
色素沈着したニキビ跡
赤いニキビ跡がずっと治らず、メラニン色素が過剰に生成されると色素沈着に発展します。
茶色や紫色を帯びていてシミのような跡になって残った状態です。
ニキビの炎症がずっと治らないままだと、肌を守ろうとするメラニン色素が分泌されすぎてしまいます。
色素沈着したニキビ跡には漂白・美白効果がある成分が効果的です。
ビタミンC・プラセンタ・ハイドロキノンなどが挙げられます。
シミ・そばかすに効果があるスキンケアを使っても効果が期待できます。
「医薬部外品」「薬用」と記載がある化粧品がおすすめです。
クレーター状のニキビ跡
黄ニキビなどで炎症を繰り返した結果、肌の深い部分までダメージが残った状態です。
肌の奥深くはターンオーバー機能がなく、一度傷つくと再生が困難です。
そんな肌の深い部分まで跡が残ったクレーター跡は、セルフケアは難しいです。
しかしターンオーバーを促進させるのが効果的です。完全には治せなくても以前よりましな状態へ持って行ける可能性があります。
ターンオーバーを促進するには、古い角質を取り除く効果があるピーリングがおすすめです。
AHA・BHA・PHAが配合されているスキンケアを選びましょう。
ただしピーリングのやりすぎは肌にかえって負担をかけるので禁物。多くとも週1~2回に留めてください。
ニキビのできない肌作りとは
ニキビ跡に悩まされるなら、そもそもニキビができない肌作りを行いましょう。
肌環境を改善すれば自然とニキビ跡も薄くなっていきます。
日常生活とスキンケアに分けて、肌環境を整える方法を紹介します。
日常生活でできること
肌の状態は日頃の生活が反映されます。バランスの良い食事を心がけましょう。
ビタミン摂取はとても重要です。サプリメントで補うのもおすすめです。
また、22時~2時は「肌のゴールデンタイム」と呼ばれる大切な時間です。
この時間に質の良い睡眠を取るように心がけましょう。
更に、肌に直接触れる枕などはできる限り頻繁に交換して清潔に保ちましょう。
枕の上にタオルを置いて毎日交換する・髪の毛が寝ている時顔にかからないようにするなど日常的に肌に刺激を与えないのが重要です。
スキンケアでできること
メイクをしている方は必ずその日のうちに落として就寝しましょう。
皮脂がメイクによって毛穴につまりやすくなると、ニキビもできやすくなります。
肌は摩擦に弱いので、洗顔の際はゴシゴシせず優しく洗いましょう。洗顔料はくまなくすすぎ、タオルも清潔なものを使い擦らないように気をつけてください。
また、シャンプーのすすぎ残しもないように、すすぎは念入りに行いましょう。
スキンケアはニキビ予防・治療に特化したアイテムを選ぶのが効果的です。
定期的にピーリング・美容パックをして肌にスペシャルケアをするのもおすすめです。
また、肌の負担にならない軽い仕上がりのメイクにするのも大切。
毎日フルメイクではなく、肌をいたわる日も作りましょう。
【おわりに】ニキビ跡には長期戦で挑もう
ニキビ跡は簡単には消えません。長期的に対策をするのが大切です。
根気強くケアをして、ニキビができにくい肌作りも並行して行いましょう。
セルフケアでもニキビ跡は薄くなります!
今日から実践して、数か月後・一年後の肌をいたわってあげてください。