「たれ目形成のデメリットは?」「たれ目形成の特徴・費用相場・概要がしりたい」
このように考えている方は多いでしょう。
たれ目は、人相学的に「やさしそう」「笑顔がかわいい」「庇護欲をかき立てる」などの特徴を持っています。
また、たれ目には、相手にやわらかい印象を与える効果があります。そのため、「たれ目にしてみたい」と感じる方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、たれ目について特徴や種類、施術、施術費用、メリットとデメリットについて紹介します。特に、術後のデメリットについては、リスト化しておまとめしているのでご確認ください。
たれ目形成とは
たれ目形成とは、下まぶたの外側を引き下げることで目を大きく見せる施術を指します。
専門的には、グラマラスラインや下眼瞼下制術という名称があります。
目を大きく見せる施術には、ほかに埋没法や目頭切開法などがありますが、たれ目形成は目尻の下側を広げることでやわらかい印象の目元にできるという特徴を持っています。
垂れ目整形の手術の順番
手術時間は、1時間30分〜2時間程度です。たれ目形成の順番は以下の通りです。
- 切除量を決める
- 余分な皮膚の切除
- 縫合
- 抜糸
それぞれ紹介していきます。
(1)切除量をきめる
ご希望のたれ目に応じて、切除する皮膚の量を決定します。
(2)余分な皮膚の切除
実際にメスを入れ、余分な皮膚を切除します。
(3)縫合
下まぶたのラインに沿って、カーブを描くように細い糸で縫合します。
(4)抜糸
術後1週間経ったら、抜糸をします。抜糸後は、アイメイクによって術後をごまかすことができます。
また、手術にともなうリスクは個人差はありますが術後に内出血や痛みや熱感が2週間程度出る場合があります。
たれ目形成の費用相場
たれ目形成の費用の相場は、数万円〜50万円程度です。金額差は施術方法による違いです。
たれ目形成には、大きく分けて切開法・埋没法・ボトックス注射という施術方法があります。この中で、切開法は高額でボトックス注射は、比較的安価で受けられます。
また、費用面で不安がある場合は、モニター募集や初めての方を対象にしたキャンペーンを実施しているクリニックもあります。
ボトックスは効果があまりなく、一時的なものになります。
(1)切開法の費用相場は40〜50万円
切開法の特徴は、はっきりとした仕上がりになり、他の施術方法と比べると持続時間も長くなります。
しかし、ダウンタイムがあるため、実際に手術を受ける際には、ダウンタイム期間を考慮した上での日程調整や段取りが必要です。
(2)埋没法の費用相場は20~30万円
埋没法の特徴は、切開しない点です。また、やり直しもしやすいため、万が一失敗しても安心できます。
しかし、糸が取れるともとに戻ってしまうため、再手術を検討が必要になる場合があります。
(3)ボトックス注射の費用相場は5万円
ボトックス注射の特徴は、周囲にバレづらく他の施術と比べて費用がおさえられる点です。また、ダウンタイムもほとんどありません。
しかし、持続期間が短いので、たれ目のイメージを確認するためのお試しとして受けてみるのがおすすめです。
たれ目形成のメリット
たれ目形成のメリットは、大きくわけて5つあります。
(1)つり目の解消になる
たれ目形成をすることによって、つり目の改善につながります。
つり目のため、気が強い印象を与えてしまうことにお悩みの方にとっては、お悩みの解消につながるかもしれません。
(2)やわらかい印象になる
たれ目形成をすることによって、目元に目尻がよって笑顔がよく似合うやわらかい印象につながります。
やさしく見える目元になることで全体的にフェミニンな印象が漂います。
(3)目をぱっちり大きく見せたい
たれ目形成をすることによって、目の見え方が大きく見せられます。
目元がぱっちりとした印象になるため、術前よりも目が大きく見えます。
(4)カラコンが似合う
たれ目形成をすることによって、カラコンがよく似合う目になります。
目頭よりも目尻が下がっていることでキュートな印象を与えるので、より魅力的な目になってカラコンがよく似合います。
たれ目形成のデメリット
たれ目形成のデメリットについてご説明します。
たれ目形成のデメリットは大きく分けて4つあります。それぞれくわしく見ていきましょう。
以下のデメリットを読み、よく判断したうえで慎重な意思決定が必要です。
特に、埋没法やボトックス注射は、ダウンタイムも短くやり直しができますが、切開法の場合は、やり直しができません。
そのため、慎重に意思決定が必要になります。
(1)手術そのものにともなうリスク
これはたれ目形成の手術に限らず、どの手術にも共通して言えることですが、手術にはリスクがともないます。
たれ目形成においては、術後の腫れや痛み、感染症、出血などが挙げられます。
(2)傷あとが残る可能性がある
切開法によるたれ目形成の場合、下まぶたの裏側に傷あとが残ってしまう可能性があります。
とは言え、裏側の傷であるため、正面から見ている限りはわからないため、見た目に関してはあまり気にする必要はありません。
同様に、下まつ毛の生え際の傷あともうっすらと残る可能性があります。
しかし、目元のメイクをすることでほとんど目立つことはなくなります。
そのため、目元のメイクをあまりしない人にとっては、おすすめできません。
(3)ダウンタイムがある
たれ目形成の切開法と埋没法では、ダウンタイムがあります。
一般的に、切開法の場合、ダウンタイムが1週間程度かかります。ダウンタイムは、個人差があるため期間が人によって異なります。
また、ダウンタイム中にはメイクができないこともあるため日常生活に支障をきたす可能性があります。
そのため、手術を受ける場合はダウンタイムも見越した上でのスケジュールを組みましょう。
(4)三白眼になる可能性がある
たれ目形成は、やりすぎると三白眼になってしまうデメリットがあります。たれ目形成は、下まぶたの下げて切除し、縫合する手術です。
そのため、下げすぎてしまうと黒目の下の白目の割合が減ってしまい、三白眼になってしまう可能性があります。
三白眼には、アンニュイな印象や神秘的な印象を与えますが、そういった印象を与えることが目的でなければ、下まぶたを下げすぎることはおすすめできません。
(5)加齢とともにたれ目が似合わなくなる可能性がある
たれ目形成には、加齢とともにたれ目が似合わなくなってしまうデメリットがあります。
歳をとるにつれて、顔にたるみが出現して、目元全体が垂れ下がったような印象になってしまう可能性があります。
また、10〜20代まではキュートでかわいらしい印象を与えたいと思う方は多くいらっしゃいますが、30〜40代にかけて、キュートよりもクールな印象を与えたいと思う方が増えます。
そうすると、30〜40代になるにつれて、目元だけが子どもっぽい印象の顔になってしまう可能性があります。
後悔しない医師を選ぶためには?
メリットとデメリットを見比べた上で、手術や施術を希望する場合は、信用できる医師やクリニックを選びましょう。
美容外科手術は、医師免許さえもっていれば誰でも行なえます。
昨日まで別の科に所属していた医師が今日からたれ目形成手術を行うという可能性だってあります。
(1)担当医を決定する
美容外科の担当医の中には、器用な人も不器用な人もいます。
美容外科医の全員が同じ技術をもっているわけではないため、過去の手術の結果で慎重な担当医の決定を行いましょう。
実際に美容外科の手術を受けた友人が身近にいれば、情報を共有できます。
また、ホームページのプロフィールも判断材料になります。
手術症例や経歴や医師としての責任などを見ることで、自分の希望とフィットしているかどうかを判断できます。
(2)カウンセリングの実施
カウンセリングにはじっくりと時間をかけるとよいでしょう。手術の主役は患者です。
患者の要望をきちんと伝え、しっかりと受け止めてくれる医師の方が信用できます。
カウンセリングに十分な時間を確保して、メリットとデメリットについてくわしく説明してもらって、納得した上で意思決定を行います。
また、カウンセリングと手術の担当医と手術後の担当医が一貫していることも安心材料になるでしょう。
そのため、常に担当医に心配や不安を打ち明けられるかどうかも判断材料になります。
(3)10年以上の実績がある
一般的に手術技術は、年齢に応じて向上します。
長年キャリアを積んで、多くの手術経験があれば多様なケースに直面します。
多様なケースへの対応力があればあるだけ、手術結果に対する信用が高まります。
そのため、担当の美容外科医が10年以上の実績があるのかどうかも判断材料です。
(4)セカンドオピニオン
医療行為は、知識や医学的判断根拠などに基づきますが医師のこれまでの経験則が左右します。
あまりに多くの異なる意見を聞いてしまうと混乱してしまう可能性がありますが、医師ひとりの経験では直面しなかったケースがあるため、別の医師の意見にも耳を傾けることはとても大切です。
まとめ
今回はたれ目形成のメリット・デメリットについてまとめました。
たれ目形成には、3つの方法があり、それぞれにメリットとデメリットがあります。自分の要望に最も近い選択肢を選びましょう。
そして、メリットとデメリットをよく見比べた上で、一番自分にとって安心できる選択肢を選びましょう。
このコラムに書いてあることは筆者が独自に調査した内容をまとめたものであり、正しい医療知識を保証するものではありません。後悔せずに美容整形を受ける場合は、必ず医師のカウンセリングを受けてからするようにしてください。