みなさんはたるみを改善したいとき、何を思い浮かべますか。
多くは、自分でできるケアを思い浮かべると思います。例えば、表情筋トレーニングやアンチエイジングなどがあげられます。
しかし、実はクリニックでできるたるみ改善方法が実はあるんです。それが「糸リフト」と「ハイフ」です。
今回は、糸リフトとハイフについてご紹介します。
【この記事を読むと分かること】
・糸リフトとハイフの違いが分かる
・糸リフトとハイフのメリット・デメリットが分かる
・施術の併用ができるか分かる
糸リフトとは
糸リフトとは、特殊な糸を皮膚の下に通し、物理的にたるんだ肌を持ち上げる施術のことを言います。
治療に使う糸にはトゲがついており、そのトゲが皮膚を持ち上げます。
糸リフトで期待できる効果は以下の通りです。
【糸リフトで期待できる効果】
・たるみ改善
・フェイスラインがスッキリする
・トゲの刺激によって血流が良くなり、皮膚の活性化に繋がる
・コラーゲンやエラスチンの生成が促され、肌のハリや弾力がアップし若々しくなる
糸リフトのメリット
糸リフトには以下のようなメリットがあります。
ダウンタウンが短い
肌を切り開いて施術を行う切開より、ダウンタイムがかなり短いのがメリットです。
切開は肌に負担がかかるので、完全に腫れが引くまで約1ヶ月かかったりします。
糸リフトは糸を挿入するだけなので傷跡も小さいです。さらに、多少の腫れがあっても1週間もあれば自然と引いていきます。
施術時間が短い
糸の挿入なので20~30分あれば終わります。普段忙しい方でも、気軽に施術を受けられるのがメリットです。
ただし、麻酔を使用する場合は少し時間がかかるため、トータルで1時間かかると思っていてください。
抜糸の必要がない
糸の施術と聞くと「糸は抜かないといけないの?」と思う方もいます。
しかし、糸リフトは抜糸がありません。
糸を挿入したままハリをキープさせる必要があるので、抜糸を行わずに日常を過ごせます。
効果がすぐにでる
美容クリニックの施術では、ダウンタイムが過ぎてから効果がでたり、しばらくしてから徐々に効果がでる施術が多いです。
しかし、糸リフトは施術後からすぐに効果が現れます。
糸リフトのデメリット
糸リフトには以下のようなデメリットがあります。
2年程で効果が切れる(溶ける糸の場合)
溶ける糸を使用した場合、およそ2~3年で体内に吸収されます。
時間が経ち、糸が体内に吸収されると徐々に糸リフトした箇所が下がって見えてきます。
美肌効果は残りますが、その効果もいずれなくなってしまいます。
そのため、2年ほどしてからもう一度通院する必要があります。
糸が見える可能性がある(溶けない糸の場合)
こちらは溶けない糸を使用した際のデメリットになります。
溶けない糸は吸収されずに体内に残り続けます。
しかし、皮膚が薄くなると糸がうっすら見える可能性があります。
また、顔が引きつって見えるデメリットもあります。
糸リフトに向いている人
糸リフトは、以下のような人に向いています。
- たるみが強い人
- すでにたるんでいる人
- しっかりリフトアップしたい人
ハイフとは
高密度焦点式超音波療法のことをハイフと言います。
超音波の熱エネルギーを肌に与え、ダメージ修復のためにコラーゲンの生成が起こる反応を利用した方法になります。
糸リフトと同じ切らないリフトアップに分類されます。
ハイフで期待できる効果は以下の通りです。
【ハイフで期待できる効果】
・肌の深い層にあるSMAS層に熱エネルギーを与えると、タンパク質が凝縮されてリフトアップ効果
・肌の浅い層にエネルギーを与えると、小ジワ改善やハリのアップ
ハイフのメリット
ハイフには以下のようなメリットがあります。
ダウンタイムがほぼない
基本エネルギーを肌に当てるだけなので、針穴などの傷もつきません。
腫れもほぼないので、施術後すぐにメイクもできます。
糸リフトより傷みが少ない
肌を傷つけないため糸リフトより傷みが少ないのもメリットです。
痛みを感じた場合でも我慢できるくらいの痛みなので、痛みに弱い人でも施術を受けられます。
麻酔も希望できるので、不安な方はドクターにご相談ください。
ハイフのデメリット
ハイフには以下のようなデメリットが挙げられます。
肌が乾燥しやすい
ハイフを受けると乾燥に敏感になります。
施術後はいつもより丁寧に保湿を行ってください。
効果を感じるまでに時間がかかる
ハイフは施術後1~3ヶ月後に効果を感じます。
すぐに効果を感じたい人にはオススメできません。
さらに、効果は永久ではありません。そのため、定期的にハイフを行う必要があります。
ハイフに向いている人
ハイフは以下のような人に向いています。
- たるみ始めた人やたるみを予防したい人
- エイジングケアを意識し始めた年齢の人も
一般的に20代後半から肌のたるみは始まると言われるので、その時期にハイフを始めるのもオススメです。
糸リフトとハイフの併用はできる?
糸リフトとハイフの併用はできます。
それぞれの特性から、さらなる引き上げ効果が期待できるようです。
しかし、同じ日の施術はできません。先に糸リフトを受け、しばらく時間をおいてからハイフを受ける形になります。
【おわりに】糸リフトとハイフで迷ったら
いかがでしたか。
糸リフトとハイフそれぞれにメリット・デメリットがあることが分かったと思います。
悩みやライフスタイルに合わせて、自分に合った施術を選ぶことが大切です。
「たるみを予防したいけどどちらにするか迷う!」という方は、ぜひクリニックに相談してみてください。
この記事が参考になれば嬉しいです。