ホワイトニングの種類や持続期間は?痛む原因や黄ばみのセルフ対策も紹介

ホワイトニング

ホワイトニングの料金は非常に高いので、ホワイトリングをするのは勇気がいりますよね。

実は、ホワイトニングにはさまざま種類があり、ホワイトニングのタイプによっては数千円から始められるものもあります。

そこで今回は、ホワイトリングの種類を紹介しながら、種類別の効果や持続期間、ホワイトニングの痛みについて解説します。

最後に自宅でできる黄ばみ対策も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

目次

ホワイトニングの種類

ホワイトニング 種類

まずは、ホワイトニングの種類を解説します。

ホワイトニングには大きく分けて3つの種類があります。

  1. オフィスホワイトニング
  2. ホームホワイトニング
  3. エステサロンで行うホワイトニング

では、ひとつずつ解説していきます。

オフィスホワイトニング

美容クリニックや歯科医院で行われるホワイトニングは、まさにイメージ通りのホワイトニングです。

日本人の歯は、歯の内側にある象牙質がそもそも黄ばんでいることが多い傾向にあります。
よって、表面の汚れをきれいに除去したとしても、真っ白な歯を手に入れることは難しいです。

オフィスホワイトニングでは、象牙質の黄ばみを漂白していくような薬剤とレーザーを使用し、芸能人のような真っ白な歯を目指せます。

ホワイトニングにはさまざまなものがあり、歯の表面のみをキレイにするタイプも選択可能です。

メリット
  • ホームホワイトニングに比べて短期間でホワイトニング効果を実感できる
  • 歯の本来以上の白さを目指せる
デメリット
  • 色が元に戻りやすい
  • 費用がかかる

ホームホワイトニング

歯科クリニックへの通院が億劫な方や難しい方は、自宅でもホワイトニングを受けられます。

歯並び沿って作製したマウストレーに専用のホワイトニング薬剤を入れ、装着してホワイトニングを行っていきます。
装着時間は、1日数時間から2〜4週間が一般的です。

低濃度の薬剤を使用するためオフィスホワイトニングと比べ効果の実感までに期間を要します。
しかし、その分安全性も高く効果も長く持続しやすいといったメリットもあるので、オフィスホワイトニングにするかホームホワイトニングにするか、よく検討するとよいでしょう。

また、ホームホワイトニングはオフィスホワイトニングと併用して行うことも可能です。
併用するホワイトニングは「デュアルホワイトニング」と呼ばれています。
黄ばみがより生じにくくなり効果も長持ちするのがメリットです。

メリット
  • 薬剤の濃度が低く安全性が高い
  • 時間をかけて白くするため効果が長持ちしやすい
  • 通院の手間がない
デメリット
  • オフィスホワイトニングよりも実感するまでに期間がかかる

エステサロンで行うホワイトニング

エステサロンなどで行うホワイトニングは「セルフホワイトニング」と呼ばれています。

この方法は、歯の表面についた汚れを落とすことで歯を白く見せていくタイプです。

セルフホワイトニングは医療従事者がいないため、医療行為はできません。
象牙質へのアプローチは医療行為なので、クリニックでのみ受けられるホワイトニング方法です。

ただ、コーヒーなどによるステインを落としたいという方は、セルフホワイトニングで十分でしょう。

メリット
  • 安価で受けられる
  • ステインの汚れを落とせる
  • 歯本来の白さを手に入れられる
デメリット
  • 真っ白な歯にするのはほぼ不可能

ホワイトニングの持続期間

ホワイトニングの持続期間

ホワイトニングの持続期間は、ホワイトニングの方法によって異なります。

クリニックとエステサロンに分けて、ひとつずつ解説しますね。

クリニックでの持続期間

歯科医院やクリニックで行うオフィスホワイトニングの場合、効果持続期間はおよそ半年です。

定期的に歯のクリーニングを受けながら、その都度ホワイトニングも利用していくようなイメージで行っていきます。

エステサロンでの持続期間

エステサロンで行うセルフホワイトニングの場合、効果持続期間というよりは、まず歯を白くするために複数回の施術が必要です。

 週に1回の施術を1か月程度繰り返し。その後は、2週間に1回程度の間隔で継続していくのが一般的です。

ヘアサロンに髪を染めに行くのと同じようなイメージで思っていてください。

ホワイトニングの費用相場

ホワイトニングは自由診療かつ定価がありません。

よって、ホワイトニングの種類や歯科クリニックによって料金に違いがあります。

ホワイトニングの種類費用相場
オフィスホワイトニング10,000円〜70,000円程度
ホームホワイトニング25,000円~50,000円程度
デュアルホワイトニング50,000円~80,000円程度
セルフホワイトニング(自宅・エステサロン)数百円~5,000円程度

デュアルホワイトニングは、オフィスとホームの両方を受けるため、一番料金が高くなります。

セルフホワイトニングは圧倒的に料金が安く、受けるまでのハードルは低いです。
しかし、ホワイトニング効果が大きく異なります。
芸能人のような白い歯にしたいなら、やはりオフィス・ホームホワイトニングでしょう。

ホワイトニングは痛いって本当?

ホワイトニングは痛いって本当?

ホワイトニングは痛いといわれることがあります。

実際に「ズキズキ」や「ジンジン」とした痛みを感じる方も、なかにはいます。

ただ、本来であれば痛みを感じる施術ではありません。なぜ痛みを感じるのか、原因は4つ考えられます。

  1. 知覚過敏
  2. 虫歯
  3. 歯周病
  4. 歯に削れやヒビ割れがある

では、ひとつずつ解説していきます。

原因1.知覚過敏

ホワイトニングによる痛みの原因は、薬剤によって引き起こされた知覚過敏が多いです。

専用の薬剤で歯表面の薄い膜を剥がして漂白する際、わずかにエナメル質も溶けます。
エナメル質が溶けると、象牙細管が薬剤の刺激を受けるため知覚過敏を起こしやすくなります。

もともと知覚過敏を持っている方は、強烈な痛みや長時間の痛みを感じるケースもあるようです。
ホワイトニングを受ける前に一度相談したほうが安心でしょう。

原因2.虫歯

虫歯がある方は、ホワイトニングの薬剤で痛みを感じる可能性が高いです。

歯に穴が空いている状態なので、内側の象牙質が剥き出しです。
剥き出しだと象牙質が薬剤による刺激を受けるため、痛みが出てしまいます。

また、詰め物にすき間がある場合にも、痛みを感じるケースがあるようです。

原因3.歯周病

歯周病の方は、ホワイトニングの薬剤で痛みが生じやすいです。

歯周病は、歯周ポケットに侵入した細菌によって歯肉に炎症が起きる進行性の病気です。
進行するにつれ徐々に歯茎が下がると根本の象牙質が剥き出しになり、痛みを感じます。

原因4.歯に削れやヒビ割れがある

歯の先端が削れてしまったり、歯にひびが入っていたりする方は痛みが出やすいです。

歯ぎしりや食いしばりの癖のある方は、削れやヒビ割れを起こす傾向にあります。
心配な方は、一度ホワイトニングの相談時に診てもらうと安心でしょう。

ホワイトニングで歯が痛む際の対処方法

ホワイトニングで歯が痛む際の対処方法

ホワイトニングで痛みが生じた際の対処法は3つあります。

  1. 鎮痛剤の服用
  2. 刺激を避ける
  3. 医師に相談

詳しく解説していきます。

対処法1.鎮痛剤の服用

耐え難い痛みの場合は、鎮痛剤を使用するのも一つの手段です。

ただし、悶えるほどの強い痛みは原因として炎症や他の疾患が考えられます。
あまりにも痛みが強い場合は、鎮痛剤を使用する前に一度医師に相談してみましょう。

対処法2.刺激を避ける

ホワイトニングをすると歯の表面を少し溶かしているため、少し敏感になっています。
24時間程度は冷たいものや熱いもの、辛いもの、酸っぱいものなど刺激物は避けてください。

水分補給は、常温の飲料を用意しましょう。

対処法3.医師に相談

どのように対処しても痛みは引かない、あるいは悪化する場合は歯科医師に相談してください。

ホワイトニングによる痛みは、通常、数時間から1日、2日でおさまっていきます。

2日以上経過しても痛みが引かない場合は炎症を起こしている可能性が高いです。
我慢せずクリニックに連絡し、治療を受けましょう。

クリニックとエステどっちがいい?

クリニックとエステどっちがいい?

私自身は、クリニックのオフィスホワイトニングを受けています。

ちなみに、マウスピースをつけるのが億劫なので、ホームホワイトニングはやっていません。
半年に一回歯のクリーニングとメンテナンスのために通院していますので、その都度ホワイトニングもやっています。

エステサロンのホワイトニングは行ったことがないため何とも言えませんが、とにかく安い料金ではじめたい方にはおすすめできるかもしれません。
とはいえ、サロンのホワイトニングでは根本的に白くすることは難しいので、どのレベルの効果を期待するかによって選択肢は変わります。

また、ホワイトニングで歯のトラブルが出現したり、痛みが出たりということもあります。
専門家に診断して施術をしてもらえるという意味では、個人的にはクリニックのホワイトニングが安心でしょう。

自宅でできる黄ばみ対策

ホワイトニングの効果を持続させたり、できるだけ白い歯を維持するためには、自宅でのメンテナンスが欠かせません。

市販で購入できる歯磨き粉のなかには、ホワイトニングで使用される「ポリリン酸」や「ピロリン酸」が含有されているものもあります。

「ポリリン酸」や「ピロリン酸」が含有されたタイプを使用すると黄ばみ汚れをつきにくくしたり、歯の白さをキープしやすくなるでしょう。

ただし、ホワイトニングの代わりになるレベルの効果は期待できないので、あくまでも補助的に使用するイメージで考えておきましょう。

黄ばみ対策におすすめのアイテムと選び方

黄ばみ対策におすすめのアイテムと選び方

自宅でできる黄ばみ対策におすすめのアイテムと選び方を紹介します。

オフィスホワイトニングほどの効果は得られませんが、ステインを落とし本来の歯の色を目指すことはできますので、ぜひ参考にしてください。

選び方

ホワイトニングアイテムには次のような種類があります。

  1. 歯磨き粉タイプ
  2. マウスウォッシュタイプ
  3. ジェルタイプ
  4. 消しゴムタイプ
  5. マニキュアタイプ
  6. テープタイプ
  7. LEDタイプ

・歯磨き時にホワイトニングケアをしたい方は「歯磨き粉タイプ」

毎日の歯磨き時にホワイトニングケアをしたい方は「歯磨き粉タイプ」がおすすめです。

なかでもポリリン酸Naが配合されているアイテムは、ステインを除去し汚れの付着を予防してくれます。

・手軽にケアしたい方は「マウスウォッシュ・ジェルタイプ」

「マウスウォッシュ」と「ジェルタイプ」は、歯磨きの仕上げとして使用するアイテムです。

ホワイトニングマウスウォッシュは、歯磨き後にゆすいだあとさらに軽くブラッシングすることでホワイトニング効果が発揮されます。

液体歯磨きタイプの場合、歯磨き粉の代用になるので便利ですよ。

・1日だけ歯を白く見せたい方は「消しゴム・マニキュアタイプ」

消しゴムタイプとマニキュアタイプは、一時的に歯を白く見せることができる便利アイテムです。

デートや結婚式など大切な日に使用する方もいます。

消しゴムは物理的にステインを落とし、マニキュアは歯の色をトーンアップさせられます。

・ながらケアをしたい方は「テープ・LEDタイプ」

テープタイプやLEDタイプは、テレビの視聴やテレワークしながらなど、ながらケアをしたい方におすすめです。

テープタイプはパックのように歯に貼り付け、ブラッシング効果によるホワイトニングケアができます。

LEDタイプはマウスピースにジェル状の薬剤を入れて歯に被せ、LEDライトを照射してステインを浮かせるアイテムです。

私のおすすめ!ライオン「Lightee プレミアム」

私が個人的におすすめしたいのが、ライオンの「Lightee プレミアム」です。

こちらは「ポリリン酸」や「ピロリン酸」が配合されている歯磨き粉です。

メーカーが大手のLIONという安心感と、購入しやすい価格帯な点もおすすめポイントです。

Lighteeにはいくつか種類がありますが、ポリリン酸が入っているのはプレミアムタイプに限られています。
なるべくホワイトニング効果を発揮させたい方は、プレミアムタイプを使用してみてください。

最後に

今回は「ホワイトニングをしたいけれど料金が高く勇気がいる」と悩んでいる方に向けて、ホワイトニングの種類や効果の持続期間、料金相場、痛みを中心に紹介しました。

ホワイトニングの種類をまとめると以下の通りです。

ホワイトニングの種類

オフィスホワイトニング:歯科クリニックや美容クリニックで受ける本格的ホワイトニング

ホームホワイトニング:歯科クリニックや美容クリニックから専用のアイテムをもらって自宅でケア

セルフホワイトニング:エステサロンなどで受けられるステインを落とすのみのホワイトニング

費用相場な以下の通りです。

ホワイトニングの種類費用相場
オフィスホワイトニング10,000円〜70,000円程度
ホームホワイトニング25,000円~50,000円程度
デュアルホワイトニング50,000円~80,000円程度
セルフホワイトニング(自宅・エステサロン)数百円~5,000円程度

料金は気になると思いますが、得られる効果はオフィスホワイトニングとセルフホワイトニングで大きく異なります。
本来の歯以上に白くしたい方は、オフィス・ホーム・デュアルホワイトニングを選択しましょう。

また、歯周病や虫歯、薬剤による知覚過敏により、ホワイトニング時に痛みを感じる方がいます。
心配な方は診察時に相談してみましょう。

動画でも解説しています

筆者である私オオクボは、YouTubeでもホワイトニングについて解説しています。

興味のある方は、ぜひ視聴してみてください。

オオクボ

編集長のオオクボです。知って得するアッと驚くような美容情報をたくさんお届けします。お仕事のご依頼は各SNSにご連絡下さい!

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この記事を書いた人

編集長のオオクボです。知って得するアッと驚くような美容情報をたくさんお届けします。お仕事のご依頼は各SNSにご連絡下さい!

この記事の監修者

オオクボタカユキ
びよう研究所所長
薬剤師・博士(薬学)
メーカーにて医薬品の適正使用に関する業務に従事した後、総合病院にて臨床薬物治療に携わる。大学院博士課程にて多数の研究論文を執筆し博士号を取得。現在は人の幸福感を上げるための美容医療の研究を行っている。
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