ニキビ跡やシミ・しわ・肌のくすみなど、肌のあらゆる部分が気になる方におすすめなのが美容施術です。
ですが美容施術には沢山あって、どれを選べば良いか分からない方は多いです。
その中でも近年人気なのが「ダーマペン」「ベルベットスキン」そして「ハイフ」。
この記事では3つの施術について、効果や特徴を比較し解説していきます。
美容施術の選び方を知って、美しい肌を手に入れましょう。
3つの美容施術の特徴
ダーマペン・ベルベットスキン・ハイフはどれも「切らない施術」です。
3つの施術の共通点は傷跡が残らず、施術を繰り返し行えることです。
では、1つずつ施術の効果と特徴を見ていきましょう。
ダーマペン
ダーマペンは色素沈着を伴う肌の傷跡や小じわ・毛穴の開き・くすみに効果がある治療です。
特に肌の凹凸を滑らかにするのに効果的です。
現在「ダーマペン4」が最新機種で、ペンに似た形をしており先端には極細の針が付いています。
麻酔を使用した上で先端部分を使用して肌に沢山の穴を開けていき、一度肌を傷つけます。
すると肌は自己修復能力によってコラーゲン・エラスチンという肌のハリを引き出し美しくする成分で傷を埋めようとします。
結果ターンオーバーが促進され、傷が治ると滑らかな肌に生まれ変わります。
ダーマペンの針は刺す深さを細かく変更できるので、肌の深い部分まで達した傷跡にもアプローチできます。
ダウンタイムについて
施術当日は肌に赤みが出ます。また、メイク・入浴・激しい運動など体温を上げたり肌に刺激を与える行動も禁止です。
数日で赤みは引いてきますが、紫外線や摩擦など肌の刺激となるものは避けましょう。
傷に細菌が入ったり、日焼けで更にシミが増えたりする危険性があります。
ダウンタイム期間は1~2週間程度です。
ベルベットスキン
ベルベットスキンは、ダーマペンの施術の後にマッサージピールを塗布する治療法です。
ダーマペンと組み合わせて、美容成分を肌の奥まで浸透させるのが特徴です。
2つの治療を組み合わせてより肌を美しく導き、織物の「ベルベット」のような肌を目指すのが目的です。
マッサージピールはピーリングと似ていて、マッサージしつつ塗布していきます。
肌の角質も取り除けるので、美白効果も発揮します。
ただし、ダーマペンで肌を傷をつけた後に行うため、薬剤が浸透する時に痛みを感じる方もいます。
ダウンタイムについて
ダーマペンと同じく、赤みが生じます。
針を打った深さによってヒリヒリした痛みやかゆみが出る可能性もありますが、徐々に落ち着いてきます。
ピーリングも行っているので、肌は更にデリケートな状態になっています。保湿も重視してください。
ダウンタイム期間は1~2週間程度です。
ハイフ
ハイフは肌のたるみやしわなど加齢によって生じたダメージに効果がある治療です。
レーザーを肌の内側に当てて、熱によって筋膜が縮むのでリフトアップ効果が出ます。脂肪も溶かして顔をすっきり見せます。
脂肪を溶かす痩身に対応している機種は限られていますが、身体にもアプローチできます。
フェイスラインをすっきりさせれば小顔効果もあります。
リフトアップの効果は半年ほどで落ち着いてくるので、継続的な治療が必要です。
ダウンタイムについて
赤みやほてり、むくみが生じるケースがあります。
肌の内側が熱でダメージを受けているので、痛みを感じる方もいます。
紫外線対策はしっかり行い、肌に刺激を与えないよう気をつけましょう。
治療後1か月ほどから効果が出始めますが、効き目を持続させたいなら半年に1度のペースで通うのがおすすめです。
ダウンタイム期間は2週間程度です。
美容施術はどうやって選ぶ?
3つの施術の違いを説明してきましたが、結局どうやって選ぶのがいいのか迷ってしまいますよね。
施術を受ける際にチェックしておきたい項目をまとめました。
肌への良い効果で選ぶ
3つの施術で期待できる効果は以下の通りです。
- ダーマペン…肌のハリup、くすみ・毛穴の開き・ニキビ跡など色素沈着の改善
- ベルベットスキン…ダーマペンの効果up、美白効果、肌質の改善
- ハイフ…加齢などによるたるみ・しわの改善、小顔効果
尚、ダーマペンとハイフの施術は併用できます。
どちらも肌に意図的にダメージを与える施術なので同時に施術はできません。しかし肌の状態がよければ1か月ほど間を開けて施術を受けられます。
順番はどちらが先でも大丈夫です。
施術料金で選ぶ
「どっちの効果も捨てがたい……!」と思っている方は施術料金で選ぶのはいかがでしょうか。
共立美容外科で行っている施術料金の例を紹介します。
- ハイフ(スーパーハイフプロ)…顔全体シングル照射 ¥44,000(麻酔クリーム代 ¥5,500)
- ダーマペン…顔全体 ¥21,780(麻酔クリーム代 ¥5,500、パック代¥3,300)
- ベルベットスキン…顔全体 ¥39,380(麻酔クリーム代 ¥5,500、パック代¥3,300)
ダーマペンとベルベットスキンは回数を重ねるほど効果が期待できる施術です。料金も1回・3回・6回と回数が多いほどにお得になっていきます。
顔全体ではなく、「頬のみ照射したい」など細かい要望にも応えてくれるクリニックが多いです。
料金は肌の状態・受けたい部位・照射の深さなどによって変わってくるので、カウンセリングで確認しましょう。
オプションで選ぶ
ベルベットスキンはダーマペン4のオプション的な立ち位置です。
このように、ダーマペンは施術後にさまざまな美容成分を肌に塗布し更なる効果を得ることもできます。
ダーマペン+ヴァンパイアフェイシャル、イオン導入など得たい効果に合わせて美容成分を選べます。
ハイフは顔のリフトアップが主な目的ですが、機器によって効果に差があります。
「ウルセラ」は照射パワーが高く1年ほど効果が持続し、「ウルトラセルQ+リニア」は脂肪細胞を破壊し痩身に効果があります。
【おわりに】肌質改善ならダーマペン、若返りならハイフ
ニキビ跡など、外部からのダメージを受けて凸凹や色素沈着が現れた肌にはダーマペンを選択しましょう。
ベルベットスキンで更なる美容効果を得るのもおすすめです。
小じわやたるみを改善し若返り効果を得たいならハイフを選択しましょう。
ダーマペンとハイフどちらも受けたい場合は、医師に相談の上1か月ほど間を開けて受けられます。
自分の得たい効果や肌にかけられる費用によって、賢く美容施術を選択してみてください。