ハイフ施術はダウンタイムやメスを使用せずにリフトアップやシワ改善が叶う美容施術です。手軽にできる反面、効果が表れるまでに時間がかかります。
そのため、効果が出ていないと感じて、適切な施術間隔をあけずに繰り返し施術を受ける可能性があります。
今回はハイフ施術の適切な間隔や頻度、どうして適切な頻度を守る必要があるのかを紹介します。
ハイフ施術の適切な間隔や頻度を知ると、自分の肌を守ることにもつながるので是非最後までご覧ください。
ハイフ施術の効果を最大限に引き出すための適切な施術間隔や頻度
ハイフ施術には適切な施術間隔があります。最大限にハイフ施術の効果を引き出すためにも、適切な施術間隔を把握しておきましょう。
ハイフには4つの効果があり、顔だけでなく体にも施術ができます。「顔へのハイフの効果と適切な施術間隔」と「体に対するハイフの効果と適切な施術間隔」を紹介します。
ハイフの顔への効果と施術間隔や頻度
顔へのハイフの施術は主にフェイスラインや二重あごの改善を目的としています。顔への適切な照射間隔は3ヶ月~6ヶ月が目安です。
ハイフ施術を受けてから効果を実感するまでには1ヶ月程度かかります。効果を実感してから、肌へのハリがなくなってきたタイミングで次の施術を受けましょう。
ハイフの顔への効果は以下の3つがあります。
- リフトアップ
- しわ改善
- 肌質改善
ハイフの施術は「SMAS筋膜」と呼ばれる肌の基礎に超音波を照射します。筋膜を刺激すると筋膜層が引き締められるので、フェイスラインのもたつきなどの解消に役立つ施術です。
また肌のハリや弾力に欠かせないコラーゲンを作り出す「線維芽細胞」の働きも増すため、コラーゲンが増加し肌にハリをもたらし、しわの改善へとつながります。
線維芽細胞は美肌成分である「ハリをもたらすコラーゲン」「弾力をもたらすエラスチン」「肌の潤いに必要なヒアルロン酸」を作り出す細胞のため、線維芽細胞が元気よく働くと肌質も改善されます。
ハイフの体への効果と施術間隔や頻度
ハイフには脂肪を分解するはたらきがあり、体にハイフ施術をするとダイエット効果が期待できます。ダイエット目的の場合、脂肪の付き具合に個人差があり1回の照射で効果は得られにくいため、2週間に1回程度のペースで3回~5回の施術が必要です。
超音波の熱により脂肪組織を分解するため、部分痩せが難しいお腹周りや二の腕にも施術できます。また分解された脂肪組織は尿と一緒に体外へ排出されるので、リバウンドしにくくなります。
施術間隔と頻度を守ることが重要な理由
ハイフ施術の頻度や間隔を守る理由には以下の2つがあります。
施術によるダメージの回復
超音波により肌の深い部分に熱エネルギーを照射するハイフ治療は、肌へダメージを与えます。ダメージを与えると肌の修復機能が促され、リフトアップやシワ改善効果が期待できます。
しかし、肌には炎症が起きている状態なので、短期間の照射を繰り返すと肌の修復が間に合わずダメージだけが蓄積され、本来の美容目的であるシワ改善やリフトアップの効果を得られません。ダメージが蓄積すると、肌の赤みや水ぶくれなどの副作用が起きるので照射間隔には注意しましょう。
効果の実感までに時間がかかる
ハイフ施術の効果を実感するには個人差がありますが、1ヶ月程度かかります。効果を実感する前に、次の施術を行うと1回目の施術効果を実感できなくなります。
また、肌へのダメージも重なってしまいます。効果が早く目に見えて現れないと気持ちが焦りますが、最低でも1ヶ月は様子をみましょう。
ハイフの種類によっても施術間隔や頻度は変わる
ハイフにはいくつかの種類があります。種類によっては施術間隔や頻度が変わるため、種類を把握しておくと次の施術プランが立てやすくなります。
ここからは4つの種類を表にまとめて紹介します。
項目 | 特徴 | 持続期間 | 施術間隔や頻度 | カートリッジの種類 |
ウルトラセルQ+ | ・1ショット約1.5秒 ・痛みを感じにくい | 6ヶ月~1年 | 6ヶ月に1回 | ・4.5mm ・3mm ・2.0mm ・1.5mm |
ウルセラ | ・出力レベルを4段階に調節できる ・熱量が強い | 6ヶ月~1年 | 1年に1回 | ・4.5mm ・3mm ・1.5mm |
ダブロゴールド | ・超音波を均一に照射できる ・施術3か月後に最も高い効果が表れる | 6ヶ月 | 3ヶ月に1回 | ・4.5mm ・3mm ・1.5mm |
ウルトラフォーマー3 | ・効果は2ヶ月~3ヶ月かけてゆっくり表れる ・脂肪層にも照射可能 | 3ヶ月~6ヶ月 | 3ヶ月~6ヶ月に1回 | ・13mm ・9mm ・6mm ・4.5mm ・3mm ・2mm ・1.5mm |
ハイフの持続期間は短いものでウルトラフォーマーの3ヶ月、長いものでウルトラセルQ+やウルセラがあります。施術間隔も3ヶ月に1回や1年に1回など幅広いため、自分のライフスタイルに合ったハイフの種類を選びましょう。
ハイフ施術の効果を高める方法
適切な頻度や間隔を守ったうえでハイフの施術効果を高める方法があります。効果を高める方法は以下の3つです。
照射パワーの強い種類を選ぶ
ハイフの種類は照射間隔の違いだけでなく、照射パワーにも違いがあります。照射パワーが高い方が効果を実感しやすくなります。
ハイフの機械の中で照射パワー・リフトアップ効果・たるみ改善効果が特に期待できるのは「ウルセラ」です。ウルセラは2004年にアメリカで開発されており、アメリカのFDA機関にも承認されている機械です。
照射パワーが強ければ効果を実感しやすい反面、医師の技術不足や強すぎる照射パワーにより火傷を起こす可能性もあるため照射パワーの強い機械を選ぶ場合はしっかりとカウンセリングを受け、信頼できる医師のもとで施術を受けましょう。
他の施術とハイフ施術を組み合わせる
ハイフは持続期間が3ヶ月~1年で、効果を実感するまでに最低でも1ヶ月はかかります。そのため、より高い効果を得たい方は他の施術とハイフ施術の併用も検討しましょう。
例えばハイフは小ジワには効果が期待できますが、ほうれい線やおでこのシワには効果が薄いため、ヒアルロン酸注入との組み合わせで小ジワと深いシワ両方にアプローチができます。
また、ボトックス注射と組み合わせるとシワが目立ちにくくなり、ボトックス注射をエラに行うとさらに小顔効果に期待が持てます。
アフターケアをきちんと行う
ハイフの施術後にアフターケアをきちんと行わない場合、効果が低下したり副作用による肌トラブルを引き起こしたりする危険性があります。
超音波の熱エネルギーを肌に照射するハイフ施術は、肌が乾燥しやすい状態です。肌が乾燥するとバリア機能が低下し、肌トラブルの引き金になります。ハイフ施術後は、しっかりと保湿をしましょう。また、紫外線対策も重要となるため、日焼け止めクリームを使用したり日傘をさしたりと対策を行ってください。
ハイフ治療は短い間隔で行うと肌にダメージが残るため3ヶ月~6ヶ月の間隔で施術しよう
ハイフ治療は効果を実感するのに時間がかかるケースがあり、効果がないと感じて直ぐに施術を追加するケースがあります。
しかし、短期間で施術を繰り返すと肌の回復が間に合わず肌トラブルへと繋がります。ハイフの機械により間隔や頻度は異なりますが3ヶ月~6ヶ月を目安に医師と相談しながらハイフ施術を受けましょう。