「桂枝茯苓丸でニキビが悪化するなら使いたくない。本当はどうなの?」
そんなお悩みをお持ちではありませんか?
検索エンジンのキーワードに「ニキビ 悪化」が出てくるので、桂枝茯苓丸を使用している方または購入を検討中の方が不安に思うのは仕方ありません。
結論をいうと、桂枝茯苓丸に限らず体質に合わなければニキビが悪化する可能性はあります。
では、どのような方に桂枝茯苓丸が合うのでしょうか。
本記事では、桂枝茯苓丸の特徴を紹介し、どのような方に合う漢方薬なのかを解説します。
桂枝茯苓丸はどんな漢方薬?特徴や配合されている生薬を紹介
桂枝茯苓丸はどのような漢方薬なのか、3つのポイントに分けて解説します。
- 特徴
- 配合されている生薬
- 向いている人
特に生薬についてはアレルギーを起こす方もいるので、しっかりと確認しておきましょう。
特徴
桂枝茯苓丸は、於血(おけつ)という血の巡りが悪い状態を改善するのに用いられる漢方薬です。
また、最近になって末梢の血流改善にも役立つことが、西洋医学的な研究によって確かめられ、高血圧の随伴症状、糖尿病の合併症の症状改善などにも用いられる場合もあります。
配合されている生薬
- 桂皮(ケイヒ)
- 芍薬(シャクヤク)
- 桃仁(トウニン)
- 茯苓(ブクリョウ)
- 牡丹皮(ボタンピ)
【桂皮(ケイヒ)】
クスノキ科のニッケイの樹皮または周皮の一部を除いて乾燥させてできる生薬。
【芍薬(シャクヤク)】
ボタン科のシャクヤクの根を乾燥させてできる生薬。
【桃仁(トウニン)】
バラ科のモモの成熟した種子を乾燥させてできる生薬。
【茯苓(ブクリョウ)】
サルノコシカケ科のマツホドの菌核で、通例、外層をほとんど除き乾燥させてできる生薬。
【牡丹皮(ボタンピ)】
ボタン科のボタンの根皮を乾燥させてできる生薬。
桂枝茯苓丸が向いているのはどんな人?
体力や免疫はあるほうで、赤ら顔やのぼせやすいのにもかかわらず足が冷え、下腹部の張りを感じる方に向いています。
また、赤ニキビやクマ、湿疹などの皮膚のトラブル、更年期障害や神経痛などに悩んでいる方にも用いられます。
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>>【ニキビにおすすめの市販漢方薬6選】副作用や選び方もあわせて解説!
ニキビが悪化するって本当?桂枝茯苓丸の効果効能や副作用
体質に合わない場合ニキビの悪化を感じる人もいる
桂枝茯苓丸自体はニキビを悪化させるような漢方薬ではありません。
あくまで、体質に合わないため悪化したケースと、好転反応によってニキビが増えているケースが考えられます。
効果効能
比較的体力があり、ときに下腹部痛、肩こり、頭重、めまい、のぼせて足冷えなどを訴えるものの次の諸症:月経不順、月経異常、月経痛、更年期障害、血の道症、肩こり、めまい、頭重、打ち身(打撲症)、しもやけ、しみ、湿疹・皮膚炎、にきび
(注)「血の道症」とは、月経、妊娠、出産、産後、更年期など女性のホルモンの変動に伴って現れる精神不安やいらだちなどの精神神経症状および身体症状を指します。
効果が現れはじめる時期
効果が現れはじめるのは、体質や症状の現れ方や強さによって異なります。用法用量を守ったうえで、1か月を目安に継続してみてください。次のような症状が現れた場合は、体に合っていない可能性があるので、一度服用を中断し、医師に相談してください。
- 1か月継続しても改善が見られない
- 副作用の症状が出ている
体質に合わない場合は、1か月未満で症状が見られるので、そのような時はただちに服用を中止してください。
副作用
副作用には、発疹・発赤、かゆみ、食欲不振が挙げられます。
まれに、重篤な副作用として「肝機能障害」が起こる場合があります。下記の症状が見られた場合は、直ちに服用を中止し、医師に相談してください。
- 発熱
- かゆみ
- 発疹
- 黄疸(皮膚や白目が黄色くなる)
- 褐色尿
- 全身のだるさ
- 食欲不振
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桂枝茯苓丸の正しい飲み方と注意点
桂枝茯苓丸の効果をきちんと得るための正しい飲み方と、服用に関する注意点を紹介します。
正しい飲み方
桂枝茯苓丸は、食前または食間のタイミングに水または白湯で飲んでください。お茶やジュース、コーヒーなどで服用すると吸収が阻害され、効果が得られない恐れがあります。
漢方薬共通の注意点
桂枝茯苓丸に限らず、体質に合わないと副作用がでやすいです。
また、配合されている生薬は、動物由来のものや植物由来のものがあり、アレルギー反応が出る人もいるので、医師に相談してから購入するのがおすすめです。
桂枝茯苓丸の場合、モモの成熟した種子を乾燥させた桃仁と、サルノコシカケ科のマツホドの菌核である茯苓が配合されています。桃やキノコアレルギーの方はアレルギー反応を起こす可能性があるため、医師に相談してから購入してください。
桂枝茯苓丸の注意点や飲んではいけない人
体力が衰えているまたは体が弱い方は、桂枝茯苓丸を服用すると胃腸障害が出やすいため服用を避けましょう。ほかにも以下に該当する方は、医師に相談してから購入してください。
- 医師の治療を受けている方
- 妊婦または妊娠の可能性がある方
- 過去に薬などで発疹・発赤、かゆみなどを起こしたことがある方
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漢方薬が心配な方は美容医療を受けるのもおすすめ!
漢方薬を飲むのが心配な方、飲んでいて効果が見られない方は、美容医療を受けるのもおすすめです。
美容医療によるニキビ治療ではニキビの根本的な治療ができ、ターンオーバーを促す施術や毛穴を洗浄する施術、飲み薬による治療方法があります。
たとえば、共立美容外科では以下のような施術が受けられます。
ダーマペン
髪の毛よりも細い針を肌に刺し、肌本来がもつ自己治癒力で肌のターンオーバーを促す施術です。
ダーマペンはニキビ跡のイメージが強い方もいるかもしれませんが、赤ニキビ、白ニキビの改善も目指せます。
針で肌を刺激する施術なので「痛そう…」と思う方もいますが、極細針と麻酔クリームを使用するため痛みは少ないです。
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ハイドラフェイシャル
水流の力でピーリングを行い、古い角質や毛穴の汚れを優しく取り除く施術です。
ニキビやニキビ跡、毛穴の黒ずみ、くすみ、小じわなどの改善を目指せます。
ピーリング剤には、グリコール酸、サルチル酸などが含まれているため、まれに合わない方がいます。
また、施術後は赤みが生じますが、次第に落ち着いていきます。
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マッサージピール
「PRX-T 33」というピーリング剤をマッサージしながら顔に塗布し、洗い流すだけの簡単なピーリング施術です。
ニキビやニキビ跡の改善を目指せるほか、肌にハリをもたらす効果も期待できます。
ダウンタイムが少なく簡単な施術なので、検討しやすい施術です。
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ピーリング
角質を溶かし肌を保護する作用がある「サリチル酸マクロゴール」という薬剤でピーリングを行う施術です。
古い角質を取り除いて肌のターンオーバーを促し、毛穴の黒ずみ・開き、ニキビ、くすみの改善を目指します。
ダウンタイムは少ないですが、まれにサリチル酸マクロゴールが合わない方がいます。
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イオン導入
電気の力でビタミンC誘導体やトラネキサム酸などの成分を真皮層へ届ける施術です。
ニキビやニキビ跡、肝斑の改善を目指せます。
ダウンタイムはありません。
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飲み薬
共立美容外科では、ニキビやニキビ跡の治療に以下の飲み薬が用意されています。
- ビタミンB6を補う「ビタメジンCP」
- ビタミンB2を補う「フラビタン」
- ビタミンCとパントテン酸を補う「シナール」
- 抗生物質の「ルリッド」
施術と組み合わせて相乗効果を狙いたい方、施術を受けるのに抵抗化がある方におすすめです。
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赤ニキビには桂枝茯苓丸!悪化することはないが心配な方は美容医療もよい
桂枝茯苓丸は、赤ニキビに効果的の漢方薬で、決してニキビを悪化させるような漢方薬ではありません。
ニキビが悪化する場合は、体質に合っていない可能性が高いため、服用を中止して医師に相談しましょう。
桂枝茯苓丸にはモモの成熟した種子を乾燥させた「桃仁」と、サルノコシカケ科のマツホドの菌核である「茯苓」という生薬が配合されています。桃やキノコアレルギーの方はアレルギー反応を起こす可能性があるため、医師に相談してから購入してください。
「桂枝茯苓丸が合わなさそう」または「飲むのが心配」という方は、美容医療によるニキビ治療をおすすめします。