ニキビ跡の種類と治療法【ニキビ跡は自力で治せる?】

「ニキビがようやく治ったと思ったら顔にニキビ跡ができていた……。」という経験をした方は多いです。

なかなか治らないニキビ跡は、メイクで隠すのも一苦労ですよね。

ですがニキビ跡にはいくつかの種類があり、それぞれに適切な治療法が存在します。

この記事ではニキビ跡の種類と原因、その治療法について紹介していきます。

ニキビ跡を治したいと考えている方はぜひチェックしてみてください。

目次

ニキビ跡はなぜできる?

そもそもニキビは肌のターンオーバーの乱れや生活習慣の乱れ、ストレスなどで菌が繁殖し発生します。

発生要因は人それぞれで、皮脂が過剰に分泌されがちな思春期に多いとされています。

ニキビには種類がありますが、それぞれ治ったあとにニキビ跡となって肌にダメージの痕跡を残します。

  • 白ニキビ|毛穴がふさがりその中に皮脂が溜まった状態(初期段階)
  • 黒ニキビ|白ニキビが酸化して黒く変色した状態
  • 赤ニキビ|菌が増殖し炎症を起こした状態
  • 黄ニキビ|炎症が肌の奥深くまで進行し、膿が溜まった状態(最終段階)

段階が進むにつれ肌の奥深くまでダメージがいくので、ニキビ跡になりやすいです。また、ニキビの症状がひどいほど跡も残りやすく消えにくいです。

できる限りニキビに触らず刺激を与えずに迅速に治すことが、ニキビ跡を作らないためにとても大切です。

ニキビ跡の種類

ニキビの症状が落ち着いたあとに発生するニキビ跡には種類があります。

治療をするには種類を知っておく必要があるので、まずはニキビ跡の特徴を理解しましょう。

赤みタイプ

ニキビの炎症が治ったものの赤みが残っている状態です。

なかなかニキビの炎症が収まらず、「まだニキビが治っていない」とも思われがちです。

ニキビが治ってから時間が経っているのに赤い場合は、ダメージで皮膚が薄くなり血管が透けて見えています

皮膚が薄くなりより赤みが目立ってしまうこともあります。

色素沈着タイプ

しみのように茶色・黒っぽく跡が残ってしまった状態です。

肌のターンオーバーが正常に行われず、ニキビのあった場所に古い角質が残って色素が沈着しています

赤みタイプの跡が時間を経て色素沈着タイプになることもあります。

ニキビが長引くほど色素は沈着しやすいです。

クレータータイプ

ニキビの傷で肌の真皮(奥深い部分)まで破壊されてしまい、修復しきれなかった状態です。

化膿したニキビを手や器具で過剰に刺激してしまった時にできやすいです。

真皮を修復できたところとできなかったところの差が凸凹になり、クレーター状になります

真皮はターンオーバーができないため自力で治療が難しいです。

しこりタイプ

肌の奥深くまで達したニキビの傷を再生しようとして、細胞が作られすぎてしまった状態です。

発症していた部分が過度な細胞生成によって固くなり、しこりのように盛り上がっています

何度も同じ場所にニキビの炎症ができた時になりやすいです。

しこりを取ろうとして手でひっかくなどすると、更に肌が傷つくので注意してください。

ケロイドタイプ

しこりタイプが更に悪化して、傷を治そうと作られた皮膚が赤く盛り上がった状態です。

ニキビも傷の一つなので、その傷を触るなど刺激を与えて悪化させてしまうと発症します

肌にダメージを受け、最もダメージの痕跡が残ってしまったのがこのケロイドタイプです。

自力での治療が難しいので、ここまで進行した場合は皮膚科や美容クリニックの受診をしましょう。

ニキビ跡の治療法

ニキビ跡は治療法が存在します。一番手っ取り早く確実に治療できるのは、やはり専門のクリニックを受診することです。

自力での治療もニキビ跡の度合いによっては可能ですが、時間はかかります。

この項目ではニキビ跡の治療法について詳しく説明していきます。

美容クリニックで治療する

早くニキビ跡を消したいなら美容クリニックでの治療が最も効果的です。

なぜなら、皮膚科の保険適応治療ではニキビ跡の治療は不可能だからです。

美容皮膚科・美容クリニックの自由診療でさまざまなニキビ跡の治療ができます。

医師のカウンセリングや診察で、自分の肌やニキビ跡にあった治療法を提案し施術してもらいましょう。

  • 赤みタイプには「レーザー治療」「LED治療」「イオン導入」
  • 色素沈着タイプには「イオン導入」「エレトロポーション」「レーザートーニング」
  • クレータータイプには「ダーマペン」「フラクショナルレーザー」
  • しこり・ケロイドタイプには「フラクショナルレーザー」「注射」「ステロイド」

いくつかの治療を複合させる場合や、飲み薬などクリニックによってさまざまな提案をされます。

自分の納得ができる治療を選択して、ニキビ跡のない肌を目指しましょう。

自力で治療する

ニキビはメイクなどで毛穴がふさがっているとできやすくなります。

しっかりクレンジングでメイクと毛穴を洗浄しましょう。なお、クレンジングの時に肌を傷つけないよう、絶対こすらず優しく洗顔するのを心掛けてください。

自力でニキビ跡を治すなら以下の方法がおすすめです。

  • 赤みタイプは抗炎症作用のある「グリチルレチン」などの成分で炎症を抑える
  • 色素沈着タイプはメラニン生成を防ぐ「ビタミンC誘導体」などの成分が有効
  • クレータータイプは皮膚のターンオーバーを促す「ヘパリン類似物質」「セラミド」「プラセンタ」などが有効

週一度のスペシャルケアにピーリングを行うのも効果的です。

何より肌のゴールデンタイムの22時~2時に睡眠を取るのが大切です

肌の修復にスキンケア・サプリなどで有効成分を取り入れることで、より早い治療が期待できます。

【おわりに】ニキビができない生活習慣が大切

できてしまったニキビ跡を治療するのは大変です。

小さいときに転んだ傷が大人になっても治らない人がいるように、肌に受けたダメージをきれいに修復するのは難しいからです。

しかしニキビは日々の生活習慣を改め、適切なスキンケアをすることで予防できます

ニキビ跡をこれ以上増やさないためにも、ニキビができない生活を心掛けましょう。

Marin

元OLの美容ライターMarinです。美容やオシャレが大好き!皆様のキレイに役立つ美容情報をお届けします♪

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この記事を書いた人

元OLの美容ライターMarinです。美容やオシャレが大好き!皆様のキレイに役立つ美容情報をお届けします♪

この記事の監修者

オオクボタカユキ
びよう研究所所長
薬剤師・博士(薬学)
メーカーにて医薬品の適正使用に関する業務に従事した後、総合病院にて臨床薬物治療に携わる。大学院博士課程にて多数の研究論文を執筆し博士号を取得。現在は人の幸福感を上げるための美容医療の研究を行っている。
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